2023年06月18日
【6月は憂鬱な時期】売り上げが良くなればなるほど…
6月18日(日) 今日も元気に休日出勤中です。w
5月15日に弊社新ブランド「きんのとき」をローンチして、25日にデリバリーサイト「ごちクル」&「くるめし弁当」に出店している、横浜・うお時の人気商品群の値上げを敢行して、気がつけば6月も半ばになってしまいました。この1か月間は本当に慌ただしいというか、時間に追われっぱなしというべきか。
このローンチと価格改定、本当にタイミング悩みました。特に価格改定に関しては、デリバリーサイトでの販売価格が864円→900円(税込み)となることから、予算ありきでお弁当を探されているお客様にとっては、機会損失にしかならず、結果的に、売り上げダウンにつながってしまうのではないか?という危惧を持ちながらの判断でした。
ただ、事前データで、弊社をご利用(ご予約)のお客様のうち、約4割が外部流入、つまり検索サイトで「横浜うお時」を探し、そこに出てきた、デリバリーサイトのページ、及び自店ホームページにてご注文を頂いているというデータがあったので、問題はお客様のご予算、価格感なのかな?と思い決断した次第です。とはいえ、6割は、デリバリーサイト内での検索でご注文を頂いていたわけですから、正直、かなり不安材料でした。
それから約3週間が経ち・・・・現状を分析すると面白い結果が。
①25日~月末にかけて、一時的に注文件数・個数は減ったものの、6月に入り前月以上の注文数になってきている
②既存のお客様ではない企業様からのご注文が、デリバリーサイト経由で増えてきている
②価格を据え置いた自社HPへのご注文件数・数量が増えてきている
つまり、約4割のリピートのお客様のご注文はそのままで、且つ、デリバリーサイトではなく、自社への直接注文が増えてきている。
これは、中・長期的に見れば、デリバリーサイトへ弊社が支払う「外注費」が減り、収益改善に繋がる。
まぁ、その分、僕もデリバリーで走り回る事になりますが、これはこれでアリ、嬉しい結果です。
また、その他、残りの6割のお客様に関しては、弊社が元々得意としていたメディアやエンタメ系だけでなく、建築や通信、IT、サービス業など、多種多様な方々から、ご注文が入り、且つ拡大中。これは、正直、想像をしてなかった結果です。
その原因として考えたのは、価格を上げたことで、結果的に、今までお届けしていなかったお客様のご予算層にFITしたのだろう、と。
つまり、「捨てる神あれば、拾う神もあり」。価格を上げたことで、新たなるお客様層への露出・獲得が可能になったという事。
まだまだ続くと予想される、物価高騰の中で、より高価格でのお弁当を探していらっしゃるお客様層にキャッチ出来たのは、正直、かなり嬉しい状況です。
この新たなるお客様層にキャッチ出来たからか、「きんのとき」も販売2か月目にして、月産で1000食を優に超えそうです。今まで幾つかのブランドを開発し、ローンチしてきましたが、この短期間でこの数字は初めてです。秋頃までには、どれくらいまで伸びるのか、期待大です。
というわけで、弊社、物価高騰の余波を受けつつも、何とか。この波を越えられそうなんですが…
でも、経営者って、売上が上がったからと言って、単純に喜べないのが…なのです。
現状、僕の悩みは2つ。
1つは人財採用。いくら付加価値のあるお弁当を考えて、お届けするにしても、やはりある程度の生産能力の向上が必要。作業工数を見直し、改善をし続けていくにしても、やはり限度がある。お客様にご興味を持って頂き、ご予約をして頂ける段になって、製造数を大幅に超えてしまっていた場合、お断りをしなくてはいけなくなる。つまり、お客様のご期待に応えられない事になり、機会損失に繋がってしまう。
なので、スタッフの増員が必要なのだけど、これが今、本当に難しい。
もう1つは、キャッシュフロー。お勤めの方にはピンと来ないかもしれませんが、弊社は企業様をメインに商売を行っているので、基本、売掛、つまり請求書を送付して、お客様にお振り込んで頂く。大体、月末締めで、翌月末にご入金をして頂くわけですが、当然、その間に、仕入れや、給与などの支払いがある、つまり、その分を立て替えなきゃいけない。その為には、ある程度、資金をプールしてなければいけないのですが、弊社も含め飲食関連の皆さんは、コロナ渦で赤字だったところが多く、この資金(貯金というべきか?)を減らしてしまっているところが大多数かと想像できます。毎月の売上がほぼ一定額であれば、出ていく支払いもほぼ一定になるのですが、きつかったところから急激に伸びてくると、この立て替え(支払い)の、売上に対して支払い同じ比率で合っても、額面が大きくなり、本当に厳しくなる。
最悪の場合、黒字だけど、お金が回らず、黒字破産なんてことだってあり得る。
売上が急激に伸びれば伸びるほど・・・・
人とお金の問題が出てくる。
心配性な僕にとっては、社長業というのは、本当にストレスフル、メンタルにきます。
今までだったら鬱病を再発しかねない状況かもです。でも、多分、弊社が物価高騰の波を越えられそうなように、僕も何とか乗り越えられそうな気がします。だって今までも、何とかなってきたし、その間にいろんな考え方や、専門知識を持った方に相談できるようになったから。
むしろ、人とお金の問題がある、という事は、それだけ伸びしろ、改善点があるって、そう考えるようにしないと、やってられない!
と自分に言い聞かせています。
これから予想される飲食の閉店・倒産ラッシュの中だからこそ、ピンチはチャンスと捉えられたら…と弱気な社長ですが思っています。
さて、今日、最後のデリバリーに行ってきます!
貧乏暇なし、忙しくて不安を忘れられれば良いのですが。w
写真はうお時初代、つまり僕のおじいちゃん、渡邉時太郎。撮影時期は昭和5~10年ぐらいとの事。
ちなみに、おばあちゃんと所帯を持って、独立・開店したのが昭和15年。
渡邉の血、どうやら「危機に際して、心が躍る」みたいです。
5月15日に弊社新ブランド「きんのとき」をローンチして、25日にデリバリーサイト「ごちクル」&「くるめし弁当」に出店している、横浜・うお時の人気商品群の値上げを敢行して、気がつけば6月も半ばになってしまいました。この1か月間は本当に慌ただしいというか、時間に追われっぱなしというべきか。
このローンチと価格改定、本当にタイミング悩みました。特に価格改定に関しては、デリバリーサイトでの販売価格が864円→900円(税込み)となることから、予算ありきでお弁当を探されているお客様にとっては、機会損失にしかならず、結果的に、売り上げダウンにつながってしまうのではないか?という危惧を持ちながらの判断でした。
ただ、事前データで、弊社をご利用(ご予約)のお客様のうち、約4割が外部流入、つまり検索サイトで「横浜うお時」を探し、そこに出てきた、デリバリーサイトのページ、及び自店ホームページにてご注文を頂いているというデータがあったので、問題はお客様のご予算、価格感なのかな?と思い決断した次第です。とはいえ、6割は、デリバリーサイト内での検索でご注文を頂いていたわけですから、正直、かなり不安材料でした。
それから約3週間が経ち・・・・現状を分析すると面白い結果が。
①25日~月末にかけて、一時的に注文件数・個数は減ったものの、6月に入り前月以上の注文数になってきている
②既存のお客様ではない企業様からのご注文が、デリバリーサイト経由で増えてきている
②価格を据え置いた自社HPへのご注文件数・数量が増えてきている
つまり、約4割のリピートのお客様のご注文はそのままで、且つ、デリバリーサイトではなく、自社への直接注文が増えてきている。
これは、中・長期的に見れば、デリバリーサイトへ弊社が支払う「外注費」が減り、収益改善に繋がる。
まぁ、その分、僕もデリバリーで走り回る事になりますが、これはこれでアリ、嬉しい結果です。
また、その他、残りの6割のお客様に関しては、弊社が元々得意としていたメディアやエンタメ系だけでなく、建築や通信、IT、サービス業など、多種多様な方々から、ご注文が入り、且つ拡大中。これは、正直、想像をしてなかった結果です。
その原因として考えたのは、価格を上げたことで、結果的に、今までお届けしていなかったお客様のご予算層にFITしたのだろう、と。
つまり、「捨てる神あれば、拾う神もあり」。価格を上げたことで、新たなるお客様層への露出・獲得が可能になったという事。
まだまだ続くと予想される、物価高騰の中で、より高価格でのお弁当を探していらっしゃるお客様層にキャッチ出来たのは、正直、かなり嬉しい状況です。
この新たなるお客様層にキャッチ出来たからか、「きんのとき」も販売2か月目にして、月産で1000食を優に超えそうです。今まで幾つかのブランドを開発し、ローンチしてきましたが、この短期間でこの数字は初めてです。秋頃までには、どれくらいまで伸びるのか、期待大です。
というわけで、弊社、物価高騰の余波を受けつつも、何とか。この波を越えられそうなんですが…
でも、経営者って、売上が上がったからと言って、単純に喜べないのが…なのです。
現状、僕の悩みは2つ。
1つは人財採用。いくら付加価値のあるお弁当を考えて、お届けするにしても、やはりある程度の生産能力の向上が必要。作業工数を見直し、改善をし続けていくにしても、やはり限度がある。お客様にご興味を持って頂き、ご予約をして頂ける段になって、製造数を大幅に超えてしまっていた場合、お断りをしなくてはいけなくなる。つまり、お客様のご期待に応えられない事になり、機会損失に繋がってしまう。
なので、スタッフの増員が必要なのだけど、これが今、本当に難しい。
もう1つは、キャッシュフロー。お勤めの方にはピンと来ないかもしれませんが、弊社は企業様をメインに商売を行っているので、基本、売掛、つまり請求書を送付して、お客様にお振り込んで頂く。大体、月末締めで、翌月末にご入金をして頂くわけですが、当然、その間に、仕入れや、給与などの支払いがある、つまり、その分を立て替えなきゃいけない。その為には、ある程度、資金をプールしてなければいけないのですが、弊社も含め飲食関連の皆さんは、コロナ渦で赤字だったところが多く、この資金(貯金というべきか?)を減らしてしまっているところが大多数かと想像できます。毎月の売上がほぼ一定額であれば、出ていく支払いもほぼ一定になるのですが、きつかったところから急激に伸びてくると、この立て替え(支払い)の、売上に対して支払い同じ比率で合っても、額面が大きくなり、本当に厳しくなる。
最悪の場合、黒字だけど、お金が回らず、黒字破産なんてことだってあり得る。
売上が急激に伸びれば伸びるほど・・・・
人とお金の問題が出てくる。
心配性な僕にとっては、社長業というのは、本当にストレスフル、メンタルにきます。
今までだったら鬱病を再発しかねない状況かもです。でも、多分、弊社が物価高騰の波を越えられそうなように、僕も何とか乗り越えられそうな気がします。だって今までも、何とかなってきたし、その間にいろんな考え方や、専門知識を持った方に相談できるようになったから。
むしろ、人とお金の問題がある、という事は、それだけ伸びしろ、改善点があるって、そう考えるようにしないと、やってられない!
と自分に言い聞かせています。
これから予想される飲食の閉店・倒産ラッシュの中だからこそ、ピンチはチャンスと捉えられたら…と弱気な社長ですが思っています。
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渡邉の血、どうやら「危機に際して、心が躍る」みたいです。
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