2024年11月13日
【50歳にて迷いっぱなしですが…】20年目の大改革中です
私事で恐縮ですが、10月の頭に50歳になりました。
本当にあっという間ですね。中高校生の頃が昨日のように感じます。「四十にして惑わず」なんて言葉がありますが、悩みっぱなし。お恥ずかしい限りです。半世紀生きても、人はあまり変わらないのかもしれませんね。まぁ、僕の出来が悪すぎるからかもしれませんが。
振り返ってみれば、弁当屋の倅として生を受けて50年。経営に携わるよになって20年。本当に色々な事があったな、と。
特にコロナ渦以降は、急速に進む物価高と人手不足。これ、お弁当屋さんとしては、死活問題。経営環境が非常に厳しいです、本当に。
以前、blogにも書きましたが、今までの方法、戦略を取り続けていたら、恐らく行き詰ってしまうのは必定と考え、弊社・うお時、現在大改革中です。
改善すべきと考えたポイントは下記2点。
①脱デリバリー:毎日違うルートではなく、ルート配送の比重を増やす
②ESの向上:1日に製造する商品の種類を減らし、作業工数を改善する
つまり、お届け先(お客様)と商品をある程度絞り込む、という改革を実施中です。
言い古された表現で言うと、ドラッカー、あるいはアイアコッカの「集中と選択」。
で、具体的に何をしているかと言うと・・・・
これも2点。
①「お弁当屋さん=お弁当の数量を作る事には長けている。」という長所を生かしつつ、毎日、ある程度の数量が必要なお届け先を見つけ、そこに必要な商品をご用意し、そのお届け先の数を増やしていく。判りやすく書くと、トヨタやメルセデスのように、大衆車から高級車までフルラインナップするのではなく、スバルや軽自動車メーカーのようにお客様の層、価格帯を絞り、それをターゲットにした商品を用意する、という手法。
②今までの弊社顧客層は、企業の会議・セミナー、あるいはエンタメ系の製作や現場スタッフからのご注文が多く、お客様側からすれば必要に迫られて…ですが、僕らからすれば、いつ、どのタイミングでお客様から、どれくらいのご注文が入るか分からない、言うなれば不安だらけの待ちの営業。しかもコロナ渦以降、お弁当単価が上がったことで、細かい注文が増え、製造、配送ともに工数が以前よりもかかってしまっている現状。こういったお客様層の比重を減らし、「毎日、ある程度の数量を確実にご注文してくれるお客様層」を増やしていきたい。そのためには、その層を発掘する必要がある。つまり弊社にとってのブルーオーシャンの獲得。
そこから導き出された答えが…
『私立学校の児童&生徒向け、ランチ弁当サービス』です。僕らの子供の頃とは違い、保護者の方が本当に忙しくてお子さんたちのお弁当、とても苦労されていると、以前からお話を伺っていました。また、偶然にも2023秋、以前から先生向けのお弁当をご提供している横浜雙葉小学校さまから、児童向けのランチ用お弁当をなんとか用意して頂けないか?とご相談を受け、今年の5月からこのサービスをスタート。
特徴としては、給食ではなく、あくまでもランチサービスである点。
つまり、毎日のご注文ではなく、保護者様がお弁当をご用意できない時のサポートという位置づけです。なので、管理栄養士が考えるようなメニューではなく、保護者様が毎日作られるようなお弁当をプロである我々が考えてご提供する、をコンセプトにしています。
なので、メニューも月替わりで、月~金曜日まで固定でご用意しています。
こんな感じです。
ただ、折角、児童・生徒の皆さんにお弁当をご提供できるのだから…弊社としては、食育というと大袈裟かもしれないけれど、なにか「食」に関心を持って頂けるようなお弁当にしたい。というわけで、毎月、コンセプトを決めて、そのコンセプトにあったお弁当を企画し、ご提案しています。
毎月のコンセプトに関しては、こちらのブログをご覧頂ければ幸いです。
https://happylunchtime.hama1.jp/
(リンク先は精華小学校の保護者様向けページとなっています)
こんな感じで、前述しましたが5月からスタートした本サービス、11月13日段階で5校に導入して頂き、検討して頂いてる学校も数校。恐らく来年の4月に向けて、導入数は順調に増えていくと思われます。より多くの児童・生徒さんに。美味しくて楽しいランチタイムをご提供できるように、色々なアイディア、改善を進めていかなきゃ、と思っています。スタッフ総出で取組中です。
本当にあっという間ですね。中高校生の頃が昨日のように感じます。「四十にして惑わず」なんて言葉がありますが、悩みっぱなし。お恥ずかしい限りです。半世紀生きても、人はあまり変わらないのかもしれませんね。まぁ、僕の出来が悪すぎるからかもしれませんが。
振り返ってみれば、弁当屋の倅として生を受けて50年。経営に携わるよになって20年。本当に色々な事があったな、と。
特にコロナ渦以降は、急速に進む物価高と人手不足。これ、お弁当屋さんとしては、死活問題。経営環境が非常に厳しいです、本当に。
以前、blogにも書きましたが、今までの方法、戦略を取り続けていたら、恐らく行き詰ってしまうのは必定と考え、弊社・うお時、現在大改革中です。
改善すべきと考えたポイントは下記2点。
①脱デリバリー:毎日違うルートではなく、ルート配送の比重を増やす
②ESの向上:1日に製造する商品の種類を減らし、作業工数を改善する
つまり、お届け先(お客様)と商品をある程度絞り込む、という改革を実施中です。
言い古された表現で言うと、ドラッカー、あるいはアイアコッカの「集中と選択」。
で、具体的に何をしているかと言うと・・・・
これも2点。
①「お弁当屋さん=お弁当の数量を作る事には長けている。」という長所を生かしつつ、毎日、ある程度の数量が必要なお届け先を見つけ、そこに必要な商品をご用意し、そのお届け先の数を増やしていく。判りやすく書くと、トヨタやメルセデスのように、大衆車から高級車までフルラインナップするのではなく、スバルや軽自動車メーカーのようにお客様の層、価格帯を絞り、それをターゲットにした商品を用意する、という手法。
②今までの弊社顧客層は、企業の会議・セミナー、あるいはエンタメ系の製作や現場スタッフからのご注文が多く、お客様側からすれば必要に迫られて…ですが、僕らからすれば、いつ、どのタイミングでお客様から、どれくらいのご注文が入るか分からない、言うなれば不安だらけの待ちの営業。しかもコロナ渦以降、お弁当単価が上がったことで、細かい注文が増え、製造、配送ともに工数が以前よりもかかってしまっている現状。こういったお客様層の比重を減らし、「毎日、ある程度の数量を確実にご注文してくれるお客様層」を増やしていきたい。そのためには、その層を発掘する必要がある。つまり弊社にとってのブルーオーシャンの獲得。
そこから導き出された答えが…
『私立学校の児童&生徒向け、ランチ弁当サービス』です。僕らの子供の頃とは違い、保護者の方が本当に忙しくてお子さんたちのお弁当、とても苦労されていると、以前からお話を伺っていました。また、偶然にも2023秋、以前から先生向けのお弁当をご提供している横浜雙葉小学校さまから、児童向けのランチ用お弁当をなんとか用意して頂けないか?とご相談を受け、今年の5月からこのサービスをスタート。
特徴としては、給食ではなく、あくまでもランチサービスである点。
つまり、毎日のご注文ではなく、保護者様がお弁当をご用意できない時のサポートという位置づけです。なので、管理栄養士が考えるようなメニューではなく、保護者様が毎日作られるようなお弁当をプロである我々が考えてご提供する、をコンセプトにしています。
なので、メニューも月替わりで、月~金曜日まで固定でご用意しています。
こんな感じです。
ただ、折角、児童・生徒の皆さんにお弁当をご提供できるのだから…弊社としては、食育というと大袈裟かもしれないけれど、なにか「食」に関心を持って頂けるようなお弁当にしたい。というわけで、毎月、コンセプトを決めて、そのコンセプトにあったお弁当を企画し、ご提案しています。
毎月のコンセプトに関しては、こちらのブログをご覧頂ければ幸いです。
https://happylunchtime.hama1.jp/
(リンク先は精華小学校の保護者様向けページとなっています)
こんな感じで、前述しましたが5月からスタートした本サービス、11月13日段階で5校に導入して頂き、検討して頂いてる学校も数校。恐らく来年の4月に向けて、導入数は順調に増えていくと思われます。より多くの児童・生徒さんに。美味しくて楽しいランチタイムをご提供できるように、色々なアイディア、改善を進めていかなきゃ、と思っています。スタッフ総出で取組中です。
2024年07月07日
【the time is change】変革の時かも…
まだ梅雨開けしていないのに…真夏のような暑さの日が続いていますね。
皆様、お身体は如何でしょうか?くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
そんな暑い中、極寒のニュースを見つけてしまいました。
【速報】飲食店の倒産「リーマン以降最多」焼肉店は2.5倍「肉、光熱費、人件費」高騰のトリプルパンチ
記事にも書いてありますが、飲食に携わる身としては、非常に経営環境が厳しく、不安な状況が続いています。コロナ渦を乗り越え、ゼロゼロ融資の返済、あるいはリスケの手続きをしていたら、今度は海外の戦争・紛争による仕入れ価格の高騰。そして、価格改定をして物価高を乗り越えたら、今度は人件費の上昇…。給与水準を上げて求人広告を出しても、全然、母集団が出来ない。
まさに「人、モノ、カネ」の三重苦。
それしゃ、経営者の心が折れるのも無理はないと思います。過去に色々な経験(あんまり良い方ではない経験)を沢山して来た、と自認している僕でさえ…です。でも心が折れてしまうと、待っていうのは、運が良くて自主廃業、悪くて破産。本当にお先真っ暗な状況。正直、しんどく無い訳がありません。
でも、ふと冷静に考えると…今のやり方をしているからお先真っ暗なんじゃないか、と。
つまり、今までのやり方だから、この「三重苦」に苦しめられているんじゃないのか、と。
判りやすく書くと
通常、売上=単価×個数、
弊社の場合だと、1件当たりのお届け個数(単価)×ご注文件数(個数)
それを拡大していくには…
①お弁当の売上を伸ばす→生産数量を増産する必要がある
②お弁当の注文件数を増やす→エリアを拡大する必要がある
③ただ、絶対的な問題として、「お昼までのお届け」に集中してしまい、仮に①②への対応が出来ても、キッチンスタッフの負担が減らない
つまり、人財不足で倒産が叫ばれている飲食業者としては、この状況を劇的に変えていく事は不可能に近い。また、今の状況が続くようであれば一部スタッフへの負担が過度に増え、離職者が出てくることも想像がつく。結果、より人財不足という負のスパイラルに陥る公算が高くなる。
これ、正直、恐怖でしかありません。経営者としては。
なので、考え方を変えることにしてみました。
至極単純に、売り上げではなく、利益だけを考えよう、と。
経営は結局のところ利益を生み出すことが全て。極端な話、売り上げが下がっても、利益が増えれば良い。そう考えると、今いるスタッフで、より効率良く、そしてより高価値で利潤が生まれる商品をご提供すれば良い。
そこで辿り着いたのが…
①商品アイテムの見直し(各ブランドごとの受注数の見直し)
②複数デリバリーサイトとの交渉を経て、自社配送への切り替え
つまり、売れる価格帯の商品に製造をより集中させ、自社配送化でキッチンスケジュールを管理し、より作りやすく、ゆとりを持たせた生産体制に移行しつつあります。経営用語でいうと、集中と選択、職場の環境整理。
でも、それでも、一部スタッフの負担が減ってない状況。
その理由は、ロケ弁屋さん、デリバリー屋さんの根本的課題、つまり、毎日違う、お客様、場所にお弁当をお届けするという点。なので一見すると、オペレーションが同じように見えても、実は毎日の段取りが日々違う、という事に起因しているわけです。
製造個数も、配送時間もすべてが毎日異なる訳ですから。
それを改善するには、毎日、あるいは定期的に御注文をくださるお客様を獲得し、所謂、ベース売上を確保しなければ、という考えに至りました。TV局や制作会社、芸能関係から、セミナーや会議を定期的に行う企業様へ、メインターゲットを変えていかなきゃ、と。
そう、お弁当を必要とするお客様、その中でも「特に」を絞って、ご契約、そして定期的にお弁当をお届けする。そうすれば、製造する商品群はより限定的になり、数字も予測できることから、日々の注文数をコントロールできるようになる。
つまり、真の意味で、「受け身営業」から「攻めの営業」への変革期に弊社、なってきた気がします。
実際に動いてみたら…某企業様との年間契約や、全く想定外の顧客層を発見したり・・・と。自分でも驚いています。
今、出来ること、やれることは限られているかもしれない。
でも、見方を変えて、やり方を変えたら、ひょっとしたら、違うカタチに変化、成長するかもしれない。
変える事は経営者にとっては、とても怖い事。でも、その怖さを克服しなきゃ、「三重苦」は乗り越えられないのかも。
また、スタッフにとっても、僕が「こんな風に変えて、営業して、こう変えていきたいんだ」と話すことで、期待を持ってもらえるかもしれない。少なくとも、不安をすこしでも払拭出来たら、と。
厳しい時代だからこそ、うお時、変化し続けます。スタッフの為、自分の為。そして存続し続けるために。存続し続けることがお客様への最大の感謝とサービスだと思っているので。
引き続き、皆様のご愛顧、ご助言よろしくお願い致します。
告知:弊社、現在、人財募集中です。ご興味ある方は、是非ご覧ください!
マイナビ:うお時ページ
https://baito.mynavi.jp/cl-002838706230/?utm_source=bing&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa_new&msclkid=638cac915cec19c5eba8ca1b7fd7179f
追記:全く想像もしていなかった新しい顧客層へのアプローチ、すでに始まっています。ご期待ください。ヒントは上記、求人広告に掲載されてますが…
皆様、お身体は如何でしょうか?くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
そんな暑い中、極寒のニュースを見つけてしまいました。
【速報】飲食店の倒産「リーマン以降最多」焼肉店は2.5倍「肉、光熱費、人件費」高騰のトリプルパンチ
記事にも書いてありますが、飲食に携わる身としては、非常に経営環境が厳しく、不安な状況が続いています。コロナ渦を乗り越え、ゼロゼロ融資の返済、あるいはリスケの手続きをしていたら、今度は海外の戦争・紛争による仕入れ価格の高騰。そして、価格改定をして物価高を乗り越えたら、今度は人件費の上昇…。給与水準を上げて求人広告を出しても、全然、母集団が出来ない。
まさに「人、モノ、カネ」の三重苦。
それしゃ、経営者の心が折れるのも無理はないと思います。過去に色々な経験(あんまり良い方ではない経験)を沢山して来た、と自認している僕でさえ…です。でも心が折れてしまうと、待っていうのは、運が良くて自主廃業、悪くて破産。本当にお先真っ暗な状況。正直、しんどく無い訳がありません。
でも、ふと冷静に考えると…今のやり方をしているからお先真っ暗なんじゃないか、と。
つまり、今までのやり方だから、この「三重苦」に苦しめられているんじゃないのか、と。
判りやすく書くと
通常、売上=単価×個数、
弊社の場合だと、1件当たりのお届け個数(単価)×ご注文件数(個数)
それを拡大していくには…
①お弁当の売上を伸ばす→生産数量を増産する必要がある
②お弁当の注文件数を増やす→エリアを拡大する必要がある
③ただ、絶対的な問題として、「お昼までのお届け」に集中してしまい、仮に①②への対応が出来ても、キッチンスタッフの負担が減らない
つまり、人財不足で倒産が叫ばれている飲食業者としては、この状況を劇的に変えていく事は不可能に近い。また、今の状況が続くようであれば一部スタッフへの負担が過度に増え、離職者が出てくることも想像がつく。結果、より人財不足という負のスパイラルに陥る公算が高くなる。
これ、正直、恐怖でしかありません。経営者としては。
なので、考え方を変えることにしてみました。
至極単純に、売り上げではなく、利益だけを考えよう、と。
経営は結局のところ利益を生み出すことが全て。極端な話、売り上げが下がっても、利益が増えれば良い。そう考えると、今いるスタッフで、より効率良く、そしてより高価値で利潤が生まれる商品をご提供すれば良い。
そこで辿り着いたのが…
①商品アイテムの見直し(各ブランドごとの受注数の見直し)
②複数デリバリーサイトとの交渉を経て、自社配送への切り替え
つまり、売れる価格帯の商品に製造をより集中させ、自社配送化でキッチンスケジュールを管理し、より作りやすく、ゆとりを持たせた生産体制に移行しつつあります。経営用語でいうと、集中と選択、職場の環境整理。
でも、それでも、一部スタッフの負担が減ってない状況。
その理由は、ロケ弁屋さん、デリバリー屋さんの根本的課題、つまり、毎日違う、お客様、場所にお弁当をお届けするという点。なので一見すると、オペレーションが同じように見えても、実は毎日の段取りが日々違う、という事に起因しているわけです。
製造個数も、配送時間もすべてが毎日異なる訳ですから。
それを改善するには、毎日、あるいは定期的に御注文をくださるお客様を獲得し、所謂、ベース売上を確保しなければ、という考えに至りました。TV局や制作会社、芸能関係から、セミナーや会議を定期的に行う企業様へ、メインターゲットを変えていかなきゃ、と。
そう、お弁当を必要とするお客様、その中でも「特に」を絞って、ご契約、そして定期的にお弁当をお届けする。そうすれば、製造する商品群はより限定的になり、数字も予測できることから、日々の注文数をコントロールできるようになる。
つまり、真の意味で、「受け身営業」から「攻めの営業」への変革期に弊社、なってきた気がします。
実際に動いてみたら…某企業様との年間契約や、全く想定外の顧客層を発見したり・・・と。自分でも驚いています。
今、出来ること、やれることは限られているかもしれない。
でも、見方を変えて、やり方を変えたら、ひょっとしたら、違うカタチに変化、成長するかもしれない。
変える事は経営者にとっては、とても怖い事。でも、その怖さを克服しなきゃ、「三重苦」は乗り越えられないのかも。
また、スタッフにとっても、僕が「こんな風に変えて、営業して、こう変えていきたいんだ」と話すことで、期待を持ってもらえるかもしれない。少なくとも、不安をすこしでも払拭出来たら、と。
厳しい時代だからこそ、うお時、変化し続けます。スタッフの為、自分の為。そして存続し続けるために。存続し続けることがお客様への最大の感謝とサービスだと思っているので。
引き続き、皆様のご愛顧、ご助言よろしくお願い致します。
告知:弊社、現在、人財募集中です。ご興味ある方は、是非ご覧ください!
マイナビ:うお時ページ
https://baito.mynavi.jp/cl-002838706230/?utm_source=bing&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa_new&msclkid=638cac915cec19c5eba8ca1b7fd7179f
追記:全く想像もしていなかった新しい顧客層へのアプローチ、すでに始まっています。ご期待ください。ヒントは上記、求人広告に掲載されてますが…
2023年09月03日
【ブランドイメージの本質とは?】シウマイ弁当の値上げで思う事
数日前、崎陽軒さんのニュースをメディアで知りました。昨年に続き、10月1日から更に値上げとの事。
詳細はこちらを。
崎陽軒、シウマイ弁当50円上げ950円 122品目値上げ(8/31 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313H20R30C23A8000000/
全く規模感は違いますが、思うところがあるので、纏めてみようと思います。
まず値上げに関して。
値上げ自体は同業者として仕方がないのかな?と思っています。確かに仕入れ価格の高騰、人件費の上昇という経済環境から考えたら致し方ないのかな、と。むしろ、価格転嫁をして売り上げが確保できない方が問題だと思います。恐らく、そういう会社や商品って、他との差別化が出来ていなかったから、つまり価格ありきで今まで商売をしていて、ウチの売りはコレという価値、イメージを提供出来ていなかったからなのかな?と。
あくまでも私感ですが、コロナ渦を経験して、「食」に関して、大分お客様の意識が変わったな、と思っています。
大きく分けると下記2点。
①会食・外食の機会が減少したことで、「食」に対してお客様の期待度が増している事。その期待の反動というのか、以前よりもお客様ご自身が情報収集をしっかり行い、TPOに応じたお店・商品選びをされている。
②コロナ渦以前のコスパという言葉に代表されるような価値ではなく、オケージョン、商品力、サービスまでを含めた価値に対する価格感度にご満足感の基準が変わってきている
つまり、お客様がお店、商品選びにコダワリを持たれるようになったという事だと思うんですよね。
そのこだわりのアンテナにひっかかるようなお店・商品づくり、情報提供、サービスをご用意することが、今の厳しい経済状況の中で生き残っていく方法なんじゃないか、と。 でも、よくよく考えると、これら一連のお店・商品づくり・情報提供・サービスに一過性がなければ、その価値は伝わりづらい。つまり、「うちはこういうお店なんです」「うちの商品はこれが命なんです」というブランドイメージがしっかり出来ていないと、これら一連の方法論が出来ていても、お客様のアンテナ・心には響かないんじゃないか?と。
つまり、提供側(お店側)が、自分達の売りをしっかりと理解できているか?
実は、そこがポイントなんじゃないか?と。
それを踏まえて、シウマイ弁当のお話。
お客様、それぞれが思うシウマイ弁当のイメージって何なのか?
僕は、「安くて美味しい」、だと思っています。このブランドイメージがあり、それを体現する商品があったから、シウマイ弁当は多くの方に支持されてきたのだと思っています。これは本当に凄い事だと思います。しかも変わらないようで、日々改善を繰り返し、そのブランドイメージを守ってきている。規模は全然違えども、この凄さ、同業者として本当に頭が下がる思いです。こういった努力がある限り、価格転嫁をしてもシウマイ弁当は売れ続けると思います、恐らく。
でも、このままシウマイ弁当の価格が上がっていってしまうと、僕が思うシウマイ弁当のブランドイメージは間違いなく変わってしまうと思います。だって、高くて美味しい、になってしまうから。つまり、時節に合わせすぎて、本来のブランド価値を損なってしまうのでは、と危惧しているわけです。
変わらないように努力をし続けることも改善。でも、ひとつの形に、成功事例にこだわり続けて本来のブランド価値を失っては元も子もない。
シウマイ弁当を変わらない美味しさで売り続けるのならば、もう1つの「安くて美味しい」を具現化しなければ、シウマイ弁当の持つ本質的なブランドイメージを守れないのでは、と感じる次第です。企業努力、つまり新商品開発や、改善ポイントの情報発信等をしっかり行い、その上で価格転嫁しかない事をお伝えしないと、ブランドイメージは守れないのでは、と。
偉そうにすいません。
でも、実は、これ、弊社にも同じことが言えるんです。この外的要因が非常に厳しい経営環境の中で、どうやってお客様にご満足いただき、利益を確保するか?本当に日々考え、行動し続けています。
経営者として、企業を変化させることは恐怖。でも、その変化が成長になれば、あの時の選択は良かったんだと後から振り返った時に思うはず。この変化を改善、成長を結果と置き換えても良いと思います。そのタイミングが今、来ている、そう実感しています。
では、何から手を付けて変化させていくのか?
それを考えるうえで必要だな、と思う事は…変えて良い事といけない事。
変えてはいけない事、つまり自社のウリ=ブランドイメージ。ブランドイメージ=自社のこだわり。
このこだわりこそが基本なんじゃないかな?と。
このこだわりを、今の時代、お客様に合わせることが変化なんじゃないか、と。
正直、その思考で日々取り組んでいますが…毎日が怖くって仕方がありません。でも、それをしなければ、確実に弊社の魅力は半減し、お客様の支持を得られなくなるのは明白なので…やるしかないです。
全てはお客様に美味しい、ご満足していただく為に…
うお時のこだわりを磨き続けるしかない。
そして、それをお客様、スタッフに判る形で提案・提供し続けるしかない。
清高、まだまだです。
5月にローンチした「きんのとき」からのスピンオフ商品で、うお時チャンネルで販売スタートした【横浜蔦金商店】鮭の塩焼き海苔弁。
うお時のモットー「手軽に、手作りで美味しいを召し上がって頂きたい」をカタチにしたお弁当です。「うお時」らしく、「きんのとき」よりもリーズナブルな価格設定になっています。是非、MTG等でご活用頂ければ幸いです。
詳細はこちらを。
崎陽軒、シウマイ弁当50円上げ950円 122品目値上げ(8/31 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313H20R30C23A8000000/
全く規模感は違いますが、思うところがあるので、纏めてみようと思います。
まず値上げに関して。
値上げ自体は同業者として仕方がないのかな?と思っています。確かに仕入れ価格の高騰、人件費の上昇という経済環境から考えたら致し方ないのかな、と。むしろ、価格転嫁をして売り上げが確保できない方が問題だと思います。恐らく、そういう会社や商品って、他との差別化が出来ていなかったから、つまり価格ありきで今まで商売をしていて、ウチの売りはコレという価値、イメージを提供出来ていなかったからなのかな?と。
あくまでも私感ですが、コロナ渦を経験して、「食」に関して、大分お客様の意識が変わったな、と思っています。
大きく分けると下記2点。
①会食・外食の機会が減少したことで、「食」に対してお客様の期待度が増している事。その期待の反動というのか、以前よりもお客様ご自身が情報収集をしっかり行い、TPOに応じたお店・商品選びをされている。
②コロナ渦以前のコスパという言葉に代表されるような価値ではなく、オケージョン、商品力、サービスまでを含めた価値に対する価格感度にご満足感の基準が変わってきている
つまり、お客様がお店、商品選びにコダワリを持たれるようになったという事だと思うんですよね。
そのこだわりのアンテナにひっかかるようなお店・商品づくり、情報提供、サービスをご用意することが、今の厳しい経済状況の中で生き残っていく方法なんじゃないか、と。 でも、よくよく考えると、これら一連のお店・商品づくり・情報提供・サービスに一過性がなければ、その価値は伝わりづらい。つまり、「うちはこういうお店なんです」「うちの商品はこれが命なんです」というブランドイメージがしっかり出来ていないと、これら一連の方法論が出来ていても、お客様のアンテナ・心には響かないんじゃないか?と。
つまり、提供側(お店側)が、自分達の売りをしっかりと理解できているか?
実は、そこがポイントなんじゃないか?と。
それを踏まえて、シウマイ弁当のお話。
お客様、それぞれが思うシウマイ弁当のイメージって何なのか?
僕は、「安くて美味しい」、だと思っています。このブランドイメージがあり、それを体現する商品があったから、シウマイ弁当は多くの方に支持されてきたのだと思っています。これは本当に凄い事だと思います。しかも変わらないようで、日々改善を繰り返し、そのブランドイメージを守ってきている。規模は全然違えども、この凄さ、同業者として本当に頭が下がる思いです。こういった努力がある限り、価格転嫁をしてもシウマイ弁当は売れ続けると思います、恐らく。
でも、このままシウマイ弁当の価格が上がっていってしまうと、僕が思うシウマイ弁当のブランドイメージは間違いなく変わってしまうと思います。だって、高くて美味しい、になってしまうから。つまり、時節に合わせすぎて、本来のブランド価値を損なってしまうのでは、と危惧しているわけです。
変わらないように努力をし続けることも改善。でも、ひとつの形に、成功事例にこだわり続けて本来のブランド価値を失っては元も子もない。
シウマイ弁当を変わらない美味しさで売り続けるのならば、もう1つの「安くて美味しい」を具現化しなければ、シウマイ弁当の持つ本質的なブランドイメージを守れないのでは、と感じる次第です。企業努力、つまり新商品開発や、改善ポイントの情報発信等をしっかり行い、その上で価格転嫁しかない事をお伝えしないと、ブランドイメージは守れないのでは、と。
偉そうにすいません。
でも、実は、これ、弊社にも同じことが言えるんです。この外的要因が非常に厳しい経営環境の中で、どうやってお客様にご満足いただき、利益を確保するか?本当に日々考え、行動し続けています。
経営者として、企業を変化させることは恐怖。でも、その変化が成長になれば、あの時の選択は良かったんだと後から振り返った時に思うはず。この変化を改善、成長を結果と置き換えても良いと思います。そのタイミングが今、来ている、そう実感しています。
では、何から手を付けて変化させていくのか?
それを考えるうえで必要だな、と思う事は…変えて良い事といけない事。
変えてはいけない事、つまり自社のウリ=ブランドイメージ。ブランドイメージ=自社のこだわり。
このこだわりこそが基本なんじゃないかな?と。
このこだわりを、今の時代、お客様に合わせることが変化なんじゃないか、と。
正直、その思考で日々取り組んでいますが…毎日が怖くって仕方がありません。でも、それをしなければ、確実に弊社の魅力は半減し、お客様の支持を得られなくなるのは明白なので…やるしかないです。
全てはお客様に美味しい、ご満足していただく為に…
うお時のこだわりを磨き続けるしかない。
そして、それをお客様、スタッフに判る形で提案・提供し続けるしかない。
清高、まだまだです。
5月にローンチした「きんのとき」からのスピンオフ商品で、うお時チャンネルで販売スタートした【横浜蔦金商店】鮭の塩焼き海苔弁。
うお時のモットー「手軽に、手作りで美味しいを召し上がって頂きたい」をカタチにしたお弁当です。「うお時」らしく、「きんのとき」よりもリーズナブルな価格設定になっています。是非、MTG等でご活用頂ければ幸いです。
2023年08月21日
【8月は繁忙期】数年ぶりの現場復帰です
8月は、弊社にとっては繁忙期。飲食店さんと繁忙期が違うんですよね。
コロナ渦以前、弊社は芸能・放送関係のお客様が、その売り上げを占めていました。コンサートやイベント、TVやCMの収録(ロケ)など。ご推察のように、この業界のお客様はコロナ渦で縮小を余儀なくされました。コンサートやイベントはともかく、TVやCM収録が減ったというと驚かれるかもしれませんね。普通にOAされていたので。でも明らかに売上が減ったのです。
では、収録関係が減った理由としては・・・・
①明らかにスタジオ収録が増え、ロケが減った。
②密を避ける意味合いからか、撮影隊の人員が減った。
この2点が考えられますが、明らかにコロナ渦以前に比べて、ご注文件数・数量が減り、弊社にとっては厳しい状況となっていました。
つまりお得意さんが元気がなくなった余波で、弊社も厳しくなった。そういうイメージです。
でも厳しいとばかり言っても仕方がないので、この間、弊社は既存のお客様ではない業界・方々にへの販路拡大を進めてきました。
具体的には・・・・
①一般企業、つまりホワイトカラーの皆様のセミナー、会議用のお弁当
②MR(製薬企業様)のドクター訪問用のお弁当
一言でいえば、狭く深くだった販売チャンネルを、広く薄くに作り直すイメージです。
この販路拡大のために行ったのが、多ブランドチャンネル化です。
横濱うお時のクオリティを保ちつつ、違うイメージのご商品を提供することで、新規お客様の獲得、他のブランドへの再注文によるリピートユーザー層の拡大。また、各ブランドをしっかり作りこむ事で、特にMRマーケットのお客様への訴求を行える、そう考えたためです。
2年をかけて、洋食喫茶イセザキ・濱乃や・きんのとき、という3つのブランドをローンチ、販売スタートすることになりました。
デリバリーサイトへの掲載もあり、2021年期から徐々にホワイトカラーのお客様が増え始め、22年期には年間契約で企業様のお弁当を定期的に受注するようになり、順調に売上回復してきました。
そして2023年。コロナ渦が5類に移行し・・・・人流が戻ってきました。
弊社の元々コアなお客様のご注文が戻ってきました。
しかも、面白い変化が起きます。
①多ブランド化による、短期間でのリピートご注文の増加
うお時→洋食喫茶イセザキの流れが増え、お客様の中で繰り返しご注文を頂ける方が増えてきている
②4ブランドになった為に、連日開催のセミナーのお客様が弊社に1元注文を頂けるようになった。
違うお弁当屋さんを頼まなくても、毎日違うイメージの商品を弊社は提供出来る為
③金土日に集中しがちだったご注文が、平日に均等にご予約が入るようになってきた。
④濱乃や、きんのとき、の売上が徐々に上がってきて、全体として単価UPに繋がってきている
⑤物価高騰、人財不足が原因なのか、芸能・放送関連のお客様のお弁当単価もコロナ渦以前に比べて10~15%上昇
なんだかいい事ばかりのようですが、好事、魔多し。
こういう時には、想像していないようなことが起きたりします。
色々起きていますが、僕的に一番のピンチは・・・・キッチンのエーススタッフの緊急入院。しかもお盆休み前。
幸い経過は順調のようですが、1か月はお休みになりそうで・・・・
というわけで、週1日ですがキッチン復帰しました。数年ぶりに。
僕がキッチンで調理するのを見たことがないスタッフも多くて。w
正直、ちゃんと出来るか心配でしたが、身体って覚えているものですね。意外と…。しかもメニューやスタッフも変わっているので、現場に入ることで見えるもの・判ることが多い。現場百篇と言いますが、まさにそうだと感じています。僕が考えてなかったような工夫をスタッフみんながしているのを多々見つけています。いや、本当にありがたいです。
早くエース君が復帰してくれることを祈りつつ、久々のキッチンを楽しみながら、色々と学び直そうと思っています。無論、デリバリーに出て、お客様とお話をすることも継続しながら。熱い夏になりそうです。皆様、熱中症にきをつけて頑張りましょう!
追記:最近お届けに伺ったお客様です。
コロナ渦以前、弊社は芸能・放送関係のお客様が、その売り上げを占めていました。コンサートやイベント、TVやCMの収録(ロケ)など。ご推察のように、この業界のお客様はコロナ渦で縮小を余儀なくされました。コンサートやイベントはともかく、TVやCM収録が減ったというと驚かれるかもしれませんね。普通にOAされていたので。でも明らかに売上が減ったのです。
では、収録関係が減った理由としては・・・・
①明らかにスタジオ収録が増え、ロケが減った。
②密を避ける意味合いからか、撮影隊の人員が減った。
この2点が考えられますが、明らかにコロナ渦以前に比べて、ご注文件数・数量が減り、弊社にとっては厳しい状況となっていました。
つまりお得意さんが元気がなくなった余波で、弊社も厳しくなった。そういうイメージです。
でも厳しいとばかり言っても仕方がないので、この間、弊社は既存のお客様ではない業界・方々にへの販路拡大を進めてきました。
具体的には・・・・
①一般企業、つまりホワイトカラーの皆様のセミナー、会議用のお弁当
②MR(製薬企業様)のドクター訪問用のお弁当
一言でいえば、狭く深くだった販売チャンネルを、広く薄くに作り直すイメージです。
この販路拡大のために行ったのが、多ブランドチャンネル化です。
横濱うお時のクオリティを保ちつつ、違うイメージのご商品を提供することで、新規お客様の獲得、他のブランドへの再注文によるリピートユーザー層の拡大。また、各ブランドをしっかり作りこむ事で、特にMRマーケットのお客様への訴求を行える、そう考えたためです。
2年をかけて、洋食喫茶イセザキ・濱乃や・きんのとき、という3つのブランドをローンチ、販売スタートすることになりました。
デリバリーサイトへの掲載もあり、2021年期から徐々にホワイトカラーのお客様が増え始め、22年期には年間契約で企業様のお弁当を定期的に受注するようになり、順調に売上回復してきました。
そして2023年。コロナ渦が5類に移行し・・・・人流が戻ってきました。
弊社の元々コアなお客様のご注文が戻ってきました。
しかも、面白い変化が起きます。
①多ブランド化による、短期間でのリピートご注文の増加
うお時→洋食喫茶イセザキの流れが増え、お客様の中で繰り返しご注文を頂ける方が増えてきている
②4ブランドになった為に、連日開催のセミナーのお客様が弊社に1元注文を頂けるようになった。
違うお弁当屋さんを頼まなくても、毎日違うイメージの商品を弊社は提供出来る為
③金土日に集中しがちだったご注文が、平日に均等にご予約が入るようになってきた。
④濱乃や、きんのとき、の売上が徐々に上がってきて、全体として単価UPに繋がってきている
⑤物価高騰、人財不足が原因なのか、芸能・放送関連のお客様のお弁当単価もコロナ渦以前に比べて10~15%上昇
なんだかいい事ばかりのようですが、好事、魔多し。
こういう時には、想像していないようなことが起きたりします。
色々起きていますが、僕的に一番のピンチは・・・・キッチンのエーススタッフの緊急入院。しかもお盆休み前。
幸い経過は順調のようですが、1か月はお休みになりそうで・・・・
というわけで、週1日ですがキッチン復帰しました。数年ぶりに。
僕がキッチンで調理するのを見たことがないスタッフも多くて。w
正直、ちゃんと出来るか心配でしたが、身体って覚えているものですね。意外と…。しかもメニューやスタッフも変わっているので、現場に入ることで見えるもの・判ることが多い。現場百篇と言いますが、まさにそうだと感じています。僕が考えてなかったような工夫をスタッフみんながしているのを多々見つけています。いや、本当にありがたいです。
早くエース君が復帰してくれることを祈りつつ、久々のキッチンを楽しみながら、色々と学び直そうと思っています。無論、デリバリーに出て、お客様とお話をすることも継続しながら。熱い夏になりそうです。皆様、熱中症にきをつけて頑張りましょう!
追記:最近お届けに伺ったお客様です。
2023年05月29日
【社長あるある】段々、数字が好きになって来ました…
5月29日
5月15日、ちょうど2週間前に新ブランド『きんのとき』をローンチしたわけですが、本当にあっという間で。各種メディアに取り上げて頂いたことで、自分でもびっくりするような現状になっています。改めて、『ブランドコンセプトと、そのストーリー』が本当に大事だな、と痛感しております。
この2週間の事は、こちらを
https://www.uotoki.com/e1603904.html
で、この驚きを、どうやったら客観的に見ることができるか?
辿り着いた答えが、やっぱり数字なんですよね。売上だけではなく、ホームページの反響、製造にかかった工数・時間、そういったものを説明しようとすると、どうしても主観が入ってしまう。その主観というのは、あくまで自分の感覚で事象を捉えて、考えて、発信するものだから、人によって、その差異が出てしまう。
でも、数字に置き換えると、かなり現実的、客観的に説明できる。
ただ、難しいのが、その数字が、何に比べて、どう違うのか?それがいいことなのか?悪いことなのか?という比較をしてあげないと、多くのスタッフは理解が出来ない。何故なら、スタッフみんなが数字を意識して、毎日仕事をしているわけではないですから。
弊社の場合だと、恐らく製造個数、売上くらいは日々意識していると思うけど、それが月単位、年単位なんて・・・。
というわけで、過去3年間の決算書と損益計算書を見直して、数値化、データ化してみました。
例えば・・・・
①自社に直接ご注文をくださるお客様の割合
②お客様の平均単価。(1個当たりの購買単価)
③ホームページビュー数から受注に至る割合
④物価上昇による仕入れ価格の高騰、それがいつ頃から顕著になってきたのか?
などなど、他にも色々ありますが、これらを数字に落とし込んでみました。
この作業、スタッフに現状把握をしてもらうために作ったのですが・・・・
細かい数字を纏めてみるだけで、全体像が見えてくる。
むしろ自分の頭の中がとてもクリアーになっていく。
そのクリアーになった状態で、「では、どう解決していくか?」、あるいは「伸ばしていくか?」の方法論を考えれば良いわけで、感覚だよりの判断より、より明確に、且つ、スピーディーに経営判断が出来るようになる。やっぱり「数字は嘘つかない」と同時に「数字管理が会社経営の基本」というのを改めて痛感している次第です。
でも、この基本の大切さを学んだのは、やっぱり、過去の失敗からです。
確かにサラリーマン時代から数字やデータの重要性は理解していた。(と思います)。でも、年商が小さく、自分も現場に入らなければならないようになると、本当に今日、明日の事しか考えられなくなる。そうなると、数字を段々意識していかなくなる。結果、勘だよりの経営になり、気がつくと大きな落とし穴にはまり…最悪、本当に改善点を見出すことが出来ず、結果、より大きな損害を生むことになる。下手したら破産や廃業だったかも。
無論、数字管理だけでは会社経営できません。数字はあくまでも実績の積み重ね、なのですから。
この数字を活かすも、殺すも、恐らく大切なのが経営者の「勘」。
でも、この「勘」は感覚ではなくて、例えば、「物価上昇はいつまで続くのだろう?」、「今、流行っているものって何だろう?」、「同業者の動向はどうだろう?」といった、情報を仕入れて、自分なりに導き出した、ある種の「思考」あるいは「方向性」。
経理や財務が苦手でした。本当に。でも、本当に現場だけで感じる勘、フィーリングだけの勘というべきか、そんな経営をした結果、気がつけば大変なことになっていました。そんな轍を踏まないように、問題点の抽出、スタッフへの共有、この2点を客観的に伝えるために、自分なりに数字を分析するようになったら…意外と数字を見るのが好きになってきた気がします。無論、胃が痛くなるような数字を見なきゃいけない時はありますが。
基本に忠実に。常に感覚ではなく数字を。そして、日々、情報を集め、「勘」を研ぎ澄ませていく事。
これが経営者の仕事の基本なんじゃないか、と思う今日、この頃です。
大分、高いお金を勉強代に費やしてしまいましたが。
今でも、経営や財務は苦手です。w
清高、まだまだです。
写真は、3月下旬に鉢を植え替えた我が家のガジュマル君。
色々調べて、根詰まりが原因と判明して、鉢を大きいのに移し替えたら、あっという間に元気になりました。
問題点に気づき、対応策を考え、実行する。「おそらく」とか「多分」って感じてることの中に、本当は問題点があるんじゃないか。
だからこそ、そういう事こそ、より確実に数値化していく必要があると思います、経営者って。
弊社もこのガジュマルみたいに、一気に成果が出ると良いのですが・・・・
(ガジュマルの移し替えはこちらから)
今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。ありがとうございます。
5月15日、ちょうど2週間前に新ブランド『きんのとき』をローンチしたわけですが、本当にあっという間で。各種メディアに取り上げて頂いたことで、自分でもびっくりするような現状になっています。改めて、『ブランドコンセプトと、そのストーリー』が本当に大事だな、と痛感しております。
この2週間の事は、こちらを
https://www.uotoki.com/e1603904.html
で、この驚きを、どうやったら客観的に見ることができるか?
辿り着いた答えが、やっぱり数字なんですよね。売上だけではなく、ホームページの反響、製造にかかった工数・時間、そういったものを説明しようとすると、どうしても主観が入ってしまう。その主観というのは、あくまで自分の感覚で事象を捉えて、考えて、発信するものだから、人によって、その差異が出てしまう。
でも、数字に置き換えると、かなり現実的、客観的に説明できる。
ただ、難しいのが、その数字が、何に比べて、どう違うのか?それがいいことなのか?悪いことなのか?という比較をしてあげないと、多くのスタッフは理解が出来ない。何故なら、スタッフみんなが数字を意識して、毎日仕事をしているわけではないですから。
弊社の場合だと、恐らく製造個数、売上くらいは日々意識していると思うけど、それが月単位、年単位なんて・・・。
というわけで、過去3年間の決算書と損益計算書を見直して、数値化、データ化してみました。
例えば・・・・
①自社に直接ご注文をくださるお客様の割合
②お客様の平均単価。(1個当たりの購買単価)
③ホームページビュー数から受注に至る割合
④物価上昇による仕入れ価格の高騰、それがいつ頃から顕著になってきたのか?
などなど、他にも色々ありますが、これらを数字に落とし込んでみました。
この作業、スタッフに現状把握をしてもらうために作ったのですが・・・・
細かい数字を纏めてみるだけで、全体像が見えてくる。
むしろ自分の頭の中がとてもクリアーになっていく。
そのクリアーになった状態で、「では、どう解決していくか?」、あるいは「伸ばしていくか?」の方法論を考えれば良いわけで、感覚だよりの判断より、より明確に、且つ、スピーディーに経営判断が出来るようになる。やっぱり「数字は嘘つかない」と同時に「数字管理が会社経営の基本」というのを改めて痛感している次第です。
でも、この基本の大切さを学んだのは、やっぱり、過去の失敗からです。
確かにサラリーマン時代から数字やデータの重要性は理解していた。(と思います)。でも、年商が小さく、自分も現場に入らなければならないようになると、本当に今日、明日の事しか考えられなくなる。そうなると、数字を段々意識していかなくなる。結果、勘だよりの経営になり、気がつくと大きな落とし穴にはまり…最悪、本当に改善点を見出すことが出来ず、結果、より大きな損害を生むことになる。下手したら破産や廃業だったかも。
無論、数字管理だけでは会社経営できません。数字はあくまでも実績の積み重ね、なのですから。
この数字を活かすも、殺すも、恐らく大切なのが経営者の「勘」。
でも、この「勘」は感覚ではなくて、例えば、「物価上昇はいつまで続くのだろう?」、「今、流行っているものって何だろう?」、「同業者の動向はどうだろう?」といった、情報を仕入れて、自分なりに導き出した、ある種の「思考」あるいは「方向性」。
経理や財務が苦手でした。本当に。でも、本当に現場だけで感じる勘、フィーリングだけの勘というべきか、そんな経営をした結果、気がつけば大変なことになっていました。そんな轍を踏まないように、問題点の抽出、スタッフへの共有、この2点を客観的に伝えるために、自分なりに数字を分析するようになったら…意外と数字を見るのが好きになってきた気がします。無論、胃が痛くなるような数字を見なきゃいけない時はありますが。
基本に忠実に。常に感覚ではなく数字を。そして、日々、情報を集め、「勘」を研ぎ澄ませていく事。
これが経営者の仕事の基本なんじゃないか、と思う今日、この頃です。
大分、高いお金を勉強代に費やしてしまいましたが。
今でも、経営や財務は苦手です。w
清高、まだまだです。
写真は、3月下旬に鉢を植え替えた我が家のガジュマル君。
色々調べて、根詰まりが原因と判明して、鉢を大きいのに移し替えたら、あっという間に元気になりました。
問題点に気づき、対応策を考え、実行する。「おそらく」とか「多分」って感じてることの中に、本当は問題点があるんじゃないか。
だからこそ、そういう事こそ、より確実に数値化していく必要があると思います、経営者って。
弊社もこのガジュマルみたいに、一気に成果が出ると良いのですが・・・・
(ガジュマルの移し替えはこちらから)
今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。ありがとうございます。
2023年05月12日
【改めて思う事】経営者は人気商売ではない、という事
5月11日
毎月恒例の、ハジメフーズ全社会議に出席のため、大阪へ。
相変わらず、朝7:30に伊丹に降りてから、会議、MTG、臨店で1日が終わった。
ふと、会議に参加して思った事。
危機感がない、という事。現状に対して、不安や不満を持っている人がいないという事なのか・・・
ずっと俯いて会議に参加している店長が目立った印象。
各店の数字把握や、アルバイトスタッフ用のチェックシートをディスカッションする場であるはずなのに、正直、プレゼンター以外からの発言が全くない。。
これは僕が常勤でないからそう感じるのか?
あるいは、みんな諦めているのか?
無責任に言ってしまえば、僕は社外の人間なので、僕が出来る事、お手伝いできることは限られているし、僕が負う責任は、そんなに重くない。
でも仕事として引き受けた以上は、現状把握と、僕の経験から、次の方法論を提案する事。そして、それを実行して、着実に成果を積み重ねていく事、それをサポートするのが僕の役目。
悶々とした思いで会議が終わり、ある店長を含め3人でMTGというか、会話をしていた時に、「あぁ、会社風土が変わらない原因の一つがこれだったのか」という事を改めて感じた。そして、その根っ子の部分を変えなくては、店長たちが成長しない、と痛感した。
店長たちが成長しなければ、お店は決して良くならず、結果、お客様が魅力を感じないお店になってしまう。
それを何とかするために、僕は、この会社の仕事を引き受けたのだ、という事を思い出した。
なので、社長MTGの時に、社長に現状を踏まえたうえで、ある提案をした。
この提案が受け入れられるかどうかは、社長の判断次第だろうけれど、少なくとも、僕がこの会社の社長だったら、まずはこの手しかないんじゃないか・・と。劇薬的な手段・方法ではあるけれど。これをしなければ、みんなの意見や思いをディスカッションできる環境にならないんじゃないか?と。
出来ていない、問題点ばかりを見つけて、それを問いただすことは簡単。でも、なぜ、そういう事例が起きたのか?その根本原因を見つけて、手術しなければ会社はつぶれてしまう。そう、誰かが悪役になって、過去の成功体験や方法論をぶっ壊して、新しいやり方を、スタッフみんなと作り上げていくしかない。それが僕の社外取締役としての役目。
経営者は人気商売ではない。皆に愛される社長が、いい経営者とは限らない。時にやさしく、時に寄り添い、そして、時に決断を下す。
理想論ではなく、現実を受け入れて、その決断・判断を出来るかどうかが、経営者の役目なんだ、と改めて感じた次第。
ハジメフーズの為に、僕は悪役になる!
そう決めた今回の出張でした。
頑張っているスタッフにも、この思いがいつか解ってくれることをくれることを信じて。
清高、まだまだです。がんばらねば!
地元・横浜からかなり遠いのに、この風景を見た時に、「やっぱり、やることは一緒なんだよな」と。
場所や職種は違っても、経営者に必要なのは、覚悟!それしかない、と。
毎月恒例の、ハジメフーズ全社会議に出席のため、大阪へ。
相変わらず、朝7:30に伊丹に降りてから、会議、MTG、臨店で1日が終わった。
ふと、会議に参加して思った事。
危機感がない、という事。現状に対して、不安や不満を持っている人がいないという事なのか・・・
ずっと俯いて会議に参加している店長が目立った印象。
各店の数字把握や、アルバイトスタッフ用のチェックシートをディスカッションする場であるはずなのに、正直、プレゼンター以外からの発言が全くない。。
これは僕が常勤でないからそう感じるのか?
あるいは、みんな諦めているのか?
無責任に言ってしまえば、僕は社外の人間なので、僕が出来る事、お手伝いできることは限られているし、僕が負う責任は、そんなに重くない。
でも仕事として引き受けた以上は、現状把握と、僕の経験から、次の方法論を提案する事。そして、それを実行して、着実に成果を積み重ねていく事、それをサポートするのが僕の役目。
悶々とした思いで会議が終わり、ある店長を含め3人でMTGというか、会話をしていた時に、「あぁ、会社風土が変わらない原因の一つがこれだったのか」という事を改めて感じた。そして、その根っ子の部分を変えなくては、店長たちが成長しない、と痛感した。
店長たちが成長しなければ、お店は決して良くならず、結果、お客様が魅力を感じないお店になってしまう。
それを何とかするために、僕は、この会社の仕事を引き受けたのだ、という事を思い出した。
なので、社長MTGの時に、社長に現状を踏まえたうえで、ある提案をした。
この提案が受け入れられるかどうかは、社長の判断次第だろうけれど、少なくとも、僕がこの会社の社長だったら、まずはこの手しかないんじゃないか・・と。劇薬的な手段・方法ではあるけれど。これをしなければ、みんなの意見や思いをディスカッションできる環境にならないんじゃないか?と。
出来ていない、問題点ばかりを見つけて、それを問いただすことは簡単。でも、なぜ、そういう事例が起きたのか?その根本原因を見つけて、手術しなければ会社はつぶれてしまう。そう、誰かが悪役になって、過去の成功体験や方法論をぶっ壊して、新しいやり方を、スタッフみんなと作り上げていくしかない。それが僕の社外取締役としての役目。
経営者は人気商売ではない。皆に愛される社長が、いい経営者とは限らない。時にやさしく、時に寄り添い、そして、時に決断を下す。
理想論ではなく、現実を受け入れて、その決断・判断を出来るかどうかが、経営者の役目なんだ、と改めて感じた次第。
ハジメフーズの為に、僕は悪役になる!
そう決めた今回の出張でした。
頑張っているスタッフにも、この思いがいつか解ってくれることをくれることを信じて。
清高、まだまだです。がんばらねば!
地元・横浜からかなり遠いのに、この風景を見た時に、「やっぱり、やることは一緒なんだよな」と。
場所や職種は違っても、経営者に必要なのは、覚悟!それしかない、と。
2023年05月04日
【1年の計はGWにあり】今期経営計画書の作成です
5月4日㈭
皆さん、ゴールデンウィークですね。お休みされていますか?
僕は…毎年、お仕事なんです。しかも、社長らしいお仕事をこの時期しています。
弊社は2月決算。なので、決算書が出来上がってくるのは4月末。
この決算書をベースに、今の現場の課題、世情などを考えて、毎年この時期に経営計画書を作成しています。本来であれば、3~5年後を見越して、そこにたどり着くためのアクションプランであるべきなのですが、弊社のような超零細企業だと外的要因で本当に経営環境が一気に変わってしまうものだから、単年計画にしています。
人財不足に、物価高騰。一応、飲食業の括りに入るビジネスをしている者としては、正直、今の経営環境は厳しいです。
ただ、間違いなくデリバリー市場は拡大傾向にあるので、この中でどうやって利益確保をしていくか、そこを考えるのが経営者の仕事かと。
詳しくは書きませんが…
今期のテーマは、「ESの向上。つまり従業員満足度を上げることで、CS(顧客満足度)を上げる」という事。
そのためには、より付加価値のある商品をどうやってお客様に訴求、お届けするかがカギになる。
もうちょっと書くのならば、「良いところをより伸ばし、且つ、スタッフの負担を減らすか」そこが今期の弊社の課題と考えています。
その課題を解決すべく、今月後半から7月末か8月上旬までに、一気にアクションプランを実施していきます。
感じていることと、考えている事、数値化されたことを文字に起こすこと。そうすると、自分の頭もスッキリするし、優先順位も立てられる。
また、文章化することで、スタッフへの理解、伝え方がよりシンプルになる。その結果、理解度が増すし、各々がいろんなアイディアを提案してきてくれる。結果、この計画書がより肉厚になっていく。
この方法、実は、6年くらい前から始めたのです。
僕一人では、至らない事、気づかない事が多かったし、自分の考えていることがスタッフに共有出来ていないと感じるようになったから。
あれも、これも、思いつきで仕事をしてしまうと、結局、全てが中途半端になってしまう。意思の疎通が出来ない事、つまりスタッフが同じ方向に向かえない。だからこそ、今年は「これ!」と決めて、確実にチームとして仕事をしてく為には、やっぱり文字化していかなきゃいけないな、と。
その方がスタッフのみんなも、今日だけでなく、明日、明後日、来週、来月みたいな視点を持ってくれるようになるのかな、なんて。
まぁ、これも失敗から学んだことなんですけどね。気がつけば毎年、作成するようになっていました。
そんな訳で、今年は決算書を受け取って3日間でなんとか完成。
来週中には主要スタッフに説明をして、今期の目標を明確にしたうえで、みんなのモチベーションを上げるべく頑張ります。スタッフのみんなが、どんな顔をするのか楽しみなような、不安なような。毎年5月はそんな気分です。
まだまだ課題だらけ。
やらなきゃならないコトだらけ。
スタッフのみんな、手伝ってくれるかな?
清高、まだまだ、です。
追記:今年は8日㈪まで、あと2本お仕事が残っています。(文章作成2件と提案書作成)
まぁ、お休みらしさを感じなくて、寂しがり屋の元鬱病患者としては、精神的には楽ですが…
こんなんで良いんでしょうかね、僕?w
皆さん、ゴールデンウィークですね。お休みされていますか?
僕は…毎年、お仕事なんです。しかも、社長らしいお仕事をこの時期しています。
弊社は2月決算。なので、決算書が出来上がってくるのは4月末。
この決算書をベースに、今の現場の課題、世情などを考えて、毎年この時期に経営計画書を作成しています。本来であれば、3~5年後を見越して、そこにたどり着くためのアクションプランであるべきなのですが、弊社のような超零細企業だと外的要因で本当に経営環境が一気に変わってしまうものだから、単年計画にしています。
人財不足に、物価高騰。一応、飲食業の括りに入るビジネスをしている者としては、正直、今の経営環境は厳しいです。
ただ、間違いなくデリバリー市場は拡大傾向にあるので、この中でどうやって利益確保をしていくか、そこを考えるのが経営者の仕事かと。
詳しくは書きませんが…
今期のテーマは、「ESの向上。つまり従業員満足度を上げることで、CS(顧客満足度)を上げる」という事。
そのためには、より付加価値のある商品をどうやってお客様に訴求、お届けするかがカギになる。
もうちょっと書くのならば、「良いところをより伸ばし、且つ、スタッフの負担を減らすか」そこが今期の弊社の課題と考えています。
その課題を解決すべく、今月後半から7月末か8月上旬までに、一気にアクションプランを実施していきます。
感じていることと、考えている事、数値化されたことを文字に起こすこと。そうすると、自分の頭もスッキリするし、優先順位も立てられる。
また、文章化することで、スタッフへの理解、伝え方がよりシンプルになる。その結果、理解度が増すし、各々がいろんなアイディアを提案してきてくれる。結果、この計画書がより肉厚になっていく。
この方法、実は、6年くらい前から始めたのです。
僕一人では、至らない事、気づかない事が多かったし、自分の考えていることがスタッフに共有出来ていないと感じるようになったから。
あれも、これも、思いつきで仕事をしてしまうと、結局、全てが中途半端になってしまう。意思の疎通が出来ない事、つまりスタッフが同じ方向に向かえない。だからこそ、今年は「これ!」と決めて、確実にチームとして仕事をしてく為には、やっぱり文字化していかなきゃいけないな、と。
その方がスタッフのみんなも、今日だけでなく、明日、明後日、来週、来月みたいな視点を持ってくれるようになるのかな、なんて。
まぁ、これも失敗から学んだことなんですけどね。気がつけば毎年、作成するようになっていました。
そんな訳で、今年は決算書を受け取って3日間でなんとか完成。
来週中には主要スタッフに説明をして、今期の目標を明確にしたうえで、みんなのモチベーションを上げるべく頑張ります。スタッフのみんなが、どんな顔をするのか楽しみなような、不安なような。毎年5月はそんな気分です。
まだまだ課題だらけ。
やらなきゃならないコトだらけ。
スタッフのみんな、手伝ってくれるかな?
清高、まだまだ、です。
追記:今年は8日㈪まで、あと2本お仕事が残っています。(文章作成2件と提案書作成)
まぁ、お休みらしさを感じなくて、寂しがり屋の元鬱病患者としては、精神的には楽ですが…
こんなんで良いんでしょうかね、僕?w
2023年04月22日
【気長さって愛かも】人財育成に関して思う事
4月20日㈭~22日㈯
今日は、今回の大阪出張の最終日。このblogもフライト待ちの空港で書いています。
今回も相変わらずドタバタな日程で、ホテルで睡眠をとっている以外、すべて仕事という・・・・相変わらずな出張でした。
初日にお邪魔したのは、香里園(寝屋川市)にある、鶏からと鉄板鍋のお店、儿(jin)。
このお店は、僕が社外取締役を務めているハジメフーズから、独立した店長が個人経営しているお店。数字をみていて興味があったので、ちょっと、いやかなり大阪市内からは行きづらい場所ではあるんですが、お邪魔した次第。
14卓で44~45名くらいのサイズ感のお店です。で、色々と話をしたのですが、仕事に対する意識、経営に対する意識というのかな、それが物凄く高い、そう感じた次第です。もちろん、お料理も、サービスもバッチリ。オープンから10年以上経過しているお店なので、業態疲労が進んでいる感は否めませんが、少しのリニューアル、見せ方の変化で、大分、このお店は変われると思うんです。コロナ渦からすこしづつではありますが、持ち直してきているし、個人的に、とっても楽しみです。
翌日は、朝から、ハジメフーズの直営店舗・店長会議と、本社で社長・総務会議の2本でぎっちり夕方まで。
夕刻からは、会長を交えて、何故か餃子パーティーに参加させて頂き、色々なご経験をお伺いする事が出来ました。
プライム・リンク時代の後輩の名前がチラホラ出てきて、あっという間に22時過ぎまで。愉しいひと時でした。ありがとうございます。
それで店長会議なのですが・・・・
前日にOBの店長と話をしたせいもあるのだろうけど、なんだか・・・・。
店長の意識というか、責任感を感じることが出来ない内容で、久々に雷を落としてしまいました。現状認識の甘さ、数値管理の意味、それらが全く出来ていない。でも一番、僕が頭に来たのは、自分から考えて発言しようとする人間がいなかったこと。また、発言内容もマイナスばかり、つまり言い訳しか言わない事。現況数字を見る限り、考えうるすべての事をやらなきゃいけない、ディスカッションしなきゃいけないのに、現状維持、あるいは、ネガティブな事しか思い浮かばない・・・。
正直、俺、なんで月2回、大阪まで来て彼らと仕事しているんだろう?と思ったら腹が立って。。
確かに、店長陣が物を考えない、あるいは発言できない理由、そういう社風になってしまっている理由はわかっています。何故なら、以前の弊社・うお時もそうだった時期があるから。
でも、社長として、会社存亡の危機であることを伝えたら、パート・アルバイトスタッフが様々なアイディアを出してきてくれて、結果、今の社風になっています。
なので、同じように、ハジメフーズでも、現状数字を毎月みんなに伝え、それぞれが考えたことをディスカッションし、PDCAを回していく、その流れを作ろうとしているのですが、あまりに危機意識、やる気が感じられない。
それでみんなに伝えたんです。君たちよりアルバイトの方が仕事ができるっておかしくないか?と。
直営3店舗のうち、1店舗、Kぽちゃというサムギョプサルがメインの韓国料理店があるのですが、このお店、営業的に非常に厳しくて。
なので、この店舗、営業しながらではあるのですが、3月15日にリニューアルオープンをしました。予算的には、本当に限られた予算
内で、いかにお店を良くするか?という課題に対して、取った手法が・・・・
働いているスタッフ、主に女子大生に、どんなお店だったらこのお店に来たいって思う?と、MTGを開催し意見をヒアリングしたのです。
それを僕と店長が意見集約をして、総務セクションと1つ1つをカタチにしていった結果・・・・
リニューアル後、約1か月ですが、確実に売り上げが伸びて来ています。場所柄、3月より4月の売上が落ちる傾向があるのにです。
(リニューアル後のKぽちゃ)
つまり・・・
大人な店長よりも、大学生たちの方が、危機感や、アイディアを発信できてる、という現状。
確かに、責任感がなく、思いつきだろう?という方もいるでしょうが、その思い付きでもディスカッションをし、肉付けすれば武器になりえる。
でも、何も感じない、考えなければ、思いつきでさえも発言・発信できない。ディスカッションにも至れない。
そういった彼らを変えるためには・・・・
やっぱり社風を変える事しかないと思います。つまり、即効性は無いけれど、長期にわたり、少しづつ、トライ&エラーを繰り返しながら、チャレンジしていく、発言しやすい環境を整える事しかない、と。
残念なことに、僕には子供はいません。でも、気長に我慢し続け、店長陣の成長を待つ、見守るというのは、きっと、子育てと一緒なんじゃないか、と。無論、ビジネス、商売なので、お金が途切れるまでに何とかしなきゃいけない、そのための僕のお仕事な訳ですが。
1人1人の得意なところを活かしつつ、上手くみんなのモチベーションを上げながら、成長を見届けたい、そんな気持ちでいっぱいです。
教えることは学ぶ事。
本当に清高、まだまだだと思います。大阪に来ると、自分の力不足をより感じづにはいられません。
追記:店長会議を通じて、少しだけ期待を持てるようなことが起きました。
以前から某店長に相談していた、キラーコンテンツ、こんな感じでどうですか?と。
一見すると普通の肉寿司なのですが、彼はこんな風にサーブするとの事
焼肉屋さんに来て、店長が目の前で仕上げるメニュー。こんなサービスがあったら、とっても面白いですよね。
彼はキッチン上がりの店長なので、接客をどうやったら楽しんでもらえるか?を考えるために与えたタスクですが、結果、こういう方法を考え、5月からのメニューの目玉として打ち出す予定です。
正直、心の中では焦りまくりですが・・・・
少しづつ、丁寧に、一緒に問題をクリアーしながら成長していきたいと思っています。
ひょっとしたら、僕、愛が足りないのかもしれません。兄弟愛が。
でも、ダメダメな自分なりにコツコツ、取り組んでいきます!少しづつでも確実に。
素晴らしい経験をさせて頂けている、と心から感謝しています。
山元社長、本当にありがとうございます!
次回の大阪、約20日後ですが、楽しみです!
今回も長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
今日は、今回の大阪出張の最終日。このblogもフライト待ちの空港で書いています。
今回も相変わらずドタバタな日程で、ホテルで睡眠をとっている以外、すべて仕事という・・・・相変わらずな出張でした。
初日にお邪魔したのは、香里園(寝屋川市)にある、鶏からと鉄板鍋のお店、儿(jin)。
このお店は、僕が社外取締役を務めているハジメフーズから、独立した店長が個人経営しているお店。数字をみていて興味があったので、ちょっと、いやかなり大阪市内からは行きづらい場所ではあるんですが、お邪魔した次第。
14卓で44~45名くらいのサイズ感のお店です。で、色々と話をしたのですが、仕事に対する意識、経営に対する意識というのかな、それが物凄く高い、そう感じた次第です。もちろん、お料理も、サービスもバッチリ。オープンから10年以上経過しているお店なので、業態疲労が進んでいる感は否めませんが、少しのリニューアル、見せ方の変化で、大分、このお店は変われると思うんです。コロナ渦からすこしづつではありますが、持ち直してきているし、個人的に、とっても楽しみです。
翌日は、朝から、ハジメフーズの直営店舗・店長会議と、本社で社長・総務会議の2本でぎっちり夕方まで。
夕刻からは、会長を交えて、何故か餃子パーティーに参加させて頂き、色々なご経験をお伺いする事が出来ました。
プライム・リンク時代の後輩の名前がチラホラ出てきて、あっという間に22時過ぎまで。愉しいひと時でした。ありがとうございます。
それで店長会議なのですが・・・・
前日にOBの店長と話をしたせいもあるのだろうけど、なんだか・・・・。
店長の意識というか、責任感を感じることが出来ない内容で、久々に雷を落としてしまいました。現状認識の甘さ、数値管理の意味、それらが全く出来ていない。でも一番、僕が頭に来たのは、自分から考えて発言しようとする人間がいなかったこと。また、発言内容もマイナスばかり、つまり言い訳しか言わない事。現況数字を見る限り、考えうるすべての事をやらなきゃいけない、ディスカッションしなきゃいけないのに、現状維持、あるいは、ネガティブな事しか思い浮かばない・・・。
正直、俺、なんで月2回、大阪まで来て彼らと仕事しているんだろう?と思ったら腹が立って。。
確かに、店長陣が物を考えない、あるいは発言できない理由、そういう社風になってしまっている理由はわかっています。何故なら、以前の弊社・うお時もそうだった時期があるから。
でも、社長として、会社存亡の危機であることを伝えたら、パート・アルバイトスタッフが様々なアイディアを出してきてくれて、結果、今の社風になっています。
なので、同じように、ハジメフーズでも、現状数字を毎月みんなに伝え、それぞれが考えたことをディスカッションし、PDCAを回していく、その流れを作ろうとしているのですが、あまりに危機意識、やる気が感じられない。
それでみんなに伝えたんです。君たちよりアルバイトの方が仕事ができるっておかしくないか?と。
直営3店舗のうち、1店舗、Kぽちゃというサムギョプサルがメインの韓国料理店があるのですが、このお店、営業的に非常に厳しくて。
なので、この店舗、営業しながらではあるのですが、3月15日にリニューアルオープンをしました。予算的には、本当に限られた予算
内で、いかにお店を良くするか?という課題に対して、取った手法が・・・・
働いているスタッフ、主に女子大生に、どんなお店だったらこのお店に来たいって思う?と、MTGを開催し意見をヒアリングしたのです。
それを僕と店長が意見集約をして、総務セクションと1つ1つをカタチにしていった結果・・・・
リニューアル後、約1か月ですが、確実に売り上げが伸びて来ています。場所柄、3月より4月の売上が落ちる傾向があるのにです。
(リニューアル後のKぽちゃ)
つまり・・・
大人な店長よりも、大学生たちの方が、危機感や、アイディアを発信できてる、という現状。
確かに、責任感がなく、思いつきだろう?という方もいるでしょうが、その思い付きでもディスカッションをし、肉付けすれば武器になりえる。
でも、何も感じない、考えなければ、思いつきでさえも発言・発信できない。ディスカッションにも至れない。
そういった彼らを変えるためには・・・・
やっぱり社風を変える事しかないと思います。つまり、即効性は無いけれど、長期にわたり、少しづつ、トライ&エラーを繰り返しながら、チャレンジしていく、発言しやすい環境を整える事しかない、と。
残念なことに、僕には子供はいません。でも、気長に我慢し続け、店長陣の成長を待つ、見守るというのは、きっと、子育てと一緒なんじゃないか、と。無論、ビジネス、商売なので、お金が途切れるまでに何とかしなきゃいけない、そのための僕のお仕事な訳ですが。
1人1人の得意なところを活かしつつ、上手くみんなのモチベーションを上げながら、成長を見届けたい、そんな気持ちでいっぱいです。
教えることは学ぶ事。
本当に清高、まだまだだと思います。大阪に来ると、自分の力不足をより感じづにはいられません。
追記:店長会議を通じて、少しだけ期待を持てるようなことが起きました。
以前から某店長に相談していた、キラーコンテンツ、こんな感じでどうですか?と。
一見すると普通の肉寿司なのですが、彼はこんな風にサーブするとの事
焼肉屋さんに来て、店長が目の前で仕上げるメニュー。こんなサービスがあったら、とっても面白いですよね。
彼はキッチン上がりの店長なので、接客をどうやったら楽しんでもらえるか?を考えるために与えたタスクですが、結果、こういう方法を考え、5月からのメニューの目玉として打ち出す予定です。
正直、心の中では焦りまくりですが・・・・
少しづつ、丁寧に、一緒に問題をクリアーしながら成長していきたいと思っています。
ひょっとしたら、僕、愛が足りないのかもしれません。兄弟愛が。
でも、ダメダメな自分なりにコツコツ、取り組んでいきます!少しづつでも確実に。
素晴らしい経験をさせて頂けている、と心から感謝しています。
山元社長、本当にありがとうございます!
次回の大阪、約20日後ですが、楽しみです!
今回も長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
2023年03月29日
【アラフィフの独り言】年齢を重ねる事って幸せな事だよね
3月29日㈬
今日は、本当に雑感を纏めたいと思います。ただ感じるままに。
ご存じの方、多いかもしれませんが、僕は月に2回ほど大阪出張しています。この出張は弊社「うお時のお弁当部門」ではなく「エリアコミュニケーション事業部」のお仕事として行っています。で、具体的に何をしているかというと、株式会社ハジメフーズという飲食関連企業のコンサルティング業務を行っています。それで、毎回、会議や臨店を通じて、社長以下、店長、バイトスタッフともコミュニケーションをとっています。一応、肩書も「社外取締役」という役職でお仕事をさせて頂いています。
それで、話は前後するのですが、以前にも書いたことがあると思うのですが、約20年前に株式会社プライム・リンクという会社に勤めていた時期があります。このプライム・リンクは、日本全国の有望な飲食店を見つけ、FC化し、全国に広げていく、そんな会社でした。そのため、1年近く大阪に住んでいたこともありました。この時、会社として携わっていた飲食ブランドはいくつかあるのですが、一番思い出に残っているのが「牛角」でした。オープン担当のマネージャーとして、加盟店様のオープン準備のため、10日間、新店にお邪魔し、スタッフ面接や教育、実際のオープンまでを1つのパックとして、文字通り、お店からお店に渡り歩く、そんな生活でした。そして、その後、採用担当になり、大阪在住から横浜に戻り、週に1~2回の大阪出張という生活を経験し、プライム・リンクを辞した後、実家である弊社に戻ってきました。
今回、ひょんなことがきっかけとなり、ハジメフーズの山元社長と出会い、ご一緒にお仕事をさせて頂くことになりました。考えてみれば、大阪の企業様。しかも、20年ぶりに飲食店舗の現場に携わる事になったわけですが…
ある種のデジャブ感を感じています。そういえば、昔も同じような事で悩んでいたよな、とか、同じような事を言ってたよな、とか。
あの時と一緒かも…みたいな。
(ハジメフーズ会議風景。若い店長陣なので、すごい刺激をもらっています)
この20年間、ずっとそばに居続けてくれた人もいる。
もう会えないと思っていたけれど、20年間で再会できた人もいる。
そして、この20年間の経験を必要としてくれる人がいる。
確実に、20年間、いや少なくとも、この数年で僕の人生は激変したと思っています。でも、そのような方々に出会ってしまうと、なんだか恥ずかしいような嬉しいような、そして刺激を与えあうような、そんな空気感を感じてしまうから不思議なんです。
多分、僕が一番変わったこと、それは「決断と頑固さ」だと思います。サラリーマンを辞してから、決めたことをやり切る事、悩んでいることを決断する事、それを是として過ごしてきました。それこそ独裁者並みに。w でも未熟だったから、独りよがり、全然周囲に伝わらなかったことも多かったです。でもブレちゃいけない、そう思っていたのは事実です。
ただし、それは鬱病になるまで。鬱病の時は、本当に自分で何も決められなくなって…朝出かけるときに着ていく服、晩御飯のメニュー、スーパーでの買い物、すべてが息苦しくて何も決められなかった。イライラしてた。でも、今思えば、そんなときにでも、「ちょっと手伝ってほしい」とか「相談のってくれる」なんて声をかけられると、その時はものすごく楽しかった記憶があります。不思議ですよね、自分の事を自分で決められないくせに、人に頼まれると、全然苦じゃなくむしろ楽しい。ある種の現実逃避だったのかもしれません。
でも、考えてみると、昔から、僕、そんな奴だった気がします。
ただ、人との距離感や、伝え方が少し変わっただけで。
目の前にいる人に喜んでもらいたい、それだけしか考えられない人間だから。
自分の本質は変えられない。だけど、意識は変えられる。そうすれば思考や行動が変わり、結果が変わる。
ありたい自分の姿、周囲に映る自分の姿を意識できれば。
僕の場合は、「自分ひとりじゃどうにもならん、誰かに助けてもらわなきゃ死ぬ」から、意識が変わったと思います。その意識変化が、僕の生活・生き方を変えたのだと思います。頼られることが好きなら、自分が頼ってもいいんじゃないか、って。
20年ぶりに再会した元直属の上司がいて、再会直後は「キヨは変わらないなぁ~」と言われるのに、「別れ際には、全然変わったなぁ。大人になったなぁ」なんて言われたり。別の元上役からも「立場が人を作るんだね、成長したね」と言われたり。
先日も、1年ぶりにお逢いした、企業経営の大先輩に「まさか、清ちゃんとこんな話が出来るようになるとは思わなかったよ!」と。
50歳近くになって、自分で考え、決断し、行動が出来る。確かに誰かが僕を守ってくれるわけではないので、その人生はシンドイと言えばシンドイです。でも、それだけ、自分がどうすればいいのか、常に考えて時間を過ごせるというのは、なんと幸運なんだろうと。その分、きっと学びが多いはずだから。そして、そんな生き方を通じて学んだ経験を必要としてくれる方々がいて、その方々の苦しみや喜びを共有できる現実って、なんて幸せなんだろう、そう思います。まさに幸せのスパイラルですね。
でも、その分、心にとげのように引っかかっていることがあります。
鬱病を患っているときに、ご迷惑をかけ、傷つけ、不快な思いをされて離れていった皆さんに嫌な思いをさせてしまった事です。正直、なんと表現していいのか、いまだに言葉が浮かびません。本当に申し訳ない、それだけじゃ不十分なのはよくわかっているのですが。どうお詫びをすればいいのか、全く見当もつきません。
でも、経験上、僕は運命論者ではないですが、これだけは言えます。
再会できる人には再会できるし、出来ない人との思い出は死ぬまで胸の中に残り続けるという事を。
もし再会することがあれば、その方が望むような距離感、付き合いがまた出来たら、と思っています。
そのためには、もっともっと自分を高めなきゃ。嫌な思いをさせてしまった分、より自分が成長して、その方のために出来ることを考え、行動できるような人間にならなきゃ、と。無論、相手が何を望んでいるかを考えたうえで。
歳をとる、という事は、しんどいことも多々ありますが・・・・
でも等身大の自分でいれば、歳をとった分、いろんな事を学び、経験できる。
歳を重ねるって、本当に幸せだな、と痛感しています。そして、いつかの再会を期待している自分がいます。甘い、と言われるかもしれないけれど。
清高、まだまだです。
今日は、本当に雑感を纏めたいと思います。ただ感じるままに。
ご存じの方、多いかもしれませんが、僕は月に2回ほど大阪出張しています。この出張は弊社「うお時のお弁当部門」ではなく「エリアコミュニケーション事業部」のお仕事として行っています。で、具体的に何をしているかというと、株式会社ハジメフーズという飲食関連企業のコンサルティング業務を行っています。それで、毎回、会議や臨店を通じて、社長以下、店長、バイトスタッフともコミュニケーションをとっています。一応、肩書も「社外取締役」という役職でお仕事をさせて頂いています。
それで、話は前後するのですが、以前にも書いたことがあると思うのですが、約20年前に株式会社プライム・リンクという会社に勤めていた時期があります。このプライム・リンクは、日本全国の有望な飲食店を見つけ、FC化し、全国に広げていく、そんな会社でした。そのため、1年近く大阪に住んでいたこともありました。この時、会社として携わっていた飲食ブランドはいくつかあるのですが、一番思い出に残っているのが「牛角」でした。オープン担当のマネージャーとして、加盟店様のオープン準備のため、10日間、新店にお邪魔し、スタッフ面接や教育、実際のオープンまでを1つのパックとして、文字通り、お店からお店に渡り歩く、そんな生活でした。そして、その後、採用担当になり、大阪在住から横浜に戻り、週に1~2回の大阪出張という生活を経験し、プライム・リンクを辞した後、実家である弊社に戻ってきました。
今回、ひょんなことがきっかけとなり、ハジメフーズの山元社長と出会い、ご一緒にお仕事をさせて頂くことになりました。考えてみれば、大阪の企業様。しかも、20年ぶりに飲食店舗の現場に携わる事になったわけですが…
ある種のデジャブ感を感じています。そういえば、昔も同じような事で悩んでいたよな、とか、同じような事を言ってたよな、とか。
あの時と一緒かも…みたいな。
(ハジメフーズ会議風景。若い店長陣なので、すごい刺激をもらっています)
この20年間、ずっとそばに居続けてくれた人もいる。
もう会えないと思っていたけれど、20年間で再会できた人もいる。
そして、この20年間の経験を必要としてくれる人がいる。
確実に、20年間、いや少なくとも、この数年で僕の人生は激変したと思っています。でも、そのような方々に出会ってしまうと、なんだか恥ずかしいような嬉しいような、そして刺激を与えあうような、そんな空気感を感じてしまうから不思議なんです。
多分、僕が一番変わったこと、それは「決断と頑固さ」だと思います。サラリーマンを辞してから、決めたことをやり切る事、悩んでいることを決断する事、それを是として過ごしてきました。それこそ独裁者並みに。w でも未熟だったから、独りよがり、全然周囲に伝わらなかったことも多かったです。でもブレちゃいけない、そう思っていたのは事実です。
ただし、それは鬱病になるまで。鬱病の時は、本当に自分で何も決められなくなって…朝出かけるときに着ていく服、晩御飯のメニュー、スーパーでの買い物、すべてが息苦しくて何も決められなかった。イライラしてた。でも、今思えば、そんなときにでも、「ちょっと手伝ってほしい」とか「相談のってくれる」なんて声をかけられると、その時はものすごく楽しかった記憶があります。不思議ですよね、自分の事を自分で決められないくせに、人に頼まれると、全然苦じゃなくむしろ楽しい。ある種の現実逃避だったのかもしれません。
でも、考えてみると、昔から、僕、そんな奴だった気がします。
ただ、人との距離感や、伝え方が少し変わっただけで。
目の前にいる人に喜んでもらいたい、それだけしか考えられない人間だから。
自分の本質は変えられない。だけど、意識は変えられる。そうすれば思考や行動が変わり、結果が変わる。
ありたい自分の姿、周囲に映る自分の姿を意識できれば。
僕の場合は、「自分ひとりじゃどうにもならん、誰かに助けてもらわなきゃ死ぬ」から、意識が変わったと思います。その意識変化が、僕の生活・生き方を変えたのだと思います。頼られることが好きなら、自分が頼ってもいいんじゃないか、って。
20年ぶりに再会した元直属の上司がいて、再会直後は「キヨは変わらないなぁ~」と言われるのに、「別れ際には、全然変わったなぁ。大人になったなぁ」なんて言われたり。別の元上役からも「立場が人を作るんだね、成長したね」と言われたり。
先日も、1年ぶりにお逢いした、企業経営の大先輩に「まさか、清ちゃんとこんな話が出来るようになるとは思わなかったよ!」と。
50歳近くになって、自分で考え、決断し、行動が出来る。確かに誰かが僕を守ってくれるわけではないので、その人生はシンドイと言えばシンドイです。でも、それだけ、自分がどうすればいいのか、常に考えて時間を過ごせるというのは、なんと幸運なんだろうと。その分、きっと学びが多いはずだから。そして、そんな生き方を通じて学んだ経験を必要としてくれる方々がいて、その方々の苦しみや喜びを共有できる現実って、なんて幸せなんだろう、そう思います。まさに幸せのスパイラルですね。
でも、その分、心にとげのように引っかかっていることがあります。
鬱病を患っているときに、ご迷惑をかけ、傷つけ、不快な思いをされて離れていった皆さんに嫌な思いをさせてしまった事です。正直、なんと表現していいのか、いまだに言葉が浮かびません。本当に申し訳ない、それだけじゃ不十分なのはよくわかっているのですが。どうお詫びをすればいいのか、全く見当もつきません。
でも、経験上、僕は運命論者ではないですが、これだけは言えます。
再会できる人には再会できるし、出来ない人との思い出は死ぬまで胸の中に残り続けるという事を。
もし再会することがあれば、その方が望むような距離感、付き合いがまた出来たら、と思っています。
そのためには、もっともっと自分を高めなきゃ。嫌な思いをさせてしまった分、より自分が成長して、その方のために出来ることを考え、行動できるような人間にならなきゃ、と。無論、相手が何を望んでいるかを考えたうえで。
歳をとる、という事は、しんどいことも多々ありますが・・・・
でも等身大の自分でいれば、歳をとった分、いろんな事を学び、経験できる。
歳を重ねるって、本当に幸せだな、と痛感しています。そして、いつかの再会を期待している自分がいます。甘い、と言われるかもしれないけれど。
清高、まだまだです。
2023年03月21日
【reminiscence】 Black is beautifulだった時代
3月21日㈫
昨晩、久々にピザを食べに行きました。多分、ピザ屋さんに行ったのは、もう3~4年前。僕にとってピザはちょっと特別な食べ物で、なんとなく1人で食べたくないというか、みんなでワイワイ食べたいというか、そういう食べ物なんです。何故かというと、僕の社会人としてのキャリアスタートはピザーラ本部からだったから。研修が終わり、日吉店に配属され、金・土・日は本当に忙しくて、それこそ1日100枚とか平気で焼いていました。デリバリーに伺うと、お客様がピザをお待ちになってて、お子様がいるお宅だったりすると、もう大騒ぎで。だから、ピザって楽しい商品って思いが強いんです。だから、デリバリーピザ屋さんの元店長なのに、どうしても1人で取って食べるというのが、つまらない、寂しく感じてしまう…まぁ、そんな特別な食べ物なんです。なので、別居・離婚以来、恐らくコロナで自宅療養中に頼んだ1回ぐらいしかピザを食べてなかった、そんな気がします。
前置きが長くなってしまいましたが、数日前に、こんなニュースを読みました。
シカゴピザが自己破産へ 負債15億円、西日本中心に70店舗
https://www.sankei.com/article/20230314-MWDWZW32DJMAXMOPP6YSXERY5M/
僕が店長をやっていた、約25年前、シカゴさんは横浜にも店舗がありました。何度か食べた記憶がります。
ショックだったのは、コロナ渦で弊社も含めて、デリバリー需要が増えている中で、この老舗チェーンが自己破産に追い込まれたこと。記事を読んでいたら、ゴーストキッチン化していたのかな、様々なブランドを展開されていたようで、多分、そこでコストコントロール等が出来てなかったのかな、と勝手に推測しています。(あくまでも、僕の私感なので、お許しを)
で、この記事を読んで思った事、いや思い出したこと。
ピザーラの店長時代は本当によく働いていたなって。w 週1日のお休み、通常は14時出勤で営業終了とデスクワークを片付けると25時くらいまで勤務。ただし土日のいずれかは、朝9時に出社して、やはりラストまで。毎週、日々の売上計画を立て、そこからアルバイトのシフトを組み、新商品やイベント等を告知するチラシの発注と配布エリア・時期を考えたり。無論、ピークタイムにはコールドテーブルの前に立ったり、オーブンの出口でピザをカットしたり、時間が厳しい時にはデリバリーに行ったり。。事故やトラブルがあればいつでも店舗、あるいは社宅から現場に直行みたいな。そんな生活を2年ちょっと経験しました。
今なら完全にblack企業。w
でも、あの頃やっていたことが、全て、今の僕に繋がっている、活きているから不思議。
お弁当屋さんの商品開発、シフト管理、販促(今は紙ではなくインターネットになっちゃいましたけど)立案、エリアマーケティング、他社との差別化…これらの基礎は全て、ピザーラで学んだこと。しかも、今は、それをレクチャーする側になっているから、人生は面白い。
大きい声では言えませんが、僕にとってピザーラ時代は、Belle Epoque!
そして、Black is beautiful だった時代。今は胸を張って言えるから不思議なものです。
望むと望まずとも、人生には縁がある。その縁を活かすか、あきらめるかは自分次第。でも、あの時入社を決めて、大卒2か月後に店長となり責任を与えられ、日々、シンドイ生活を経験できたからこそ、今の僕がある。無論、あの頃は、今のようになるなんて思ってなかったけど。でも、その縁だけはある意味平等な気がする。
久々にピザを食べに行って、そんなことを思いながら深酒した夜。
これからもきっと色々なご縁が僕を待っているはず。成功するか失敗するか分からないけれど、まずはチャレンジしなきゃ。失敗を恐れたり、失敗を活かせず同じような失敗ばっかり繰り返してたら、本当に貴重な時間、人生を無駄にしてしまうんじゃないか、と。
そんな生き方だけはしたくない、本当にそう思います。
人生はまだまだ続く。だからこそ、今までの自分が経験していたことをちゃんと生かして、更なる高みを目指さなきゃ。
清高、まだまだです。
(関内某所にある、超絶うまさのピザ屋さん。店名は内緒です。)
昨晩、久々にピザを食べに行きました。多分、ピザ屋さんに行ったのは、もう3~4年前。僕にとってピザはちょっと特別な食べ物で、なんとなく1人で食べたくないというか、みんなでワイワイ食べたいというか、そういう食べ物なんです。何故かというと、僕の社会人としてのキャリアスタートはピザーラ本部からだったから。研修が終わり、日吉店に配属され、金・土・日は本当に忙しくて、それこそ1日100枚とか平気で焼いていました。デリバリーに伺うと、お客様がピザをお待ちになってて、お子様がいるお宅だったりすると、もう大騒ぎで。だから、ピザって楽しい商品って思いが強いんです。だから、デリバリーピザ屋さんの元店長なのに、どうしても1人で取って食べるというのが、つまらない、寂しく感じてしまう…まぁ、そんな特別な食べ物なんです。なので、別居・離婚以来、恐らくコロナで自宅療養中に頼んだ1回ぐらいしかピザを食べてなかった、そんな気がします。
前置きが長くなってしまいましたが、数日前に、こんなニュースを読みました。
シカゴピザが自己破産へ 負債15億円、西日本中心に70店舗
https://www.sankei.com/article/20230314-MWDWZW32DJMAXMOPP6YSXERY5M/
僕が店長をやっていた、約25年前、シカゴさんは横浜にも店舗がありました。何度か食べた記憶がります。
ショックだったのは、コロナ渦で弊社も含めて、デリバリー需要が増えている中で、この老舗チェーンが自己破産に追い込まれたこと。記事を読んでいたら、ゴーストキッチン化していたのかな、様々なブランドを展開されていたようで、多分、そこでコストコントロール等が出来てなかったのかな、と勝手に推測しています。(あくまでも、僕の私感なので、お許しを)
で、この記事を読んで思った事、いや思い出したこと。
ピザーラの店長時代は本当によく働いていたなって。w 週1日のお休み、通常は14時出勤で営業終了とデスクワークを片付けると25時くらいまで勤務。ただし土日のいずれかは、朝9時に出社して、やはりラストまで。毎週、日々の売上計画を立て、そこからアルバイトのシフトを組み、新商品やイベント等を告知するチラシの発注と配布エリア・時期を考えたり。無論、ピークタイムにはコールドテーブルの前に立ったり、オーブンの出口でピザをカットしたり、時間が厳しい時にはデリバリーに行ったり。。事故やトラブルがあればいつでも店舗、あるいは社宅から現場に直行みたいな。そんな生活を2年ちょっと経験しました。
今なら完全にblack企業。w
でも、あの頃やっていたことが、全て、今の僕に繋がっている、活きているから不思議。
お弁当屋さんの商品開発、シフト管理、販促(今は紙ではなくインターネットになっちゃいましたけど)立案、エリアマーケティング、他社との差別化…これらの基礎は全て、ピザーラで学んだこと。しかも、今は、それをレクチャーする側になっているから、人生は面白い。
大きい声では言えませんが、僕にとってピザーラ時代は、Belle Epoque!
そして、Black is beautiful だった時代。今は胸を張って言えるから不思議なものです。
望むと望まずとも、人生には縁がある。その縁を活かすか、あきらめるかは自分次第。でも、あの時入社を決めて、大卒2か月後に店長となり責任を与えられ、日々、シンドイ生活を経験できたからこそ、今の僕がある。無論、あの頃は、今のようになるなんて思ってなかったけど。でも、その縁だけはある意味平等な気がする。
久々にピザを食べに行って、そんなことを思いながら深酒した夜。
これからもきっと色々なご縁が僕を待っているはず。成功するか失敗するか分からないけれど、まずはチャレンジしなきゃ。失敗を恐れたり、失敗を活かせず同じような失敗ばっかり繰り返してたら、本当に貴重な時間、人生を無駄にしてしまうんじゃないか、と。
そんな生き方だけはしたくない、本当にそう思います。
人生はまだまだ続く。だからこそ、今までの自分が経験していたことをちゃんと生かして、更なる高みを目指さなきゃ。
清高、まだまだです。
(関内某所にある、超絶うまさのピザ屋さん。店名は内緒です。)