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2024年02月23日

【久々のプレッシャー】沖縄マネージャーズセミナー

約3か月ぶりのblog更新になってしまいました。

唐突ですが、今週(2/19~23)沖縄に滞在しています。
お休みではなく、お仕事です。

メインタスクは、沖縄・北谷町で3回目の開催となるYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の出席。
しかも今回は、沖縄の友人達が発足・スタートするOMS(沖縄マネージャーズセミナー)のキックオフセミナーへの参加という、今までなかった内容。その趣旨に賛同して、横浜・大阪から10名の参加者をお連れしてのツアーとなりました。

今までの出張セミナーと根本的に異なるのは、既存の交流団体があるのではなく、セミナーをご紹介し、参加者を募るという方法。
つまり、沖縄側の参加者、どんな方が何人くらいお越しになるのか、全く分からないという…そういうお話です。しかも悪名高き、「沖縄タイム」。どうなるか本当に心配で…。

そのため、開催に至るまで、約4か月間。その間、2回ほど訪沖し、調整を続けてきました。

今回ほど、奇跡の連鎖というか…何かに導かれている…運命的と感じる事は無かったかと思います。ご相談をさせて頂いた方、ほぼ全ての方々に賛同とご協力を頂くことが出来ました。また、この方々を通じて、さらに様々な方々との繋がり、あれよあれよという間に、気がつけば想定外のビックプロジェクトになっていました。

具体的には・・・・
①沖縄県産業振興公社を通じて、講師派遣の助成金を獲得
②北谷町商工会の全面的バックアップ
③横浜信用金庫、コザ信用金庫、告知協力
④横浜鶴見沖縄県人会、関東沖縄経営者協会の後援名義

過去に沖縄・大阪でそれぞれ2回づつYMSのスピンオフイベントを開催しましたが…
ここまでオフィシャルで、そして関係団体のご協力を頂いたのは初めて。

開始直前まで、参加者の皆様が、ちゃんと来場されるか…
定刻通り、セミナーをスタート出来るか…
参加者の皆様がセミナーを愉しんで頂けるか…
OMSの趣旨をご理解して頂き、ご帰宅されることが出来るのか…

本当にドキドキでした。
実際、開始直前にランチを食べに行ったのですが、食事を残してしまう有様で…。

でも、終了後のご挨拶や、懇親会等で次回以降のOMSに是非とも参加したい、というお声を多数頂き、本当にうれしく、ホッとしました。



そして、なんとセミナー翌日には…


沖縄県産業振興公社のご担当者様を通じて、宮古島市役所・漁港の方々とオンラインMTG。
1回目のOMSセミナーが終わったばかりですが、もう既に離島の皆様からのお問合せが来ております。
関心の高さにビックリです。

僕らが13年間続けてきたYMS、その活動の趣旨が、地方公共団体、金融機関等にこんな形で評価を頂けるなんて…
正直、驚いています。

沖縄も、大阪も、横浜も…
経営者が悩むことは一緒。ちょっとした出会いのご縁が、互いに成長、高めあう糧となる。
改めて今回の旅を通じて実感、再認識した次第です。

やっぱり僕は人が好きみたいです。
そして旅も。
多くの方々と一緒に、何かを生み出していきたい。
人を繋いで、みんなで笑顔になりたい。

人と人とのご縁を取り持つこと。
そこに携われることは本当に幸せな事。
そして、その経験を通じて自分自身も更なる高みを目指すことが出来る。

最高のスパイラルですよね!

今回の出会いをより具現化するために、遠い横浜から可能な限りバックアップしたいと思っています。
そして、更なる経験を積み、より自分を成長させるべく愉しんでいきたいと思ってます。

OMS(YMS)北谷セミナー開催に際してご協力を頂きました皆様に心から感謝いたします。
そしてご参加頂きました皆様、引き続き、こういった活動へのご理解を賜れば幸いです。
1から2、ではなく、文字通り、0から1の発足ですが、より多くの方々がOMSに今後参加され、刺激と成長を感じられるような、そんな組織になる事を祈っています。

本当にありがとうございました!
  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 15:14Comments(0)沖縄地域活動清高的私感

2023年11月22日

【出張族のお弁当屋さん】「何をするか」ではなく「誰とするか」じゃない?

気がつけば数か月、blogの更新を怠ってしまいました。
正直、本当にドタバタな数か月で。

詳しくは書けませんが・・・・
9月には、約1年間の交渉期間を経て金融機関の方々と合意が成立し、新たな財務計画でご支援して頂けるようになりました。
この計画、本当に大掛かりなもので…弊社のような超零細企業では現実不可能なプラン、ものすごく大変なプロセスを横浜信用金庫の担当者さんが必死になって調整、纏めてくれた結果です。本当にありがたい限りです。

それと相変わらずの出張生活が続いています。一昨日、昨日で約1500マイルを旅してきました。
富山県富山市では、メディア関連のアポ。氷見市では、お世話になっている魚屋さん・お肉屋さん・蒲鉾屋さんにご挨拶と、簡単な取材。
福岡県福岡市では、お弁当に特化したシステムを構築されている企業様と、水産加工・問屋さんとのアポ。
とっても刺激的で、実り多き出張になりました。

よく、清高は何で出張ばかり出ているんだ?と尋ねられることが多いのですが…
確かにコロナ渦で、リモートワークが増えzoom等で現地に行かなくても打ち合わせすることは可能です。ちょっとした内容なら電話、あるいはメールでも事足りる御時世だから、わざわざ行かなくても…と思うのでしょうね。
ビジネスモデルだったり、業務分担だったり、意思疎通がある程度出来ている関係なら、それで事足りると思います。でも、初めて仕事する、一緒に何かをスタートさせる、そういう方々とは、まず最初に逢わなきゃと思うんです。一定の成果や形が出来るまでは、直接お話しなきゃ、と。

僕は、ただの弁当屋の社長ですが…こんな僕でも、常に改善・改良を考え、どう実行するか?で頭がいっぱいです。大概、何かを始めるときには、弊社スタッフ以外のスペシャリストのお力を借りることが多いです。その方の経験や違う感覚をどう活かしていくか?
僕のカウンターパートになる人が何を望んでいるのか?どんな人なのか?を知りたい。本当に一緒に仕事できる人なのか?を感じたい。

これはzoomやメールでは、わからない事なんですよね。
やっぱり、リアルに面と向かってじゃないと、これはなかなか分からない。
しかも、これは僕だけでなく先方もきっと同じように感じていると思うんです。
僕と組んで大丈夫かな?って。
だから自分からご訪問しなきゃ、と。それが一番大切だと。

つまり「何をするか」ではなく「誰とするか」が一番大切。僕にとっては、しっかりとコミュニケーションが出来、人間関係が構築できるかが最重要。信頼関係が出来れば、お互いの知恵を絞って、相互に協力できるようになる。

考えてみれば、コロナ渦以降、時代がどんどんデジタルになっているのに、僕はむしろ逆行してアナログになってきてる。それはやっぱり、一見すると遠回りのように見えるけど、実は、将来を見据えてしっかりとした土台を作るための僕なりのプロセスなのかも、と。

冒頭の横浜信用金庫の某担当者とも考えてみれば3年のお付き合い。金融機関の担当としては比較的に長いお付き合い。そのお付き合いの中で、お互いに腹を割って話せる関係になれたから、今回の計画が他行にも承認されたと思うし、それを実行に移せたのも、彼の熱意に他ならないと思っています。実際、政府系金融機関の某担当者の方からも、「この計画のポイントは、信金さんの、うお時さんに対する熱意にほかなりませんね」と面談の時にコメントを頂きました。

やはり、経営者にとっては人との出会い、関係性はとても大切。それを再認識しています。
そして、同時に、僕はなんと人に恵まれているのだろう…と痛感しています。もう本当に感謝しかありません。今回お逢いした方々とも、しっかりと根を張り、長期にわたってお付き合いできる関係を気づいていきたいです。僕はこれからもアナログで、人とのご縁を大切にビジネスしていきたいと思ってます。それはきっと、僕にとっての財産になるはずだから。というわけで、日本全国、どこでも出没します。皆様、宜しくお願い致します。
(決して、JALのマイルを貯める為の方策ではないので、悪しからずw)

氷見・越田商店
写真は氷見・越田商店さん。越田喜一郎君とのお付き合いは2年以上。彼との出会いがなければ…このプロジェクトは近日ローンチ予定。ご期待ください。




  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 11:44Comments(2)富山出張清高的私感

2023年09月03日

【ブランドイメージの本質とは?】シウマイ弁当の値上げで思う事

数日前、崎陽軒さんのニュースをメディアで知りました。昨年に続き、10月1日から更に値上げとの事。
詳細はこちらを。

崎陽軒、シウマイ弁当50円上げ950円 122品目値上げ(8/31 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313H20R30C23A8000000/

全く規模感は違いますが、思うところがあるので、纏めてみようと思います。

まず値上げに関して。
値上げ自体は同業者として仕方がないのかな?と思っています。確かに仕入れ価格の高騰、人件費の上昇という経済環境から考えたら致し方ないのかな、と。むしろ、価格転嫁をして売り上げが確保できない方が問題だと思います。恐らく、そういう会社や商品って、他との差別化が出来ていなかったから、つまり価格ありきで今まで商売をしていて、ウチの売りはコレという価値、イメージを提供出来ていなかったからなのかな?と。

あくまでも私感ですが、コロナ渦を経験して、「食」に関して、大分お客様の意識が変わったな、と思っています。
大きく分けると下記2点。

①会食・外食の機会が減少したことで、「食」に対してお客様の期待度が増している事。その期待の反動というのか、以前よりもお客様ご自身が情報収集をしっかり行い、TPOに応じたお店・商品選びをされている。

②コロナ渦以前のコスパという言葉に代表されるような価値ではなく、オケージョン、商品力、サービスまでを含めた価値に対する価格感度にご満足感の基準が変わってきている

つまり、お客様がお店、商品選びにコダワリを持たれるようになったという事だと思うんですよね。
そのこだわりのアンテナにひっかかるようなお店・商品づくり、情報提供、サービスをご用意することが、今の厳しい経済状況の中で生き残っていく方法なんじゃないか、と。 でも、よくよく考えると、これら一連のお店・商品づくり・情報提供・サービスに一過性がなければ、その価値は伝わりづらい。つまり、「うちはこういうお店なんです」「うちの商品はこれが命なんです」というブランドイメージがしっかり出来ていないと、これら一連の方法論が出来ていても、お客様のアンテナ・心には響かないんじゃないか?と。

つまり、提供側(お店側)が、自分達の売りをしっかりと理解できているか?
実は、そこがポイントなんじゃないか?と。

それを踏まえて、シウマイ弁当のお話。
お客様、それぞれが思うシウマイ弁当のイメージって何なのか?

僕は、「安くて美味しい」、だと思っています。このブランドイメージがあり、それを体現する商品があったから、シウマイ弁当は多くの方に支持されてきたのだと思っています。これは本当に凄い事だと思います。しかも変わらないようで、日々改善を繰り返し、そのブランドイメージを守ってきている。規模は全然違えども、この凄さ、同業者として本当に頭が下がる思いです。こういった努力がある限り、価格転嫁をしてもシウマイ弁当は売れ続けると思います、恐らく。

でも、このままシウマイ弁当の価格が上がっていってしまうと、僕が思うシウマイ弁当のブランドイメージは間違いなく変わってしまうと思います。だって、高くて美味しい、になってしまうから。つまり、時節に合わせすぎて、本来のブランド価値を損なってしまうのでは、と危惧しているわけです。

変わらないように努力をし続けることも改善。でも、ひとつの形に、成功事例にこだわり続けて本来のブランド価値を失っては元も子もない。

シウマイ弁当を変わらない美味しさで売り続けるのならば、もう1つの「安くて美味しい」を具現化しなければ、シウマイ弁当の持つ本質的なブランドイメージを守れないのでは、と感じる次第です。企業努力、つまり新商品開発や、改善ポイントの情報発信等をしっかり行い、その上で価格転嫁しかない事をお伝えしないと、ブランドイメージは守れないのでは、と。

偉そうにすいません。
でも、実は、これ、弊社にも同じことが言えるんです。この外的要因が非常に厳しい経営環境の中で、どうやってお客様にご満足いただき、利益を確保するか?本当に日々考え、行動し続けています。

経営者として、企業を変化させることは恐怖。でも、その変化が成長になれば、あの時の選択は良かったんだと後から振り返った時に思うはず。この変化を改善、成長を結果と置き換えても良いと思います。そのタイミングが今、来ている、そう実感しています。

では、何から手を付けて変化させていくのか?
それを考えるうえで必要だな、と思う事は…変えて良い事といけない事。
変えてはいけない事、つまり自社のウリ=ブランドイメージ。ブランドイメージ=自社のこだわり。
このこだわりこそが基本なんじゃないかな?と。
このこだわりを、今の時代、お客様に合わせることが変化なんじゃないか、と。

正直、その思考で日々取り組んでいますが…毎日が怖くって仕方がありません。でも、それをしなければ、確実に弊社の魅力は半減し、お客様の支持を得られなくなるのは明白なので…やるしかないです。

全てはお客様に美味しい、ご満足していただく為に…
うお時のこだわりを磨き続けるしかない。
そして、それをお客様、スタッフに判る形で提案・提供し続けるしかない。

清高、まだまだです。



5月にローンチした「きんのとき」からのスピンオフ商品で、うお時チャンネルで販売スタートした【横浜蔦金商店】鮭の塩焼き海苔弁
うお時のモットー「手軽に、手作りで美味しいを召し上がって頂きたい」をカタチにしたお弁当です。「うお時」らしく、「きんのとき」よりもリーズナブルな価格設定になっています。是非、MTG等でご活用頂ければ幸いです。







  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 09:25Comments(0)今月の業務改善!清高的私感

2023年08月26日

【アラフィフにして迷う】what can I do for…

突然ですが、昨晩、NHKの”ドキュメント72時間”を観た。
この番組、以前から大好きで、割と観ている方だと思う。まぁ、必ず毎週観ている番組というのは、殆どないのですが。

昨晩(8/25)のOAは、『異国の地のアフガニスタン食堂で 完全版』というタイトル。パキスタンに逃れたアフガニスタン人を焦点に当てて番組が制作されていいました。詳しくはこちら。NHK+だとまだ観れるみたいなので、ご興味ある方は是非、ご覧ください。

で、この番組の中に登場してくる人物の中で、一晩経っても僕の頭から消えない人がいた。
彼はアフガン人、その中でも少数派の民族出身で、カブールを追われパキスタンに逃れてきた。パキスタンでバス運転手の仕事に一旦はつくものの、緑内障を発症し、失業している。その彼がインタビューで「自分のためだけに生きることは、決して幸せになれない」とコメントしていた。

この発言に僕の心は無意識に反応してた。心の中の塊みたいなものを感じた、というのが正直な感想かもしれない。
40代に入り、これでもか!っていうほどの事を経験し、乗り越えてきた自負は正直あるけれど・・・・
今の僕は、多分、抜け殻みたいなものなのかもしれないな、と。スタッフや周囲の方々に助けられて、何とか今がある訳だし、それは本当に感謝すべき事だと理解をしているのだけれど…愉しいや幸せ、という実感が全くなく、1日1日があっという間に過ぎてしまう。気がつけば自宅で毎晩一人でご飯を食べ、お酒を飲み、なかなか寝付ず短い睡眠をとり、気怠さを感じつつ翌朝目覚めて職場へ、同じ生活の繰り返し。休みは殆どなく、あったとしてもほぼ引きこもり状態。相変わらず週末にスーパーに行くのが苦手で…。
正直こんなんでいいのか?って。なんの為に、日々を過ごしているんだろう?って。

多分、僕は、ある一定の時期から、こういう事を考えるのを意識的にやめていたんだと思う。日々のキツイ生活の中で、その1日を生き抜くこと(これは文字通り、僕と会社が生き残るという事、お金だけじゃなく存在という意味で)だけで目一杯だったからかもしれない。離婚か自己破産を悩んだ時に、離婚を選択して、その責任を全う出来なかったことから逃げていたのかもしれない。誰かの為でなく、自分のために頑張らなきゃってここ数年思ってた。それは誰かをこれ以上、失う事が怖かったから。いずれにしても、ここ数年、自分を見つめる事から逃げ、考えることを止めていたんだろうな。自分の幸せとは何ぞや?を考えることを。

上記アフガンの男性は、僕から見れば絶望的な状況下にあっても、「NGOに参加して、アフガン難民のために働きたい」と。アフガンにした時でさえ、少数民族出身という事で迫害を受けていたのにも関わらず、その上、難民として滞在しているパキスタンという異国の地で、こんなに自分のしたい事がはっきり自覚し、それに向かっている…本当に素晴らしいし、正直、羨ましい。

もうじき49歳になるというのに人生悩みっぱなしです。孔子は「四十にして迷わず」と言っていたのに。
僕は、どうしたら「実感」出来るのだろうか? 

清高、まだまだです。本当に。


  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 09:31Comments(0)清高的私感

2023年08月21日

【8月は繁忙期】数年ぶりの現場復帰です

8月は、弊社にとっては繁忙期。飲食店さんと繁忙期が違うんですよね。

コロナ渦以前、弊社は芸能・放送関係のお客様が、その売り上げを占めていました。コンサートやイベント、TVやCMの収録(ロケ)など。ご推察のように、この業界のお客様はコロナ渦で縮小を余儀なくされました。コンサートやイベントはともかく、TVやCM収録が減ったというと驚かれるかもしれませんね。普通にOAされていたので。でも明らかに売上が減ったのです。
では、収録関係が減った理由としては・・・・
①明らかにスタジオ収録が増え、ロケが減った。
②密を避ける意味合いからか、撮影隊の人員が減った。
この2点が考えられますが、明らかにコロナ渦以前に比べて、ご注文件数・数量が減り、弊社にとっては厳しい状況となっていました。
つまりお得意さんが元気がなくなった余波で、弊社も厳しくなった。そういうイメージです。

でも厳しいとばかり言っても仕方がないので、この間、弊社は既存のお客様ではない業界・方々にへの販路拡大を進めてきました。
具体的には・・・・
①一般企業、つまりホワイトカラーの皆様のセミナー、会議用のお弁当
②MR(製薬企業様)のドクター訪問用のお弁当

一言でいえば、狭く深くだった販売チャンネルを、広く薄くに作り直すイメージです。
この販路拡大のために行ったのが、多ブランドチャンネル化です。
横濱うお時のクオリティを保ちつつ、違うイメージのご商品を提供することで、新規お客様の獲得、他のブランドへの再注文によるリピートユーザー層の拡大。また、各ブランドをしっかり作りこむ事で、特にMRマーケットのお客様への訴求を行える、そう考えたためです。

2年をかけて、洋食喫茶イセザキ濱乃やきんのとき、という3つのブランドをローンチ、販売スタートすることになりました。

デリバリーサイトへの掲載もあり、2021年期から徐々にホワイトカラーのお客様が増え始め、22年期には年間契約で企業様のお弁当を定期的に受注するようになり、順調に売上回復してきました。

そして2023年。コロナ渦が5類に移行し・・・・人流が戻ってきました。
弊社の元々コアなお客様のご注文が戻ってきました。
しかも、面白い変化が起きます。
①多ブランド化による、短期間でのリピートご注文の増加
 うお時→洋食喫茶イセザキの流れが増え、お客様の中で繰り返しご注文を頂ける方が増えてきている
②4ブランドになった為に、連日開催のセミナーのお客様が弊社に1元注文を頂けるようになった。
  違うお弁当屋さんを頼まなくても、毎日違うイメージの商品を弊社は提供出来る為
③金土日に集中しがちだったご注文が、平日に均等にご予約が入るようになってきた。
④濱乃や、きんのとき、の売上が徐々に上がってきて、全体として単価UPに繋がってきている
⑤物価高騰、人財不足が原因なのか、芸能・放送関連のお客様のお弁当単価もコロナ渦以前に比べて10~15%上昇

なんだかいい事ばかりのようですが、好事、魔多し。
こういう時には、想像していないようなことが起きたりします。
色々起きていますが、僕的に一番のピンチは・・・・キッチンのエーススタッフの緊急入院。しかもお盆休み前。
幸い経過は順調のようですが、1か月はお休みになりそうで・・・・

というわけで、週1日ですがキッチン復帰しました。数年ぶりに。
僕がキッチンで調理するのを見たことがないスタッフも多くて。w
正直、ちゃんと出来るか心配でしたが、身体って覚えているものですね。意外と…。しかもメニューやスタッフも変わっているので、現場に入ることで見えるもの・判ることが多い。現場百篇と言いますが、まさにそうだと感じています。僕が考えてなかったような工夫をスタッフみんながしているのを多々見つけています。いや、本当にありがたいです。

早くエース君が復帰してくれることを祈りつつ、久々のキッチンを楽しみながら、色々と学び直そうと思っています。無論、デリバリーに出て、お客様とお話をすることも継続しながら。熱い夏になりそうです。皆様、熱中症にきをつけて頑張りましょう!


追記:最近お届けに伺ったお客様です。





  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 08:29Comments(0)うお時関係今月の業務改善!清高的私感

2023年06月18日

【6月は憂鬱な時期】売り上げが良くなればなるほど…

6月18日(日) 今日も元気に休日出勤中です。w

5月15日に弊社新ブランド「きんのとき」をローンチして、25日にデリバリーサイト「ごちクル」&「くるめし弁当」に出店している、横浜・うお時の人気商品群の値上げを敢行して、気がつけば6月も半ばになってしまいました。この1か月間は本当に慌ただしいというか、時間に追われっぱなしというべきか。

このローンチと価格改定、本当にタイミング悩みました。特に価格改定に関しては、デリバリーサイトでの販売価格が864円→900円(税込み)となることから、予算ありきでお弁当を探されているお客様にとっては、機会損失にしかならず、結果的に、売り上げダウンにつながってしまうのではないか?という危惧を持ちながらの判断でした。

ただ、事前データで、弊社をご利用(ご予約)のお客様のうち、約4割が外部流入、つまり検索サイトで「横浜うお時」を探し、そこに出てきた、デリバリーサイトのページ、及び自店ホームページにてご注文を頂いているというデータがあったので、問題はお客様のご予算、価格感なのかな?と思い決断した次第です。とはいえ、6割は、デリバリーサイト内での検索でご注文を頂いていたわけですから、正直、かなり不安材料でした。

それから約3週間が経ち・・・・現状を分析すると面白い結果が。
①25日~月末にかけて、一時的に注文件数・個数は減ったものの、6月に入り前月以上の注文数になってきている
②既存のお客様ではない企業様からのご注文が、デリバリーサイト経由で増えてきている
②価格を据え置いた自社HPへのご注文件数・数量が増えてきている

つまり、約4割のリピートのお客様のご注文はそのままで、且つ、デリバリーサイトではなく、自社への直接注文が増えてきている。
これは、中・長期的に見れば、デリバリーサイトへ弊社が支払う「外注費」が減り、収益改善に繋がる。
まぁ、その分、僕もデリバリーで走り回る事になりますが、これはこれでアリ、嬉しい結果です。

また、その他、残りの6割のお客様に関しては、弊社が元々得意としていたメディアやエンタメ系だけでなく、建築や通信、IT、サービス業など、多種多様な方々から、ご注文が入り、且つ拡大中。これは、正直、想像をしてなかった結果です。
その原因として考えたのは、価格を上げたことで、結果的に、今までお届けしていなかったお客様のご予算層にFITしたのだろう、と。
つまり、「捨てる神あれば、拾う神もあり」。価格を上げたことで、新たなるお客様層への露出・獲得が可能になったという事。
まだまだ続くと予想される、物価高騰の中で、より高価格でのお弁当を探していらっしゃるお客様層にキャッチ出来たのは、正直、かなり嬉しい状況です。

この新たなるお客様層にキャッチ出来たからか、「きんのとき」も販売2か月目にして、月産で1000食を優に超えそうです。今まで幾つかのブランドを開発し、ローンチしてきましたが、この短期間でこの数字は初めてです。秋頃までには、どれくらいまで伸びるのか、期待大です。

というわけで、弊社、物価高騰の余波を受けつつも、何とか。この波を越えられそうなんですが…
でも、経営者って、売上が上がったからと言って、単純に喜べないのが…なのです。

現状、僕の悩みは2つ。
1つは人財採用。いくら付加価値のあるお弁当を考えて、お届けするにしても、やはりある程度の生産能力の向上が必要。作業工数を見直し、改善をし続けていくにしても、やはり限度がある。お客様にご興味を持って頂き、ご予約をして頂ける段になって、製造数を大幅に超えてしまっていた場合、お断りをしなくてはいけなくなる。つまり、お客様のご期待に応えられない事になり、機会損失に繋がってしまう。
なので、スタッフの増員が必要なのだけど、これが今、本当に難しい。

もう1つは、キャッシュフロー。お勤めの方にはピンと来ないかもしれませんが、弊社は企業様をメインに商売を行っているので、基本、売掛、つまり請求書を送付して、お客様にお振り込んで頂く。大体、月末締めで、翌月末にご入金をして頂くわけですが、当然、その間に、仕入れや、給与などの支払いがある、つまり、その分を立て替えなきゃいけない。その為には、ある程度、資金をプールしてなければいけないのですが、弊社も含め飲食関連の皆さんは、コロナ渦で赤字だったところが多く、この資金(貯金というべきか?)を減らしてしまっているところが大多数かと想像できます。毎月の売上がほぼ一定額であれば、出ていく支払いもほぼ一定になるのですが、きつかったところから急激に伸びてくると、この立て替え(支払い)の、売上に対して支払い同じ比率で合っても、額面が大きくなり、本当に厳しくなる。
最悪の場合、黒字だけど、お金が回らず、黒字破産なんてことだってあり得る。

売上が急激に伸びれば伸びるほど・・・・
人とお金の問題が出てくる。

心配性な僕にとっては、社長業というのは、本当にストレスフル、メンタルにきます。
今までだったら鬱病を再発しかねない状況かもです。でも、多分、弊社が物価高騰の波を越えられそうなように、僕も何とか乗り越えられそうな気がします。だって今までも、何とかなってきたし、その間にいろんな考え方や、専門知識を持った方に相談できるようになったから。

むしろ、人とお金の問題がある、という事は、それだけ伸びしろ、改善点があるって、そう考えるようにしないと、やってられない!
と自分に言い聞かせています。
これから予想される飲食の閉店・倒産ラッシュの中だからこそ、ピンチはチャンスと捉えられたら…と弱気な社長ですが思っています。

さて、今日、最後のデリバリーに行ってきます!
貧乏暇なし、忙しくて不安を忘れられれば良いのですが。w



写真はうお時初代、つまり僕のおじいちゃん、渡邉時太郎。撮影時期は昭和5~10年ぐらいとの事。
ちなみに、おばあちゃんと所帯を持って、独立・開店したのが昭和15年。
渡邉の血、どうやら「危機に際して、心が躍る」みたいです。








  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 14:17Comments(0)うお時関係地域活動清高的私感

2023年05月29日

【社長あるある】段々、数字が好きになって来ました…

5月29日

5月15日、ちょうど2週間前に新ブランド『きんのとき』をローンチしたわけですが、本当にあっという間で。各種メディアに取り上げて頂いたことで、自分でもびっくりするような現状になっています。改めて、『ブランドコンセプトと、そのストーリー』が本当に大事だな、と痛感しております。

この2週間の事は、こちらを
https://www.uotoki.com/e1603904.html


で、この驚きを、どうやったら客観的に見ることができるか?
辿り着いた答えが、やっぱり数字なんですよね。売上だけではなく、ホームページの反響、製造にかかった工数・時間、そういったものを説明しようとすると、どうしても主観が入ってしまう。その主観というのは、あくまで自分の感覚で事象を捉えて、考えて、発信するものだから、人によって、その差異が出てしまう。

でも、数字に置き換えると、かなり現実的、客観的に説明できる。
ただ、難しいのが、その数字が、何に比べて、どう違うのか?それがいいことなのか?悪いことなのか?という比較をしてあげないと、多くのスタッフは理解が出来ない。何故なら、スタッフみんなが数字を意識して、毎日仕事をしているわけではないですから。
弊社の場合だと、恐らく製造個数、売上くらいは日々意識していると思うけど、それが月単位、年単位なんて・・・。

というわけで、過去3年間の決算書と損益計算書を見直して、数値化、データ化してみました。
例えば・・・・
①自社に直接ご注文をくださるお客様の割合
②お客様の平均単価。(1個当たりの購買単価)
③ホームページビュー数から受注に至る割合
④物価上昇による仕入れ価格の高騰、それがいつ頃から顕著になってきたのか?
などなど、他にも色々ありますが、これらを数字に落とし込んでみました。

この作業、スタッフに現状把握をしてもらうために作ったのですが・・・・
細かい数字を纏めてみるだけで、全体像が見えてくる。
むしろ自分の頭の中がとてもクリアーになっていく。

そのクリアーになった状態で、「では、どう解決していくか?」、あるいは「伸ばしていくか?」の方法論を考えれば良いわけで、感覚だよりの判断より、より明確に、且つ、スピーディーに経営判断が出来るようになる。やっぱり「数字は嘘つかない」と同時に「数字管理が会社経営の基本」というのを改めて痛感している次第です。

でも、この基本の大切さを学んだのは、やっぱり、過去の失敗からです。
確かにサラリーマン時代から数字やデータの重要性は理解していた。(と思います)。でも、年商が小さく、自分も現場に入らなければならないようになると、本当に今日、明日の事しか考えられなくなる。そうなると、数字を段々意識していかなくなる。結果、勘だよりの経営になり、気がつくと大きな落とし穴にはまり…最悪、本当に改善点を見出すことが出来ず、結果、より大きな損害を生むことになる。下手したら破産や廃業だったかも。

無論、数字管理だけでは会社経営できません。数字はあくまでも実績の積み重ね、なのですから。
この数字を活かすも、殺すも、恐らく大切なのが経営者の「勘」。
でも、この「勘」は感覚ではなくて、例えば、「物価上昇はいつまで続くのだろう?」、「今、流行っているものって何だろう?」、「同業者の動向はどうだろう?」といった、情報を仕入れて、自分なりに導き出した、ある種の「思考」あるいは「方向性」。

経理や財務が苦手でした。本当に。でも、本当に現場だけで感じる勘、フィーリングだけの勘というべきか、そんな経営をした結果、気がつけば大変なことになっていました。そんな轍を踏まないように、問題点の抽出、スタッフへの共有、この2点を客観的に伝えるために、自分なりに数字を分析するようになったら…意外と数字を見るのが好きになってきた気がします。無論、胃が痛くなるような数字を見なきゃいけない時はありますが。

基本に忠実に。常に感覚ではなく数字を。そして、日々、情報を集め、「勘」を研ぎ澄ませていく事。
これが経営者の仕事の基本なんじゃないか、と思う今日、この頃です。
大分、高いお金を勉強代に費やしてしまいましたが。

今でも、経営や財務は苦手です。w
清高、まだまだです。

写真は、3月下旬に鉢を植え替えた我が家のガジュマル君。
色々調べて、根詰まりが原因と判明して、鉢を大きいのに移し替えたら、あっという間に元気になりました。
問題点に気づき、対応策を考え、実行する。「おそらく」とか「多分」って感じてることの中に、本当は問題点があるんじゃないか。
だからこそ、そういう事こそ、より確実に数値化していく必要があると思います、経営者って。
弊社もこのガジュマルみたいに、一気に成果が出ると良いのですが・・・・


ガジュマルの移し替えはこちらから

今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。ありがとうございます。  

2023年05月17日

【僕にとって本質って何?】やっぱりシンプルなのが1番じゃないのかな?

5月15日㈪

すこし遅れましたが、この日、弊社新ブランド「きんのとき」をサイトオープン致しました。このブランドのストーリーはリンクを貼るので、詳しくはこちらをチェックして頂きたいのですが・・・・。最初のインスピレーションは、2月3日、僕のおばあちゃんの命日に、叔母と話をしていて、ふと思いつき、横浜中央市場青果部のドン・藤岡さんにご相談して・・・・そこから結局、弊社を含む4社で商品開発となったわけですが・・・。

その過程で感じたことは、それぞれの会社・店舗の「強み」を活かす、その相乗効果がより高い価値を生むのでは?と。
今回の「きんのとき」プロジェクトは、これから数か月、半年、1年後という期間で、その結果が出てくると思いますが。
でも、きっと多くのお客様にご満足して頂けるブランドになると信じています。

今回、実質、思いつきから、形になるまで、つまりオープンまで約2か月で出来たのは、まさに、各社の「強み」を活かせたからだと思っているんです。プロデューサー的、指揮者的な視点でプロセスを考え、皆さんにお願いが出来たから。それぞれでイメージを共有して、それぞれが、それを活かすアイディアを捻りだし、UPグレードしていく。結果、こだわりだらけの商品が出来上がる。僕1人で考えるより、はるかに面白く、美味しいお弁当をお客様に訴求、提案することができる。(藤岡さん、関係者の皆様ありがとうございます)

長くなりましたが、この「強み」というのは、言い換えれば「本質」だと思うんです。
その会社がお客様に一番訴求したい商品やサービス、技術は何か?という事なんです。

今、飲食業、本当に厳しいです。withコロナになり人流は戻りつつありますが、人件費・物価高騰のあおりを受けて、経営環境は正直厳しい。でも、よくよく観察してみると、コロナ渦以前から厳しかったお店は厳しいまま、だけど、コロナ渦前、あるいは期間中に、それなりに収益を出せていたお店は予約を取れないくらい繁盛しているお店もある。(もちろん一部ですが)

それらに共通しているのは、わかりやすさ、なんじゃないか?と。
このお店、「うちはこれが売りなんです!」の「これ」がブレていないお店、それがポイントなんじゃないか、と。つまり「強み」=「本質」=「これが売り」なんじゃないかな?と。

僕はどうしても、お弁当という、言い方を変えれば自店の印象をどう伝えて、お客様に弊社を選んでいただくか?というビジネスをしているので、どうしても食べる方のマーケティング思考に陥りがちですが…でも「冷めても絶対に美味しい弁当を作る」、これだけは一貫しています。
ただ、ご利用頂くお客様を想定して、それに合わせてブランドをご用意して差別化を図っているだけなのです。
つまり、自社の本質を、どう活用・応用していくか?それだけを考え続けている。つまり、とってもシンプル。

この「これが売り」を経営者が理解していないと、2つの悪影響が出ると思います。

まず1つ目が、自社の強みが判っていないから、どうしても価格勝負になってしまう。まぁ、元々、「安さ」で売っていた経営者はあくまでも価格に囚われていて、その商品価値をちゃんと伝えきれてなかったりする。そうすると、なかなか値上げできず、結果、お客様が増えても、この物価高の影響で利益が出ない、出にくい構造になってしまう。

2つ目、これ結構多いパターンだと思うのですが、今まで、こうやってきたから、やっぱり同じやり方じゃなきゃダメじゃない。みたいな経営者。
よくあるパターンとしては、以前と同じ価格なのに、注文したら明らかにボリュームや質が下がってしまっている。結果、以前よりも顧客満足度が下がり、売上低下につながってしまう。でも、実は②の場合、「売り」が判っているのに、変化を躊躇している場合が多いような気がしますが。

「売り」を理解したうえで、商品価値の伝え方や、価格、方法論(例えば飲食店であればお皿や盛り付けスタイルを変える)を変えていなかなければ、このafterなのかwithなのか分かりませんが、このコロナ渦の時代には生き残っていけないんじゃないか?と本当に思っています。
宴会の規模は縮小していくでしょうし、若者のアルコール離れが顕著になり、2次会そのものが無くなってきています。結果、営業時間中の回転数が落ちてくる=来客数の減少は当面、避けられない現実だと思うので。

だからこそ、弊社、この「きんのとき」以降、reブランドや商品や価格変更をここ数か月で一気にやってしまおうと思っています。
それだけ、時代が変わった、本当に肌身で感じています。だからこそ、以前のモデル、スタイルを変えることは怖いことですが、やるしかない、そう思っています。

でも1つだけ、時代が変わっても、変わらない「売り」があっても良いと思っています。
それはサービス、言い換えれば、「人」。
お客様にサービスを提供する側の人間として、より高いレベルでお客様に満足して頂くためには…を考えて行動する。
自店の「売り」をちゃんと説明できる、「売り」がブレないように、やり方を変えてみる。そういうアクション、つまり挑戦できる。
この経験を通じて、サービスは向上・成長できる、と僕は信じています。

これは仕事だけでなく、生きていくうえでも同じなのかも。
自分はこんな人です、これが好きです、と言える人には、共感できる仲間が増えていく。
そこから、輪が広がり、色々な事が学べる。
つまり、己を知ろうとすることが、人生を豊かにする。これは、常識や一般論とかけ離れたことでも良いと思っています。
ビジネスでモデルやスタイルを変えるように、自分が興味を持ったことにチャレンジしてみる。
その結果、経験という貴重な学びが得られる。

どんなに時代が変わっても、自分と向き合い、変化し続ける事が、より人生を豊かにすることなのかもしれません。それは個人も法人も一緒で。いかに自分の「売り」を見つけて、それを活かしていくか、楽しんでいくか、すべてはそこに尽きるのでは、と。

四十にして迷わず、と言いますが、正直、悩みっぱなし。(笑)
でも、悩んでいるからこそ、チャレンジし続けるしかない。成長し続けるしかない。
それは、僕も、会社も。
だから、変化する事への恐怖を克服しなきゃいけない、そう信じるしかない。

やっぱり、シンプルなのが一番。
清高、まだまだです。

きんのとき・氷見越田商店のサゴシの幽庵焼き海苔弁御膳

写真は弊社新ブランド「きんのとき」のフラッグシップ商品。詳細は、こちらのメニューページをご覧ください。

きんのときホームページ https://kinnotoki.yokohama/
きんのときストーリー https://kinnotoki.yokohama/information/
きんのときメニュー https://kinnotoki.yokohama/order/

【きんのときプロジェクトチームの皆様】
蔦金商店 http://www.tsutakin.com/
SEOS平井写真館 https://seos.co.jp/
ツルミ印刷 http://www.tsurumi-p.co.jp/


  

2023年05月12日

【改めて思う事】経営者は人気商売ではない、という事

5月11日

毎月恒例の、ハジメフーズ全社会議に出席のため、大阪へ。
相変わらず、朝7:30に伊丹に降りてから、会議、MTG、臨店で1日が終わった。

ふと、会議に参加して思った事。
危機感がない、という事。現状に対して、不安や不満を持っている人がいないという事なのか・・・
ずっと俯いて会議に参加している店長が目立った印象。

各店の数字把握や、アルバイトスタッフ用のチェックシートをディスカッションする場であるはずなのに、正直、プレゼンター以外からの発言が全くない。。

これは僕が常勤でないからそう感じるのか?
あるいは、みんな諦めているのか?

無責任に言ってしまえば、僕は社外の人間なので、僕が出来る事、お手伝いできることは限られているし、僕が負う責任は、そんなに重くない。
でも仕事として引き受けた以上は、現状把握と、僕の経験から、次の方法論を提案する事。そして、それを実行して、着実に成果を積み重ねていく事、それをサポートするのが僕の役目。

悶々とした思いで会議が終わり、ある店長を含め3人でMTGというか、会話をしていた時に、「あぁ、会社風土が変わらない原因の一つがこれだったのか」という事を改めて感じた。そして、その根っ子の部分を変えなくては、店長たちが成長しない、と痛感した。
店長たちが成長しなければ、お店は決して良くならず、結果、お客様が魅力を感じないお店になってしまう。

それを何とかするために、僕は、この会社の仕事を引き受けたのだ、という事を思い出した。
なので、社長MTGの時に、社長に現状を踏まえたうえで、ある提案をした。
この提案が受け入れられるかどうかは、社長の判断次第だろうけれど、少なくとも、僕がこの会社の社長だったら、まずはこの手しかないんじゃないか・・と。劇薬的な手段・方法ではあるけれど。これをしなければ、みんなの意見や思いをディスカッションできる環境にならないんじゃないか?と。

出来ていない、問題点ばかりを見つけて、それを問いただすことは簡単。でも、なぜ、そういう事例が起きたのか?その根本原因を見つけて、手術しなければ会社はつぶれてしまう。そう、誰かが悪役になって、過去の成功体験や方法論をぶっ壊して、新しいやり方を、スタッフみんなと作り上げていくしかない。それが僕の社外取締役としての役目。

経営者は人気商売ではない。皆に愛される社長が、いい経営者とは限らない。時にやさしく、時に寄り添い、そして、時に決断を下す。
理想論ではなく、現実を受け入れて、その決断・判断を出来るかどうかが、経営者の役目なんだ、と改めて感じた次第。

ハジメフーズの為に、僕は悪役になる!
そう決めた今回の出張でした。
頑張っているスタッフにも、この思いがいつか解ってくれることをくれることを信じて。

清高、まだまだです。がんばらねば!


地元・横浜からかなり遠いのに、この風景を見た時に、「やっぱり、やることは一緒なんだよな」と。
場所や職種は違っても、経営者に必要なのは、覚悟!それしかない、と。
  

2023年05月04日

【1年の計はGWにあり】今期経営計画書の作成です

5月4日㈭

皆さん、ゴールデンウィークですね。お休みされていますか?
僕は…毎年、お仕事なんです。しかも、社長らしいお仕事をこの時期しています。

弊社は2月決算。なので、決算書が出来上がってくるのは4月末。
この決算書をベースに、今の現場の課題、世情などを考えて、毎年この時期に経営計画書を作成しています。本来であれば、3~5年後を見越して、そこにたどり着くためのアクションプランであるべきなのですが、弊社のような超零細企業だと外的要因で本当に経営環境が一気に変わってしまうものだから、単年計画にしています。

人財不足に、物価高騰。一応、飲食業の括りに入るビジネスをしている者としては、正直、今の経営環境は厳しいです。
ただ、間違いなくデリバリー市場は拡大傾向にあるので、この中でどうやって利益確保をしていくか、そこを考えるのが経営者の仕事かと。

詳しくは書きませんが…
今期のテーマは、「ESの向上。つまり従業員満足度を上げることで、CS(顧客満足度)を上げる」という事。
そのためには、より付加価値のある商品をどうやってお客様に訴求、お届けするかがカギになる。
もうちょっと書くのならば、「良いところをより伸ばし、且つ、スタッフの負担を減らすか」そこが今期の弊社の課題と考えています。
その課題を解決すべく、今月後半から7月末か8月上旬までに、一気にアクションプランを実施していきます。

感じていることと、考えている事、数値化されたことを文字に起こすこと。そうすると、自分の頭もスッキリするし、優先順位も立てられる。
また、文章化することで、スタッフへの理解、伝え方がよりシンプルになる。その結果、理解度が増すし、各々がいろんなアイディアを提案してきてくれる。結果、この計画書がより肉厚になっていく。

この方法、実は、6年くらい前から始めたのです。
僕一人では、至らない事、気づかない事が多かったし、自分の考えていることがスタッフに共有出来ていないと感じるようになったから。
あれも、これも、思いつきで仕事をしてしまうと、結局、全てが中途半端になってしまう。意思の疎通が出来ない事、つまりスタッフが同じ方向に向かえない。だからこそ、今年は「これ!」と決めて、確実にチームとして仕事をしてく為には、やっぱり文字化していかなきゃいけないな、と。
その方がスタッフのみんなも、今日だけでなく、明日、明後日、来週、来月みたいな視点を持ってくれるようになるのかな、なんて。
まぁ、これも失敗から学んだことなんですけどね。気がつけば毎年、作成するようになっていました。


そんな訳で、今年は決算書を受け取って3日間でなんとか完成。
来週中には主要スタッフに説明をして、今期の目標を明確にしたうえで、みんなのモチベーションを上げるべく頑張ります。スタッフのみんなが、どんな顔をするのか楽しみなような、不安なような。毎年5月はそんな気分です。

まだまだ課題だらけ。
やらなきゃならないコトだらけ。
スタッフのみんな、手伝ってくれるかな?

清高、まだまだ、です。



追記:今年は8日㈪まで、あと2本お仕事が残っています。(文章作成2件と提案書作成)
まぁ、お休みらしさを感じなくて、寂しがり屋の元鬱病患者としては、精神的には楽ですが…
こんなんで良いんでしょうかね、僕?w