2024年11月13日
【50歳にて迷いっぱなしですが…】20年目の大改革中です
私事で恐縮ですが、10月の頭に50歳になりました。
本当にあっという間ですね。中高校生の頃が昨日のように感じます。「四十にして惑わず」なんて言葉がありますが、悩みっぱなし。お恥ずかしい限りです。半世紀生きても、人はあまり変わらないのかもしれませんね。まぁ、僕の出来が悪すぎるからかもしれませんが。
振り返ってみれば、弁当屋の倅として生を受けて50年。経営に携わるよになって20年。本当に色々な事があったな、と。
特にコロナ渦以降は、急速に進む物価高と人手不足。これ、お弁当屋さんとしては、死活問題。経営環境が非常に厳しいです、本当に。
以前、blogにも書きましたが、今までの方法、戦略を取り続けていたら、恐らく行き詰ってしまうのは必定と考え、弊社・うお時、現在大改革中です。
改善すべきと考えたポイントは下記2点。
①脱デリバリー:毎日違うルートではなく、ルート配送の比重を増やす
②ESの向上:1日に製造する商品の種類を減らし、作業工数を改善する
つまり、お届け先(お客様)と商品をある程度絞り込む、という改革を実施中です。
言い古された表現で言うと、ドラッカー、あるいはアイアコッカの「集中と選択」。
で、具体的に何をしているかと言うと・・・・
これも2点。
①「お弁当屋さん=お弁当の数量を作る事には長けている。」という長所を生かしつつ、毎日、ある程度の数量が必要なお届け先を見つけ、そこに必要な商品をご用意し、そのお届け先の数を増やしていく。判りやすく書くと、トヨタやメルセデスのように、大衆車から高級車までフルラインナップするのではなく、スバルや軽自動車メーカーのようにお客様の層、価格帯を絞り、それをターゲットにした商品を用意する、という手法。
②今までの弊社顧客層は、企業の会議・セミナー、あるいはエンタメ系の製作や現場スタッフからのご注文が多く、お客様側からすれば必要に迫られて…ですが、僕らからすれば、いつ、どのタイミングでお客様から、どれくらいのご注文が入るか分からない、言うなれば不安だらけの待ちの営業。しかもコロナ渦以降、お弁当単価が上がったことで、細かい注文が増え、製造、配送ともに工数が以前よりもかかってしまっている現状。こういったお客様層の比重を減らし、「毎日、ある程度の数量を確実にご注文してくれるお客様層」を増やしていきたい。そのためには、その層を発掘する必要がある。つまり弊社にとってのブルーオーシャンの獲得。
そこから導き出された答えが…
『私立学校の児童&生徒向け、ランチ弁当サービス』です。僕らの子供の頃とは違い、保護者の方が本当に忙しくてお子さんたちのお弁当、とても苦労されていると、以前からお話を伺っていました。また、偶然にも2023秋、以前から先生向けのお弁当をご提供している横浜雙葉小学校さまから、児童向けのランチ用お弁当をなんとか用意して頂けないか?とご相談を受け、今年の5月からこのサービスをスタート。
特徴としては、給食ではなく、あくまでもランチサービスである点。
つまり、毎日のご注文ではなく、保護者様がお弁当をご用意できない時のサポートという位置づけです。なので、管理栄養士が考えるようなメニューではなく、保護者様が毎日作られるようなお弁当をプロである我々が考えてご提供する、をコンセプトにしています。
なので、メニューも月替わりで、月~金曜日まで固定でご用意しています。
こんな感じです。
ただ、折角、児童・生徒の皆さんにお弁当をご提供できるのだから…弊社としては、食育というと大袈裟かもしれないけれど、なにか「食」に関心を持って頂けるようなお弁当にしたい。というわけで、毎月、コンセプトを決めて、そのコンセプトにあったお弁当を企画し、ご提案しています。
毎月のコンセプトに関しては、こちらのブログをご覧頂ければ幸いです。
https://happylunchtime.hama1.jp/
(リンク先は精華小学校の保護者様向けページとなっています)
こんな感じで、前述しましたが5月からスタートした本サービス、11月13日段階で5校に導入して頂き、検討して頂いてる学校も数校。恐らく来年の4月に向けて、導入数は順調に増えていくと思われます。より多くの児童・生徒さんに。美味しくて楽しいランチタイムをご提供できるように、色々なアイディア、改善を進めていかなきゃ、と思っています。スタッフ総出で取組中です。
本当にあっという間ですね。中高校生の頃が昨日のように感じます。「四十にして惑わず」なんて言葉がありますが、悩みっぱなし。お恥ずかしい限りです。半世紀生きても、人はあまり変わらないのかもしれませんね。まぁ、僕の出来が悪すぎるからかもしれませんが。
振り返ってみれば、弁当屋の倅として生を受けて50年。経営に携わるよになって20年。本当に色々な事があったな、と。
特にコロナ渦以降は、急速に進む物価高と人手不足。これ、お弁当屋さんとしては、死活問題。経営環境が非常に厳しいです、本当に。
以前、blogにも書きましたが、今までの方法、戦略を取り続けていたら、恐らく行き詰ってしまうのは必定と考え、弊社・うお時、現在大改革中です。
改善すべきと考えたポイントは下記2点。
①脱デリバリー:毎日違うルートではなく、ルート配送の比重を増やす
②ESの向上:1日に製造する商品の種類を減らし、作業工数を改善する
つまり、お届け先(お客様)と商品をある程度絞り込む、という改革を実施中です。
言い古された表現で言うと、ドラッカー、あるいはアイアコッカの「集中と選択」。
で、具体的に何をしているかと言うと・・・・
これも2点。
①「お弁当屋さん=お弁当の数量を作る事には長けている。」という長所を生かしつつ、毎日、ある程度の数量が必要なお届け先を見つけ、そこに必要な商品をご用意し、そのお届け先の数を増やしていく。判りやすく書くと、トヨタやメルセデスのように、大衆車から高級車までフルラインナップするのではなく、スバルや軽自動車メーカーのようにお客様の層、価格帯を絞り、それをターゲットにした商品を用意する、という手法。
②今までの弊社顧客層は、企業の会議・セミナー、あるいはエンタメ系の製作や現場スタッフからのご注文が多く、お客様側からすれば必要に迫られて…ですが、僕らからすれば、いつ、どのタイミングでお客様から、どれくらいのご注文が入るか分からない、言うなれば不安だらけの待ちの営業。しかもコロナ渦以降、お弁当単価が上がったことで、細かい注文が増え、製造、配送ともに工数が以前よりもかかってしまっている現状。こういったお客様層の比重を減らし、「毎日、ある程度の数量を確実にご注文してくれるお客様層」を増やしていきたい。そのためには、その層を発掘する必要がある。つまり弊社にとってのブルーオーシャンの獲得。
そこから導き出された答えが…
『私立学校の児童&生徒向け、ランチ弁当サービス』です。僕らの子供の頃とは違い、保護者の方が本当に忙しくてお子さんたちのお弁当、とても苦労されていると、以前からお話を伺っていました。また、偶然にも2023秋、以前から先生向けのお弁当をご提供している横浜雙葉小学校さまから、児童向けのランチ用お弁当をなんとか用意して頂けないか?とご相談を受け、今年の5月からこのサービスをスタート。
特徴としては、給食ではなく、あくまでもランチサービスである点。
つまり、毎日のご注文ではなく、保護者様がお弁当をご用意できない時のサポートという位置づけです。なので、管理栄養士が考えるようなメニューではなく、保護者様が毎日作られるようなお弁当をプロである我々が考えてご提供する、をコンセプトにしています。
なので、メニューも月替わりで、月~金曜日まで固定でご用意しています。
こんな感じです。
ただ、折角、児童・生徒の皆さんにお弁当をご提供できるのだから…弊社としては、食育というと大袈裟かもしれないけれど、なにか「食」に関心を持って頂けるようなお弁当にしたい。というわけで、毎月、コンセプトを決めて、そのコンセプトにあったお弁当を企画し、ご提案しています。
毎月のコンセプトに関しては、こちらのブログをご覧頂ければ幸いです。
https://happylunchtime.hama1.jp/
(リンク先は精華小学校の保護者様向けページとなっています)
こんな感じで、前述しましたが5月からスタートした本サービス、11月13日段階で5校に導入して頂き、検討して頂いてる学校も数校。恐らく来年の4月に向けて、導入数は順調に増えていくと思われます。より多くの児童・生徒さんに。美味しくて楽しいランチタイムをご提供できるように、色々なアイディア、改善を進めていかなきゃ、と思っています。スタッフ総出で取組中です。
2024年07月07日
【the time is change】変革の時かも…
まだ梅雨開けしていないのに…真夏のような暑さの日が続いていますね。
皆様、お身体は如何でしょうか?くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
そんな暑い中、極寒のニュースを見つけてしまいました。
【速報】飲食店の倒産「リーマン以降最多」焼肉店は2.5倍「肉、光熱費、人件費」高騰のトリプルパンチ
記事にも書いてありますが、飲食に携わる身としては、非常に経営環境が厳しく、不安な状況が続いています。コロナ渦を乗り越え、ゼロゼロ融資の返済、あるいはリスケの手続きをしていたら、今度は海外の戦争・紛争による仕入れ価格の高騰。そして、価格改定をして物価高を乗り越えたら、今度は人件費の上昇…。給与水準を上げて求人広告を出しても、全然、母集団が出来ない。
まさに「人、モノ、カネ」の三重苦。
それしゃ、経営者の心が折れるのも無理はないと思います。過去に色々な経験(あんまり良い方ではない経験)を沢山して来た、と自認している僕でさえ…です。でも心が折れてしまうと、待っていうのは、運が良くて自主廃業、悪くて破産。本当にお先真っ暗な状況。正直、しんどく無い訳がありません。
でも、ふと冷静に考えると…今のやり方をしているからお先真っ暗なんじゃないか、と。
つまり、今までのやり方だから、この「三重苦」に苦しめられているんじゃないのか、と。
判りやすく書くと
通常、売上=単価×個数、
弊社の場合だと、1件当たりのお届け個数(単価)×ご注文件数(個数)
それを拡大していくには…
①お弁当の売上を伸ばす→生産数量を増産する必要がある
②お弁当の注文件数を増やす→エリアを拡大する必要がある
③ただ、絶対的な問題として、「お昼までのお届け」に集中してしまい、仮に①②への対応が出来ても、キッチンスタッフの負担が減らない
つまり、人財不足で倒産が叫ばれている飲食業者としては、この状況を劇的に変えていく事は不可能に近い。また、今の状況が続くようであれば一部スタッフへの負担が過度に増え、離職者が出てくることも想像がつく。結果、より人財不足という負のスパイラルに陥る公算が高くなる。
これ、正直、恐怖でしかありません。経営者としては。
なので、考え方を変えることにしてみました。
至極単純に、売り上げではなく、利益だけを考えよう、と。
経営は結局のところ利益を生み出すことが全て。極端な話、売り上げが下がっても、利益が増えれば良い。そう考えると、今いるスタッフで、より効率良く、そしてより高価値で利潤が生まれる商品をご提供すれば良い。
そこで辿り着いたのが…
①商品アイテムの見直し(各ブランドごとの受注数の見直し)
②複数デリバリーサイトとの交渉を経て、自社配送への切り替え
つまり、売れる価格帯の商品に製造をより集中させ、自社配送化でキッチンスケジュールを管理し、より作りやすく、ゆとりを持たせた生産体制に移行しつつあります。経営用語でいうと、集中と選択、職場の環境整理。
でも、それでも、一部スタッフの負担が減ってない状況。
その理由は、ロケ弁屋さん、デリバリー屋さんの根本的課題、つまり、毎日違う、お客様、場所にお弁当をお届けするという点。なので一見すると、オペレーションが同じように見えても、実は毎日の段取りが日々違う、という事に起因しているわけです。
製造個数も、配送時間もすべてが毎日異なる訳ですから。
それを改善するには、毎日、あるいは定期的に御注文をくださるお客様を獲得し、所謂、ベース売上を確保しなければ、という考えに至りました。TV局や制作会社、芸能関係から、セミナーや会議を定期的に行う企業様へ、メインターゲットを変えていかなきゃ、と。
そう、お弁当を必要とするお客様、その中でも「特に」を絞って、ご契約、そして定期的にお弁当をお届けする。そうすれば、製造する商品群はより限定的になり、数字も予測できることから、日々の注文数をコントロールできるようになる。
つまり、真の意味で、「受け身営業」から「攻めの営業」への変革期に弊社、なってきた気がします。
実際に動いてみたら…某企業様との年間契約や、全く想定外の顧客層を発見したり・・・と。自分でも驚いています。
今、出来ること、やれることは限られているかもしれない。
でも、見方を変えて、やり方を変えたら、ひょっとしたら、違うカタチに変化、成長するかもしれない。
変える事は経営者にとっては、とても怖い事。でも、その怖さを克服しなきゃ、「三重苦」は乗り越えられないのかも。
また、スタッフにとっても、僕が「こんな風に変えて、営業して、こう変えていきたいんだ」と話すことで、期待を持ってもらえるかもしれない。少なくとも、不安をすこしでも払拭出来たら、と。
厳しい時代だからこそ、うお時、変化し続けます。スタッフの為、自分の為。そして存続し続けるために。存続し続けることがお客様への最大の感謝とサービスだと思っているので。
引き続き、皆様のご愛顧、ご助言よろしくお願い致します。
告知:弊社、現在、人財募集中です。ご興味ある方は、是非ご覧ください!
マイナビ:うお時ページ
https://baito.mynavi.jp/cl-002838706230/?utm_source=bing&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa_new&msclkid=638cac915cec19c5eba8ca1b7fd7179f
追記:全く想像もしていなかった新しい顧客層へのアプローチ、すでに始まっています。ご期待ください。ヒントは上記、求人広告に掲載されてますが…
皆様、お身体は如何でしょうか?くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
そんな暑い中、極寒のニュースを見つけてしまいました。
【速報】飲食店の倒産「リーマン以降最多」焼肉店は2.5倍「肉、光熱費、人件費」高騰のトリプルパンチ
記事にも書いてありますが、飲食に携わる身としては、非常に経営環境が厳しく、不安な状況が続いています。コロナ渦を乗り越え、ゼロゼロ融資の返済、あるいはリスケの手続きをしていたら、今度は海外の戦争・紛争による仕入れ価格の高騰。そして、価格改定をして物価高を乗り越えたら、今度は人件費の上昇…。給与水準を上げて求人広告を出しても、全然、母集団が出来ない。
まさに「人、モノ、カネ」の三重苦。
それしゃ、経営者の心が折れるのも無理はないと思います。過去に色々な経験(あんまり良い方ではない経験)を沢山して来た、と自認している僕でさえ…です。でも心が折れてしまうと、待っていうのは、運が良くて自主廃業、悪くて破産。本当にお先真っ暗な状況。正直、しんどく無い訳がありません。
でも、ふと冷静に考えると…今のやり方をしているからお先真っ暗なんじゃないか、と。
つまり、今までのやり方だから、この「三重苦」に苦しめられているんじゃないのか、と。
判りやすく書くと
通常、売上=単価×個数、
弊社の場合だと、1件当たりのお届け個数(単価)×ご注文件数(個数)
それを拡大していくには…
①お弁当の売上を伸ばす→生産数量を増産する必要がある
②お弁当の注文件数を増やす→エリアを拡大する必要がある
③ただ、絶対的な問題として、「お昼までのお届け」に集中してしまい、仮に①②への対応が出来ても、キッチンスタッフの負担が減らない
つまり、人財不足で倒産が叫ばれている飲食業者としては、この状況を劇的に変えていく事は不可能に近い。また、今の状況が続くようであれば一部スタッフへの負担が過度に増え、離職者が出てくることも想像がつく。結果、より人財不足という負のスパイラルに陥る公算が高くなる。
これ、正直、恐怖でしかありません。経営者としては。
なので、考え方を変えることにしてみました。
至極単純に、売り上げではなく、利益だけを考えよう、と。
経営は結局のところ利益を生み出すことが全て。極端な話、売り上げが下がっても、利益が増えれば良い。そう考えると、今いるスタッフで、より効率良く、そしてより高価値で利潤が生まれる商品をご提供すれば良い。
そこで辿り着いたのが…
①商品アイテムの見直し(各ブランドごとの受注数の見直し)
②複数デリバリーサイトとの交渉を経て、自社配送への切り替え
つまり、売れる価格帯の商品に製造をより集中させ、自社配送化でキッチンスケジュールを管理し、より作りやすく、ゆとりを持たせた生産体制に移行しつつあります。経営用語でいうと、集中と選択、職場の環境整理。
でも、それでも、一部スタッフの負担が減ってない状況。
その理由は、ロケ弁屋さん、デリバリー屋さんの根本的課題、つまり、毎日違う、お客様、場所にお弁当をお届けするという点。なので一見すると、オペレーションが同じように見えても、実は毎日の段取りが日々違う、という事に起因しているわけです。
製造個数も、配送時間もすべてが毎日異なる訳ですから。
それを改善するには、毎日、あるいは定期的に御注文をくださるお客様を獲得し、所謂、ベース売上を確保しなければ、という考えに至りました。TV局や制作会社、芸能関係から、セミナーや会議を定期的に行う企業様へ、メインターゲットを変えていかなきゃ、と。
そう、お弁当を必要とするお客様、その中でも「特に」を絞って、ご契約、そして定期的にお弁当をお届けする。そうすれば、製造する商品群はより限定的になり、数字も予測できることから、日々の注文数をコントロールできるようになる。
つまり、真の意味で、「受け身営業」から「攻めの営業」への変革期に弊社、なってきた気がします。
実際に動いてみたら…某企業様との年間契約や、全く想定外の顧客層を発見したり・・・と。自分でも驚いています。
今、出来ること、やれることは限られているかもしれない。
でも、見方を変えて、やり方を変えたら、ひょっとしたら、違うカタチに変化、成長するかもしれない。
変える事は経営者にとっては、とても怖い事。でも、その怖さを克服しなきゃ、「三重苦」は乗り越えられないのかも。
また、スタッフにとっても、僕が「こんな風に変えて、営業して、こう変えていきたいんだ」と話すことで、期待を持ってもらえるかもしれない。少なくとも、不安をすこしでも払拭出来たら、と。
厳しい時代だからこそ、うお時、変化し続けます。スタッフの為、自分の為。そして存続し続けるために。存続し続けることがお客様への最大の感謝とサービスだと思っているので。
引き続き、皆様のご愛顧、ご助言よろしくお願い致します。
告知:弊社、現在、人財募集中です。ご興味ある方は、是非ご覧ください!
マイナビ:うお時ページ
https://baito.mynavi.jp/cl-002838706230/?utm_source=bing&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa_new&msclkid=638cac915cec19c5eba8ca1b7fd7179f
追記:全く想像もしていなかった新しい顧客層へのアプローチ、すでに始まっています。ご期待ください。ヒントは上記、求人広告に掲載されてますが…
2024年06月08日
【反省】商売の基本を忘れていました。。
気がつけば、3か月以上、blogのUPが出来ていませんでした。
この間、弊社は2月が決算期で、2023年の数字も確定したわけですが…やはり、というべきか、昨今の物価高の影響を受けていて、非常に厳しい数値となっていました。社長としては力不足を感じずにはいられません。売り上げは計画通り確保できたのですが、利益が…。
昨今の飲食業を取り巻く環境は本当に厳しい、と肌身で感じた次第です。
無論、2023年期中、仕入れ価格の高騰に伴い、弊社商品にも価格転嫁をさせて頂き、値上げを行いました。
その結果、幸運な事に、1,000円~1,200円の価格帯の商品売り上げが好調となり、新規のお客様が獲得できた事は非常にラッキーな事でした。
そういう意味では、価格転嫁による価格改定は成功だったと言えるかもしれません。
(それが出来ていなければ、多分、売上自体が伸びている事はありえないので)
しかしながら、この新規のお客様というのは、1デリバリーあたりのお届け個数が低い、オフィスワーカーのお客様が中心で、従来のお得意様層であるTV局様、製作会社様、イベンター様等のご注文が伸び悩む、という事態になりました。
ご注文を頂ける事自体、ありがたい事なのですが…こんな問題点が出てきました。
・1デリバリーあたりの注文個数が少ないオーダーだと、お届け件数が多くなる。結果、製造種類が多くなり、オペレーションが複雑になる。
・新規のお客様は、デリバリーサイト経由でのご注文が多くなるため、デリバリーサイトに支払うロイヤリティが増加し、利益率を圧迫する。
・デリバリーサイト経由のご注文は、サイト側が手配したドライバーが弊社にピックアップ後にデリバリーというフローになるのですが、このピックアップ時間が集中し、キッチン作業が前倒しになる。
これらを解決するために、取り急ぎ対応策として…
①自社配送の強化:軽貨物便を時間チャーターして、デリバリーサイトからの注文も、弊社にてデリバリー対応
②自社便化に伴う、ロイヤリティ交渉:配送を自社で請け負う事から、デリバリーサイトとの契約内容の見直し、ロイヤリティ費の比率交渉
この①②を行う事で、デリバリー時間を自社でコントロール出来るようになり、多少はキッチンオペレーションに余裕が出てくるはずです。
あくまでも対処療法ですが、これスタッフ的にも、経営的にも、いい影響が出てくるとは思っています。
でも、ふと思うんです。
これで良いのか?と
元々のお得意様層のような、1デリバリーで少なくて50食~多くて300食超のようなご注文の方がキッチンスタッフにとっては、オペレーション上、楽なのでは?と。
それで考えたのです。なぜ、このお得意様層からのご注文が少なくなったのか?を。
で、何を始めたかというと、現場復帰です。現場復帰といっても、キッチンではなくデリバリースタッフとして再び、走り始めました。お届け時に、お客様と実際にお話をして、どんなオケージョンやご予算、お弁当の使用頻度などを実際にヒアリングしてみました。
その結果、課題のお得意様からのヒアリングとしては…
A:相変わらずお弁当需要自体は変わっていない。むしろコンサート等は増えてきている
B:物価高騰でお弁当の価格は上がっているけれど、お弁当購入の予算は変わっていない
C:お弁当が高くなったけれど、安かろう、悪かろうのお弁当は選びたくない
D:他のお弁当屋さんとやりくりして、予算を調整しても、うお時への注文頻度はどうしても少なくなってしまう
そうなんです。僕らは仕入れ価格が上がったから、その分、価格転嫁をして、値上げを行いましたが…
大量に御注文頂くお客様ほど、当然、お弁当単価の予算は厳しい訳で…。
これに気づいてなかったんですね。僕は。
つまり、作り手側の論理に陥ってしまい、本当のお客様の姿、状況を鑑みることが出来なかった。
結果、お得意様層の状況、気持ちが想像出来てなかった。
そう、僕は、実際の状況や気持ちがわかってなかった。
商売の基本を忘れてたんですね、僕は。
どんな方が、弊社のどの価格帯の商品を、どんなオケージョンでご注文されるのか?
何となく分かっていたつもりでしたが、久々に現場に出ることで、そのズレや、思い違いに気づくことが出来ました。
「現場、百篇」とはよく言ったものです。
これらを受けて、大至急、手を打ちました。
まず、販売を縮小していた「洋食喫茶イセザキ」の販路拡大です。実はコロナ渦で、このブランドの受注数を控えめにしていたのですが、お客様、特にイベンターのお客様からのご要望がとても強いことが判り、今回、その受注数を大幅に増やしました。
それと、基幹ブランドである「横濱うお時」で、大多数の皆様からご要望のあった800円台の商品を急遽、開発・販売スタート致しました。スタートから約2週間ですが、徐々に販売数が伸びて来てます。
(自社850円 デリバリーサイト864円 商品群の一部です)
これで、お得意様が弊社のお弁当を召し上がって頂ける機会が増えると良いのですが…。
ドキドキしながら、ご予約をチェックしています。
経営の基本は、やはり現場。その中で、上記取り組み以外にも、新たなビジネスがスタートしています。
こちらは開始後1か月しか経っていませんが、その反響の大きさに驚いています。
こちらのお話は、また、いずれ。
飲食に従事する者としては非常に厳しい経営環境が続いていますが、現場に出て、お客様、スタッフと話をすると、色々な改善点やアイディアが生まれてくる。それらを1つ1つチャレンジして、今の時代に即したロケ弁屋さんを目指していきます。
いや、ひょっとするとロケ弁屋さんでもなくなるかも。
変化を恐れずに。むしろ前向きに。そうしなきゃ、生き残れませんから。
そういえば、元嫁さんからも「サバイバル能力だけは一流」って言われてたっけ。笑
頑張ります!
この間、弊社は2月が決算期で、2023年の数字も確定したわけですが…やはり、というべきか、昨今の物価高の影響を受けていて、非常に厳しい数値となっていました。社長としては力不足を感じずにはいられません。売り上げは計画通り確保できたのですが、利益が…。
昨今の飲食業を取り巻く環境は本当に厳しい、と肌身で感じた次第です。
無論、2023年期中、仕入れ価格の高騰に伴い、弊社商品にも価格転嫁をさせて頂き、値上げを行いました。
その結果、幸運な事に、1,000円~1,200円の価格帯の商品売り上げが好調となり、新規のお客様が獲得できた事は非常にラッキーな事でした。
そういう意味では、価格転嫁による価格改定は成功だったと言えるかもしれません。
(それが出来ていなければ、多分、売上自体が伸びている事はありえないので)
しかしながら、この新規のお客様というのは、1デリバリーあたりのお届け個数が低い、オフィスワーカーのお客様が中心で、従来のお得意様層であるTV局様、製作会社様、イベンター様等のご注文が伸び悩む、という事態になりました。
ご注文を頂ける事自体、ありがたい事なのですが…こんな問題点が出てきました。
・1デリバリーあたりの注文個数が少ないオーダーだと、お届け件数が多くなる。結果、製造種類が多くなり、オペレーションが複雑になる。
・新規のお客様は、デリバリーサイト経由でのご注文が多くなるため、デリバリーサイトに支払うロイヤリティが増加し、利益率を圧迫する。
・デリバリーサイト経由のご注文は、サイト側が手配したドライバーが弊社にピックアップ後にデリバリーというフローになるのですが、このピックアップ時間が集中し、キッチン作業が前倒しになる。
これらを解決するために、取り急ぎ対応策として…
①自社配送の強化:軽貨物便を時間チャーターして、デリバリーサイトからの注文も、弊社にてデリバリー対応
②自社便化に伴う、ロイヤリティ交渉:配送を自社で請け負う事から、デリバリーサイトとの契約内容の見直し、ロイヤリティ費の比率交渉
この①②を行う事で、デリバリー時間を自社でコントロール出来るようになり、多少はキッチンオペレーションに余裕が出てくるはずです。
あくまでも対処療法ですが、これスタッフ的にも、経営的にも、いい影響が出てくるとは思っています。
でも、ふと思うんです。
これで良いのか?と
元々のお得意様層のような、1デリバリーで少なくて50食~多くて300食超のようなご注文の方がキッチンスタッフにとっては、オペレーション上、楽なのでは?と。
それで考えたのです。なぜ、このお得意様層からのご注文が少なくなったのか?を。
で、何を始めたかというと、現場復帰です。現場復帰といっても、キッチンではなくデリバリースタッフとして再び、走り始めました。お届け時に、お客様と実際にお話をして、どんなオケージョンやご予算、お弁当の使用頻度などを実際にヒアリングしてみました。
その結果、課題のお得意様からのヒアリングとしては…
A:相変わらずお弁当需要自体は変わっていない。むしろコンサート等は増えてきている
B:物価高騰でお弁当の価格は上がっているけれど、お弁当購入の予算は変わっていない
C:お弁当が高くなったけれど、安かろう、悪かろうのお弁当は選びたくない
D:他のお弁当屋さんとやりくりして、予算を調整しても、うお時への注文頻度はどうしても少なくなってしまう
そうなんです。僕らは仕入れ価格が上がったから、その分、価格転嫁をして、値上げを行いましたが…
大量に御注文頂くお客様ほど、当然、お弁当単価の予算は厳しい訳で…。
これに気づいてなかったんですね。僕は。
つまり、作り手側の論理に陥ってしまい、本当のお客様の姿、状況を鑑みることが出来なかった。
結果、お得意様層の状況、気持ちが想像出来てなかった。
そう、僕は、実際の状況や気持ちがわかってなかった。
商売の基本を忘れてたんですね、僕は。
どんな方が、弊社のどの価格帯の商品を、どんなオケージョンでご注文されるのか?
何となく分かっていたつもりでしたが、久々に現場に出ることで、そのズレや、思い違いに気づくことが出来ました。
「現場、百篇」とはよく言ったものです。
これらを受けて、大至急、手を打ちました。
まず、販売を縮小していた「洋食喫茶イセザキ」の販路拡大です。実はコロナ渦で、このブランドの受注数を控えめにしていたのですが、お客様、特にイベンターのお客様からのご要望がとても強いことが判り、今回、その受注数を大幅に増やしました。
それと、基幹ブランドである「横濱うお時」で、大多数の皆様からご要望のあった800円台の商品を急遽、開発・販売スタート致しました。スタートから約2週間ですが、徐々に販売数が伸びて来てます。
(自社850円 デリバリーサイト864円 商品群の一部です)
これで、お得意様が弊社のお弁当を召し上がって頂ける機会が増えると良いのですが…。
ドキドキしながら、ご予約をチェックしています。
経営の基本は、やはり現場。その中で、上記取り組み以外にも、新たなビジネスがスタートしています。
こちらは開始後1か月しか経っていませんが、その反響の大きさに驚いています。
こちらのお話は、また、いずれ。
飲食に従事する者としては非常に厳しい経営環境が続いていますが、現場に出て、お客様、スタッフと話をすると、色々な改善点やアイディアが生まれてくる。それらを1つ1つチャレンジして、今の時代に即したロケ弁屋さんを目指していきます。
いや、ひょっとするとロケ弁屋さんでもなくなるかも。
変化を恐れずに。むしろ前向きに。そうしなきゃ、生き残れませんから。
そういえば、元嫁さんからも「サバイバル能力だけは一流」って言われてたっけ。笑
頑張ります!
2024年02月23日
【久々のプレッシャー】沖縄マネージャーズセミナー
約3か月ぶりのblog更新になってしまいました。
唐突ですが、今週(2/19~23)沖縄に滞在しています。
お休みではなく、お仕事です。
メインタスクは、沖縄・北谷町で3回目の開催となるYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の出席。
しかも今回は、沖縄の友人達が発足・スタートするOMS(沖縄マネージャーズセミナー)のキックオフセミナーへの参加という、今までなかった内容。その趣旨に賛同して、横浜・大阪から10名の参加者をお連れしてのツアーとなりました。
今までの出張セミナーと根本的に異なるのは、既存の交流団体があるのではなく、セミナーをご紹介し、参加者を募るという方法。
つまり、沖縄側の参加者、どんな方が何人くらいお越しになるのか、全く分からないという…そういうお話です。しかも悪名高き、「沖縄タイム」。どうなるか本当に心配で…。
そのため、開催に至るまで、約4か月間。その間、2回ほど訪沖し、調整を続けてきました。
今回ほど、奇跡の連鎖というか…何かに導かれている…運命的と感じる事は無かったかと思います。ご相談をさせて頂いた方、ほぼ全ての方々に賛同とご協力を頂くことが出来ました。また、この方々を通じて、さらに様々な方々との繋がり、あれよあれよという間に、気がつけば想定外のビックプロジェクトになっていました。
具体的には・・・・
①沖縄県産業振興公社を通じて、講師派遣の助成金を獲得
②北谷町商工会の全面的バックアップ
③横浜信用金庫、コザ信用金庫、告知協力
④横浜鶴見沖縄県人会、関東沖縄経営者協会の後援名義
過去に沖縄・大阪でそれぞれ2回づつYMSのスピンオフイベントを開催しましたが…
ここまでオフィシャルで、そして関係団体のご協力を頂いたのは初めて。
開始直前まで、参加者の皆様が、ちゃんと来場されるか…
定刻通り、セミナーをスタート出来るか…
参加者の皆様がセミナーを愉しんで頂けるか…
OMSの趣旨をご理解して頂き、ご帰宅されることが出来るのか…
本当にドキドキでした。
実際、開始直前にランチを食べに行ったのですが、食事を残してしまう有様で…。
でも、終了後のご挨拶や、懇親会等で次回以降のOMSに是非とも参加したい、というお声を多数頂き、本当にうれしく、ホッとしました。
そして、なんとセミナー翌日には…
沖縄県産業振興公社のご担当者様を通じて、宮古島市役所・漁港の方々とオンラインMTG。
1回目のOMSセミナーが終わったばかりですが、もう既に離島の皆様からのお問合せが来ております。
関心の高さにビックリです。
僕らが13年間続けてきたYMS、その活動の趣旨が、地方公共団体、金融機関等にこんな形で評価を頂けるなんて…
正直、驚いています。
沖縄も、大阪も、横浜も…
経営者が悩むことは一緒。ちょっとした出会いのご縁が、互いに成長、高めあう糧となる。
改めて今回の旅を通じて実感、再認識した次第です。
やっぱり僕は人が好きみたいです。
そして旅も。
多くの方々と一緒に、何かを生み出していきたい。
人を繋いで、みんなで笑顔になりたい。
人と人とのご縁を取り持つこと。
そこに携われることは本当に幸せな事。
そして、その経験を通じて自分自身も更なる高みを目指すことが出来る。
最高のスパイラルですよね!
今回の出会いをより具現化するために、遠い横浜から可能な限りバックアップしたいと思っています。
そして、更なる経験を積み、より自分を成長させるべく愉しんでいきたいと思ってます。
OMS(YMS)北谷セミナー開催に際してご協力を頂きました皆様に心から感謝いたします。
そしてご参加頂きました皆様、引き続き、こういった活動へのご理解を賜れば幸いです。
1から2、ではなく、文字通り、0から1の発足ですが、より多くの方々がOMSに今後参加され、刺激と成長を感じられるような、そんな組織になる事を祈っています。
本当にありがとうございました!
唐突ですが、今週(2/19~23)沖縄に滞在しています。
お休みではなく、お仕事です。
メインタスクは、沖縄・北谷町で3回目の開催となるYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の出席。
しかも今回は、沖縄の友人達が発足・スタートするOMS(沖縄マネージャーズセミナー)のキックオフセミナーへの参加という、今までなかった内容。その趣旨に賛同して、横浜・大阪から10名の参加者をお連れしてのツアーとなりました。
今までの出張セミナーと根本的に異なるのは、既存の交流団体があるのではなく、セミナーをご紹介し、参加者を募るという方法。
つまり、沖縄側の参加者、どんな方が何人くらいお越しになるのか、全く分からないという…そういうお話です。しかも悪名高き、「沖縄タイム」。どうなるか本当に心配で…。
そのため、開催に至るまで、約4か月間。その間、2回ほど訪沖し、調整を続けてきました。
今回ほど、奇跡の連鎖というか…何かに導かれている…運命的と感じる事は無かったかと思います。ご相談をさせて頂いた方、ほぼ全ての方々に賛同とご協力を頂くことが出来ました。また、この方々を通じて、さらに様々な方々との繋がり、あれよあれよという間に、気がつけば想定外のビックプロジェクトになっていました。
具体的には・・・・
①沖縄県産業振興公社を通じて、講師派遣の助成金を獲得
②北谷町商工会の全面的バックアップ
③横浜信用金庫、コザ信用金庫、告知協力
④横浜鶴見沖縄県人会、関東沖縄経営者協会の後援名義
過去に沖縄・大阪でそれぞれ2回づつYMSのスピンオフイベントを開催しましたが…
ここまでオフィシャルで、そして関係団体のご協力を頂いたのは初めて。
開始直前まで、参加者の皆様が、ちゃんと来場されるか…
定刻通り、セミナーをスタート出来るか…
参加者の皆様がセミナーを愉しんで頂けるか…
OMSの趣旨をご理解して頂き、ご帰宅されることが出来るのか…
本当にドキドキでした。
実際、開始直前にランチを食べに行ったのですが、食事を残してしまう有様で…。
でも、終了後のご挨拶や、懇親会等で次回以降のOMSに是非とも参加したい、というお声を多数頂き、本当にうれしく、ホッとしました。
そして、なんとセミナー翌日には…
沖縄県産業振興公社のご担当者様を通じて、宮古島市役所・漁港の方々とオンラインMTG。
1回目のOMSセミナーが終わったばかりですが、もう既に離島の皆様からのお問合せが来ております。
関心の高さにビックリです。
僕らが13年間続けてきたYMS、その活動の趣旨が、地方公共団体、金融機関等にこんな形で評価を頂けるなんて…
正直、驚いています。
沖縄も、大阪も、横浜も…
経営者が悩むことは一緒。ちょっとした出会いのご縁が、互いに成長、高めあう糧となる。
改めて今回の旅を通じて実感、再認識した次第です。
やっぱり僕は人が好きみたいです。
そして旅も。
多くの方々と一緒に、何かを生み出していきたい。
人を繋いで、みんなで笑顔になりたい。
人と人とのご縁を取り持つこと。
そこに携われることは本当に幸せな事。
そして、その経験を通じて自分自身も更なる高みを目指すことが出来る。
最高のスパイラルですよね!
今回の出会いをより具現化するために、遠い横浜から可能な限りバックアップしたいと思っています。
そして、更なる経験を積み、より自分を成長させるべく愉しんでいきたいと思ってます。
OMS(YMS)北谷セミナー開催に際してご協力を頂きました皆様に心から感謝いたします。
そしてご参加頂きました皆様、引き続き、こういった活動へのご理解を賜れば幸いです。
1から2、ではなく、文字通り、0から1の発足ですが、より多くの方々がOMSに今後参加され、刺激と成長を感じられるような、そんな組織になる事を祈っています。
本当にありがとうございました!
2023年11月22日
【出張族のお弁当屋さん】「何をするか」ではなく「誰とするか」じゃない?
気がつけば数か月、blogの更新を怠ってしまいました。
正直、本当にドタバタな数か月で。
詳しくは書けませんが・・・・
9月には、約1年間の交渉期間を経て金融機関の方々と合意が成立し、新たな財務計画でご支援して頂けるようになりました。
この計画、本当に大掛かりなもので…弊社のような超零細企業では現実不可能なプラン、ものすごく大変なプロセスを横浜信用金庫の担当者さんが必死になって調整、纏めてくれた結果です。本当にありがたい限りです。
それと相変わらずの出張生活が続いています。一昨日、昨日で約1500マイルを旅してきました。
富山県富山市では、メディア関連のアポ。氷見市では、お世話になっている魚屋さん・お肉屋さん・蒲鉾屋さんにご挨拶と、簡単な取材。
福岡県福岡市では、お弁当に特化したシステムを構築されている企業様と、水産加工・問屋さんとのアポ。
とっても刺激的で、実り多き出張になりました。
よく、清高は何で出張ばかり出ているんだ?と尋ねられることが多いのですが…
確かにコロナ渦で、リモートワークが増えzoom等で現地に行かなくても打ち合わせすることは可能です。ちょっとした内容なら電話、あるいはメールでも事足りる御時世だから、わざわざ行かなくても…と思うのでしょうね。
ビジネスモデルだったり、業務分担だったり、意思疎通がある程度出来ている関係なら、それで事足りると思います。でも、初めて仕事する、一緒に何かをスタートさせる、そういう方々とは、まず最初に逢わなきゃと思うんです。一定の成果や形が出来るまでは、直接お話しなきゃ、と。
僕は、ただの弁当屋の社長ですが…こんな僕でも、常に改善・改良を考え、どう実行するか?で頭がいっぱいです。大概、何かを始めるときには、弊社スタッフ以外のスペシャリストのお力を借りることが多いです。その方の経験や違う感覚をどう活かしていくか?
僕のカウンターパートになる人が何を望んでいるのか?どんな人なのか?を知りたい。本当に一緒に仕事できる人なのか?を感じたい。
これはzoomやメールでは、わからない事なんですよね。
やっぱり、リアルに面と向かってじゃないと、これはなかなか分からない。
しかも、これは僕だけでなく先方もきっと同じように感じていると思うんです。
僕と組んで大丈夫かな?って。
だから自分からご訪問しなきゃ、と。それが一番大切だと。
つまり「何をするか」ではなく「誰とするか」が一番大切。僕にとっては、しっかりとコミュニケーションが出来、人間関係が構築できるかが最重要。信頼関係が出来れば、お互いの知恵を絞って、相互に協力できるようになる。
考えてみれば、コロナ渦以降、時代がどんどんデジタルになっているのに、僕はむしろ逆行してアナログになってきてる。それはやっぱり、一見すると遠回りのように見えるけど、実は、将来を見据えてしっかりとした土台を作るための僕なりのプロセスなのかも、と。
冒頭の横浜信用金庫の某担当者とも考えてみれば3年のお付き合い。金融機関の担当としては比較的に長いお付き合い。そのお付き合いの中で、お互いに腹を割って話せる関係になれたから、今回の計画が他行にも承認されたと思うし、それを実行に移せたのも、彼の熱意に他ならないと思っています。実際、政府系金融機関の某担当者の方からも、「この計画のポイントは、信金さんの、うお時さんに対する熱意にほかなりませんね」と面談の時にコメントを頂きました。
やはり、経営者にとっては人との出会い、関係性はとても大切。それを再認識しています。
そして、同時に、僕はなんと人に恵まれているのだろう…と痛感しています。もう本当に感謝しかありません。今回お逢いした方々とも、しっかりと根を張り、長期にわたってお付き合いできる関係を気づいていきたいです。僕はこれからもアナログで、人とのご縁を大切にビジネスしていきたいと思ってます。それはきっと、僕にとっての財産になるはずだから。というわけで、日本全国、どこでも出没します。皆様、宜しくお願い致します。
(決して、JALのマイルを貯める為の方策ではないので、悪しからずw)
写真は氷見・越田商店さん。越田喜一郎君とのお付き合いは2年以上。彼との出会いがなければ…このプロジェクトは近日ローンチ予定。ご期待ください。
正直、本当にドタバタな数か月で。
詳しくは書けませんが・・・・
9月には、約1年間の交渉期間を経て金融機関の方々と合意が成立し、新たな財務計画でご支援して頂けるようになりました。
この計画、本当に大掛かりなもので…弊社のような超零細企業では現実不可能なプラン、ものすごく大変なプロセスを横浜信用金庫の担当者さんが必死になって調整、纏めてくれた結果です。本当にありがたい限りです。
それと相変わらずの出張生活が続いています。一昨日、昨日で約1500マイルを旅してきました。
富山県富山市では、メディア関連のアポ。氷見市では、お世話になっている魚屋さん・お肉屋さん・蒲鉾屋さんにご挨拶と、簡単な取材。
福岡県福岡市では、お弁当に特化したシステムを構築されている企業様と、水産加工・問屋さんとのアポ。
とっても刺激的で、実り多き出張になりました。
よく、清高は何で出張ばかり出ているんだ?と尋ねられることが多いのですが…
確かにコロナ渦で、リモートワークが増えzoom等で現地に行かなくても打ち合わせすることは可能です。ちょっとした内容なら電話、あるいはメールでも事足りる御時世だから、わざわざ行かなくても…と思うのでしょうね。
ビジネスモデルだったり、業務分担だったり、意思疎通がある程度出来ている関係なら、それで事足りると思います。でも、初めて仕事する、一緒に何かをスタートさせる、そういう方々とは、まず最初に逢わなきゃと思うんです。一定の成果や形が出来るまでは、直接お話しなきゃ、と。
僕は、ただの弁当屋の社長ですが…こんな僕でも、常に改善・改良を考え、どう実行するか?で頭がいっぱいです。大概、何かを始めるときには、弊社スタッフ以外のスペシャリストのお力を借りることが多いです。その方の経験や違う感覚をどう活かしていくか?
僕のカウンターパートになる人が何を望んでいるのか?どんな人なのか?を知りたい。本当に一緒に仕事できる人なのか?を感じたい。
これはzoomやメールでは、わからない事なんですよね。
やっぱり、リアルに面と向かってじゃないと、これはなかなか分からない。
しかも、これは僕だけでなく先方もきっと同じように感じていると思うんです。
僕と組んで大丈夫かな?って。
だから自分からご訪問しなきゃ、と。それが一番大切だと。
つまり「何をするか」ではなく「誰とするか」が一番大切。僕にとっては、しっかりとコミュニケーションが出来、人間関係が構築できるかが最重要。信頼関係が出来れば、お互いの知恵を絞って、相互に協力できるようになる。
考えてみれば、コロナ渦以降、時代がどんどんデジタルになっているのに、僕はむしろ逆行してアナログになってきてる。それはやっぱり、一見すると遠回りのように見えるけど、実は、将来を見据えてしっかりとした土台を作るための僕なりのプロセスなのかも、と。
冒頭の横浜信用金庫の某担当者とも考えてみれば3年のお付き合い。金融機関の担当としては比較的に長いお付き合い。そのお付き合いの中で、お互いに腹を割って話せる関係になれたから、今回の計画が他行にも承認されたと思うし、それを実行に移せたのも、彼の熱意に他ならないと思っています。実際、政府系金融機関の某担当者の方からも、「この計画のポイントは、信金さんの、うお時さんに対する熱意にほかなりませんね」と面談の時にコメントを頂きました。
やはり、経営者にとっては人との出会い、関係性はとても大切。それを再認識しています。
そして、同時に、僕はなんと人に恵まれているのだろう…と痛感しています。もう本当に感謝しかありません。今回お逢いした方々とも、しっかりと根を張り、長期にわたってお付き合いできる関係を気づいていきたいです。僕はこれからもアナログで、人とのご縁を大切にビジネスしていきたいと思ってます。それはきっと、僕にとっての財産になるはずだから。というわけで、日本全国、どこでも出没します。皆様、宜しくお願い致します。
(決して、JALのマイルを貯める為の方策ではないので、悪しからずw)
写真は氷見・越田商店さん。越田喜一郎君とのお付き合いは2年以上。彼との出会いがなければ…このプロジェクトは近日ローンチ予定。ご期待ください。
2023年09月03日
【ブランドイメージの本質とは?】シウマイ弁当の値上げで思う事
数日前、崎陽軒さんのニュースをメディアで知りました。昨年に続き、10月1日から更に値上げとの事。
詳細はこちらを。
崎陽軒、シウマイ弁当50円上げ950円 122品目値上げ(8/31 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313H20R30C23A8000000/
全く規模感は違いますが、思うところがあるので、纏めてみようと思います。
まず値上げに関して。
値上げ自体は同業者として仕方がないのかな?と思っています。確かに仕入れ価格の高騰、人件費の上昇という経済環境から考えたら致し方ないのかな、と。むしろ、価格転嫁をして売り上げが確保できない方が問題だと思います。恐らく、そういう会社や商品って、他との差別化が出来ていなかったから、つまり価格ありきで今まで商売をしていて、ウチの売りはコレという価値、イメージを提供出来ていなかったからなのかな?と。
あくまでも私感ですが、コロナ渦を経験して、「食」に関して、大分お客様の意識が変わったな、と思っています。
大きく分けると下記2点。
①会食・外食の機会が減少したことで、「食」に対してお客様の期待度が増している事。その期待の反動というのか、以前よりもお客様ご自身が情報収集をしっかり行い、TPOに応じたお店・商品選びをされている。
②コロナ渦以前のコスパという言葉に代表されるような価値ではなく、オケージョン、商品力、サービスまでを含めた価値に対する価格感度にご満足感の基準が変わってきている
つまり、お客様がお店、商品選びにコダワリを持たれるようになったという事だと思うんですよね。
そのこだわりのアンテナにひっかかるようなお店・商品づくり、情報提供、サービスをご用意することが、今の厳しい経済状況の中で生き残っていく方法なんじゃないか、と。 でも、よくよく考えると、これら一連のお店・商品づくり・情報提供・サービスに一過性がなければ、その価値は伝わりづらい。つまり、「うちはこういうお店なんです」「うちの商品はこれが命なんです」というブランドイメージがしっかり出来ていないと、これら一連の方法論が出来ていても、お客様のアンテナ・心には響かないんじゃないか?と。
つまり、提供側(お店側)が、自分達の売りをしっかりと理解できているか?
実は、そこがポイントなんじゃないか?と。
それを踏まえて、シウマイ弁当のお話。
お客様、それぞれが思うシウマイ弁当のイメージって何なのか?
僕は、「安くて美味しい」、だと思っています。このブランドイメージがあり、それを体現する商品があったから、シウマイ弁当は多くの方に支持されてきたのだと思っています。これは本当に凄い事だと思います。しかも変わらないようで、日々改善を繰り返し、そのブランドイメージを守ってきている。規模は全然違えども、この凄さ、同業者として本当に頭が下がる思いです。こういった努力がある限り、価格転嫁をしてもシウマイ弁当は売れ続けると思います、恐らく。
でも、このままシウマイ弁当の価格が上がっていってしまうと、僕が思うシウマイ弁当のブランドイメージは間違いなく変わってしまうと思います。だって、高くて美味しい、になってしまうから。つまり、時節に合わせすぎて、本来のブランド価値を損なってしまうのでは、と危惧しているわけです。
変わらないように努力をし続けることも改善。でも、ひとつの形に、成功事例にこだわり続けて本来のブランド価値を失っては元も子もない。
シウマイ弁当を変わらない美味しさで売り続けるのならば、もう1つの「安くて美味しい」を具現化しなければ、シウマイ弁当の持つ本質的なブランドイメージを守れないのでは、と感じる次第です。企業努力、つまり新商品開発や、改善ポイントの情報発信等をしっかり行い、その上で価格転嫁しかない事をお伝えしないと、ブランドイメージは守れないのでは、と。
偉そうにすいません。
でも、実は、これ、弊社にも同じことが言えるんです。この外的要因が非常に厳しい経営環境の中で、どうやってお客様にご満足いただき、利益を確保するか?本当に日々考え、行動し続けています。
経営者として、企業を変化させることは恐怖。でも、その変化が成長になれば、あの時の選択は良かったんだと後から振り返った時に思うはず。この変化を改善、成長を結果と置き換えても良いと思います。そのタイミングが今、来ている、そう実感しています。
では、何から手を付けて変化させていくのか?
それを考えるうえで必要だな、と思う事は…変えて良い事といけない事。
変えてはいけない事、つまり自社のウリ=ブランドイメージ。ブランドイメージ=自社のこだわり。
このこだわりこそが基本なんじゃないかな?と。
このこだわりを、今の時代、お客様に合わせることが変化なんじゃないか、と。
正直、その思考で日々取り組んでいますが…毎日が怖くって仕方がありません。でも、それをしなければ、確実に弊社の魅力は半減し、お客様の支持を得られなくなるのは明白なので…やるしかないです。
全てはお客様に美味しい、ご満足していただく為に…
うお時のこだわりを磨き続けるしかない。
そして、それをお客様、スタッフに判る形で提案・提供し続けるしかない。
清高、まだまだです。
5月にローンチした「きんのとき」からのスピンオフ商品で、うお時チャンネルで販売スタートした【横浜蔦金商店】鮭の塩焼き海苔弁。
うお時のモットー「手軽に、手作りで美味しいを召し上がって頂きたい」をカタチにしたお弁当です。「うお時」らしく、「きんのとき」よりもリーズナブルな価格設定になっています。是非、MTG等でご活用頂ければ幸いです。
詳細はこちらを。
崎陽軒、シウマイ弁当50円上げ950円 122品目値上げ(8/31 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC313H20R30C23A8000000/
全く規模感は違いますが、思うところがあるので、纏めてみようと思います。
まず値上げに関して。
値上げ自体は同業者として仕方がないのかな?と思っています。確かに仕入れ価格の高騰、人件費の上昇という経済環境から考えたら致し方ないのかな、と。むしろ、価格転嫁をして売り上げが確保できない方が問題だと思います。恐らく、そういう会社や商品って、他との差別化が出来ていなかったから、つまり価格ありきで今まで商売をしていて、ウチの売りはコレという価値、イメージを提供出来ていなかったからなのかな?と。
あくまでも私感ですが、コロナ渦を経験して、「食」に関して、大分お客様の意識が変わったな、と思っています。
大きく分けると下記2点。
①会食・外食の機会が減少したことで、「食」に対してお客様の期待度が増している事。その期待の反動というのか、以前よりもお客様ご自身が情報収集をしっかり行い、TPOに応じたお店・商品選びをされている。
②コロナ渦以前のコスパという言葉に代表されるような価値ではなく、オケージョン、商品力、サービスまでを含めた価値に対する価格感度にご満足感の基準が変わってきている
つまり、お客様がお店、商品選びにコダワリを持たれるようになったという事だと思うんですよね。
そのこだわりのアンテナにひっかかるようなお店・商品づくり、情報提供、サービスをご用意することが、今の厳しい経済状況の中で生き残っていく方法なんじゃないか、と。 でも、よくよく考えると、これら一連のお店・商品づくり・情報提供・サービスに一過性がなければ、その価値は伝わりづらい。つまり、「うちはこういうお店なんです」「うちの商品はこれが命なんです」というブランドイメージがしっかり出来ていないと、これら一連の方法論が出来ていても、お客様のアンテナ・心には響かないんじゃないか?と。
つまり、提供側(お店側)が、自分達の売りをしっかりと理解できているか?
実は、そこがポイントなんじゃないか?と。
それを踏まえて、シウマイ弁当のお話。
お客様、それぞれが思うシウマイ弁当のイメージって何なのか?
僕は、「安くて美味しい」、だと思っています。このブランドイメージがあり、それを体現する商品があったから、シウマイ弁当は多くの方に支持されてきたのだと思っています。これは本当に凄い事だと思います。しかも変わらないようで、日々改善を繰り返し、そのブランドイメージを守ってきている。規模は全然違えども、この凄さ、同業者として本当に頭が下がる思いです。こういった努力がある限り、価格転嫁をしてもシウマイ弁当は売れ続けると思います、恐らく。
でも、このままシウマイ弁当の価格が上がっていってしまうと、僕が思うシウマイ弁当のブランドイメージは間違いなく変わってしまうと思います。だって、高くて美味しい、になってしまうから。つまり、時節に合わせすぎて、本来のブランド価値を損なってしまうのでは、と危惧しているわけです。
変わらないように努力をし続けることも改善。でも、ひとつの形に、成功事例にこだわり続けて本来のブランド価値を失っては元も子もない。
シウマイ弁当を変わらない美味しさで売り続けるのならば、もう1つの「安くて美味しい」を具現化しなければ、シウマイ弁当の持つ本質的なブランドイメージを守れないのでは、と感じる次第です。企業努力、つまり新商品開発や、改善ポイントの情報発信等をしっかり行い、その上で価格転嫁しかない事をお伝えしないと、ブランドイメージは守れないのでは、と。
偉そうにすいません。
でも、実は、これ、弊社にも同じことが言えるんです。この外的要因が非常に厳しい経営環境の中で、どうやってお客様にご満足いただき、利益を確保するか?本当に日々考え、行動し続けています。
経営者として、企業を変化させることは恐怖。でも、その変化が成長になれば、あの時の選択は良かったんだと後から振り返った時に思うはず。この変化を改善、成長を結果と置き換えても良いと思います。そのタイミングが今、来ている、そう実感しています。
では、何から手を付けて変化させていくのか?
それを考えるうえで必要だな、と思う事は…変えて良い事といけない事。
変えてはいけない事、つまり自社のウリ=ブランドイメージ。ブランドイメージ=自社のこだわり。
このこだわりこそが基本なんじゃないかな?と。
このこだわりを、今の時代、お客様に合わせることが変化なんじゃないか、と。
正直、その思考で日々取り組んでいますが…毎日が怖くって仕方がありません。でも、それをしなければ、確実に弊社の魅力は半減し、お客様の支持を得られなくなるのは明白なので…やるしかないです。
全てはお客様に美味しい、ご満足していただく為に…
うお時のこだわりを磨き続けるしかない。
そして、それをお客様、スタッフに判る形で提案・提供し続けるしかない。
清高、まだまだです。
5月にローンチした「きんのとき」からのスピンオフ商品で、うお時チャンネルで販売スタートした【横浜蔦金商店】鮭の塩焼き海苔弁。
うお時のモットー「手軽に、手作りで美味しいを召し上がって頂きたい」をカタチにしたお弁当です。「うお時」らしく、「きんのとき」よりもリーズナブルな価格設定になっています。是非、MTG等でご活用頂ければ幸いです。
2023年08月26日
【アラフィフにして迷う】what can I do for…
突然ですが、昨晩、NHKの”ドキュメント72時間”を観た。
この番組、以前から大好きで、割と観ている方だと思う。まぁ、必ず毎週観ている番組というのは、殆どないのですが。
昨晩(8/25)のOAは、『異国の地のアフガニスタン食堂で 完全版』というタイトル。パキスタンに逃れたアフガニスタン人を焦点に当てて番組が制作されていいました。詳しくはこちら。NHK+だとまだ観れるみたいなので、ご興味ある方は是非、ご覧ください。
で、この番組の中に登場してくる人物の中で、一晩経っても僕の頭から消えない人がいた。
彼はアフガン人、その中でも少数派の民族出身で、カブールを追われパキスタンに逃れてきた。パキスタンでバス運転手の仕事に一旦はつくものの、緑内障を発症し、失業している。その彼がインタビューで「自分のためだけに生きることは、決して幸せになれない」とコメントしていた。
この発言に僕の心は無意識に反応してた。心の中の塊みたいなものを感じた、というのが正直な感想かもしれない。
40代に入り、これでもか!っていうほどの事を経験し、乗り越えてきた自負は正直あるけれど・・・・
今の僕は、多分、抜け殻みたいなものなのかもしれないな、と。スタッフや周囲の方々に助けられて、何とか今がある訳だし、それは本当に感謝すべき事だと理解をしているのだけれど…愉しいや幸せ、という実感が全くなく、1日1日があっという間に過ぎてしまう。気がつけば自宅で毎晩一人でご飯を食べ、お酒を飲み、なかなか寝付ず短い睡眠をとり、気怠さを感じつつ翌朝目覚めて職場へ、同じ生活の繰り返し。休みは殆どなく、あったとしてもほぼ引きこもり状態。相変わらず週末にスーパーに行くのが苦手で…。
正直こんなんでいいのか?って。なんの為に、日々を過ごしているんだろう?って。
多分、僕は、ある一定の時期から、こういう事を考えるのを意識的にやめていたんだと思う。日々のキツイ生活の中で、その1日を生き抜くこと(これは文字通り、僕と会社が生き残るという事、お金だけじゃなく存在という意味で)だけで目一杯だったからかもしれない。離婚か自己破産を悩んだ時に、離婚を選択して、その責任を全う出来なかったことから逃げていたのかもしれない。誰かの為でなく、自分のために頑張らなきゃってここ数年思ってた。それは誰かをこれ以上、失う事が怖かったから。いずれにしても、ここ数年、自分を見つめる事から逃げ、考えることを止めていたんだろうな。自分の幸せとは何ぞや?を考えることを。
上記アフガンの男性は、僕から見れば絶望的な状況下にあっても、「NGOに参加して、アフガン難民のために働きたい」と。アフガンにした時でさえ、少数民族出身という事で迫害を受けていたのにも関わらず、その上、難民として滞在しているパキスタンという異国の地で、こんなに自分のしたい事がはっきり自覚し、それに向かっている…本当に素晴らしいし、正直、羨ましい。
もうじき49歳になるというのに人生悩みっぱなしです。孔子は「四十にして迷わず」と言っていたのに。
僕は、どうしたら「実感」出来るのだろうか?
清高、まだまだです。本当に。
この番組、以前から大好きで、割と観ている方だと思う。まぁ、必ず毎週観ている番組というのは、殆どないのですが。
昨晩(8/25)のOAは、『異国の地のアフガニスタン食堂で 完全版』というタイトル。パキスタンに逃れたアフガニスタン人を焦点に当てて番組が制作されていいました。詳しくはこちら。NHK+だとまだ観れるみたいなので、ご興味ある方は是非、ご覧ください。
で、この番組の中に登場してくる人物の中で、一晩経っても僕の頭から消えない人がいた。
彼はアフガン人、その中でも少数派の民族出身で、カブールを追われパキスタンに逃れてきた。パキスタンでバス運転手の仕事に一旦はつくものの、緑内障を発症し、失業している。その彼がインタビューで「自分のためだけに生きることは、決して幸せになれない」とコメントしていた。
この発言に僕の心は無意識に反応してた。心の中の塊みたいなものを感じた、というのが正直な感想かもしれない。
40代に入り、これでもか!っていうほどの事を経験し、乗り越えてきた自負は正直あるけれど・・・・
今の僕は、多分、抜け殻みたいなものなのかもしれないな、と。スタッフや周囲の方々に助けられて、何とか今がある訳だし、それは本当に感謝すべき事だと理解をしているのだけれど…愉しいや幸せ、という実感が全くなく、1日1日があっという間に過ぎてしまう。気がつけば自宅で毎晩一人でご飯を食べ、お酒を飲み、なかなか寝付ず短い睡眠をとり、気怠さを感じつつ翌朝目覚めて職場へ、同じ生活の繰り返し。休みは殆どなく、あったとしてもほぼ引きこもり状態。相変わらず週末にスーパーに行くのが苦手で…。
正直こんなんでいいのか?って。なんの為に、日々を過ごしているんだろう?って。
多分、僕は、ある一定の時期から、こういう事を考えるのを意識的にやめていたんだと思う。日々のキツイ生活の中で、その1日を生き抜くこと(これは文字通り、僕と会社が生き残るという事、お金だけじゃなく存在という意味で)だけで目一杯だったからかもしれない。離婚か自己破産を悩んだ時に、離婚を選択して、その責任を全う出来なかったことから逃げていたのかもしれない。誰かの為でなく、自分のために頑張らなきゃってここ数年思ってた。それは誰かをこれ以上、失う事が怖かったから。いずれにしても、ここ数年、自分を見つめる事から逃げ、考えることを止めていたんだろうな。自分の幸せとは何ぞや?を考えることを。
上記アフガンの男性は、僕から見れば絶望的な状況下にあっても、「NGOに参加して、アフガン難民のために働きたい」と。アフガンにした時でさえ、少数民族出身という事で迫害を受けていたのにも関わらず、その上、難民として滞在しているパキスタンという異国の地で、こんなに自分のしたい事がはっきり自覚し、それに向かっている…本当に素晴らしいし、正直、羨ましい。
もうじき49歳になるというのに人生悩みっぱなしです。孔子は「四十にして迷わず」と言っていたのに。
僕は、どうしたら「実感」出来るのだろうか?
清高、まだまだです。本当に。
2023年08月21日
【8月は繁忙期】数年ぶりの現場復帰です
8月は、弊社にとっては繁忙期。飲食店さんと繁忙期が違うんですよね。
コロナ渦以前、弊社は芸能・放送関係のお客様が、その売り上げを占めていました。コンサートやイベント、TVやCMの収録(ロケ)など。ご推察のように、この業界のお客様はコロナ渦で縮小を余儀なくされました。コンサートやイベントはともかく、TVやCM収録が減ったというと驚かれるかもしれませんね。普通にOAされていたので。でも明らかに売上が減ったのです。
では、収録関係が減った理由としては・・・・
①明らかにスタジオ収録が増え、ロケが減った。
②密を避ける意味合いからか、撮影隊の人員が減った。
この2点が考えられますが、明らかにコロナ渦以前に比べて、ご注文件数・数量が減り、弊社にとっては厳しい状況となっていました。
つまりお得意さんが元気がなくなった余波で、弊社も厳しくなった。そういうイメージです。
でも厳しいとばかり言っても仕方がないので、この間、弊社は既存のお客様ではない業界・方々にへの販路拡大を進めてきました。
具体的には・・・・
①一般企業、つまりホワイトカラーの皆様のセミナー、会議用のお弁当
②MR(製薬企業様)のドクター訪問用のお弁当
一言でいえば、狭く深くだった販売チャンネルを、広く薄くに作り直すイメージです。
この販路拡大のために行ったのが、多ブランドチャンネル化です。
横濱うお時のクオリティを保ちつつ、違うイメージのご商品を提供することで、新規お客様の獲得、他のブランドへの再注文によるリピートユーザー層の拡大。また、各ブランドをしっかり作りこむ事で、特にMRマーケットのお客様への訴求を行える、そう考えたためです。
2年をかけて、洋食喫茶イセザキ・濱乃や・きんのとき、という3つのブランドをローンチ、販売スタートすることになりました。
デリバリーサイトへの掲載もあり、2021年期から徐々にホワイトカラーのお客様が増え始め、22年期には年間契約で企業様のお弁当を定期的に受注するようになり、順調に売上回復してきました。
そして2023年。コロナ渦が5類に移行し・・・・人流が戻ってきました。
弊社の元々コアなお客様のご注文が戻ってきました。
しかも、面白い変化が起きます。
①多ブランド化による、短期間でのリピートご注文の増加
うお時→洋食喫茶イセザキの流れが増え、お客様の中で繰り返しご注文を頂ける方が増えてきている
②4ブランドになった為に、連日開催のセミナーのお客様が弊社に1元注文を頂けるようになった。
違うお弁当屋さんを頼まなくても、毎日違うイメージの商品を弊社は提供出来る為
③金土日に集中しがちだったご注文が、平日に均等にご予約が入るようになってきた。
④濱乃や、きんのとき、の売上が徐々に上がってきて、全体として単価UPに繋がってきている
⑤物価高騰、人財不足が原因なのか、芸能・放送関連のお客様のお弁当単価もコロナ渦以前に比べて10~15%上昇
なんだかいい事ばかりのようですが、好事、魔多し。
こういう時には、想像していないようなことが起きたりします。
色々起きていますが、僕的に一番のピンチは・・・・キッチンのエーススタッフの緊急入院。しかもお盆休み前。
幸い経過は順調のようですが、1か月はお休みになりそうで・・・・
というわけで、週1日ですがキッチン復帰しました。数年ぶりに。
僕がキッチンで調理するのを見たことがないスタッフも多くて。w
正直、ちゃんと出来るか心配でしたが、身体って覚えているものですね。意外と…。しかもメニューやスタッフも変わっているので、現場に入ることで見えるもの・判ることが多い。現場百篇と言いますが、まさにそうだと感じています。僕が考えてなかったような工夫をスタッフみんながしているのを多々見つけています。いや、本当にありがたいです。
早くエース君が復帰してくれることを祈りつつ、久々のキッチンを楽しみながら、色々と学び直そうと思っています。無論、デリバリーに出て、お客様とお話をすることも継続しながら。熱い夏になりそうです。皆様、熱中症にきをつけて頑張りましょう!
追記:最近お届けに伺ったお客様です。
コロナ渦以前、弊社は芸能・放送関係のお客様が、その売り上げを占めていました。コンサートやイベント、TVやCMの収録(ロケ)など。ご推察のように、この業界のお客様はコロナ渦で縮小を余儀なくされました。コンサートやイベントはともかく、TVやCM収録が減ったというと驚かれるかもしれませんね。普通にOAされていたので。でも明らかに売上が減ったのです。
では、収録関係が減った理由としては・・・・
①明らかにスタジオ収録が増え、ロケが減った。
②密を避ける意味合いからか、撮影隊の人員が減った。
この2点が考えられますが、明らかにコロナ渦以前に比べて、ご注文件数・数量が減り、弊社にとっては厳しい状況となっていました。
つまりお得意さんが元気がなくなった余波で、弊社も厳しくなった。そういうイメージです。
でも厳しいとばかり言っても仕方がないので、この間、弊社は既存のお客様ではない業界・方々にへの販路拡大を進めてきました。
具体的には・・・・
①一般企業、つまりホワイトカラーの皆様のセミナー、会議用のお弁当
②MR(製薬企業様)のドクター訪問用のお弁当
一言でいえば、狭く深くだった販売チャンネルを、広く薄くに作り直すイメージです。
この販路拡大のために行ったのが、多ブランドチャンネル化です。
横濱うお時のクオリティを保ちつつ、違うイメージのご商品を提供することで、新規お客様の獲得、他のブランドへの再注文によるリピートユーザー層の拡大。また、各ブランドをしっかり作りこむ事で、特にMRマーケットのお客様への訴求を行える、そう考えたためです。
2年をかけて、洋食喫茶イセザキ・濱乃や・きんのとき、という3つのブランドをローンチ、販売スタートすることになりました。
デリバリーサイトへの掲載もあり、2021年期から徐々にホワイトカラーのお客様が増え始め、22年期には年間契約で企業様のお弁当を定期的に受注するようになり、順調に売上回復してきました。
そして2023年。コロナ渦が5類に移行し・・・・人流が戻ってきました。
弊社の元々コアなお客様のご注文が戻ってきました。
しかも、面白い変化が起きます。
①多ブランド化による、短期間でのリピートご注文の増加
うお時→洋食喫茶イセザキの流れが増え、お客様の中で繰り返しご注文を頂ける方が増えてきている
②4ブランドになった為に、連日開催のセミナーのお客様が弊社に1元注文を頂けるようになった。
違うお弁当屋さんを頼まなくても、毎日違うイメージの商品を弊社は提供出来る為
③金土日に集中しがちだったご注文が、平日に均等にご予約が入るようになってきた。
④濱乃や、きんのとき、の売上が徐々に上がってきて、全体として単価UPに繋がってきている
⑤物価高騰、人財不足が原因なのか、芸能・放送関連のお客様のお弁当単価もコロナ渦以前に比べて10~15%上昇
なんだかいい事ばかりのようですが、好事、魔多し。
こういう時には、想像していないようなことが起きたりします。
色々起きていますが、僕的に一番のピンチは・・・・キッチンのエーススタッフの緊急入院。しかもお盆休み前。
幸い経過は順調のようですが、1か月はお休みになりそうで・・・・
というわけで、週1日ですがキッチン復帰しました。数年ぶりに。
僕がキッチンで調理するのを見たことがないスタッフも多くて。w
正直、ちゃんと出来るか心配でしたが、身体って覚えているものですね。意外と…。しかもメニューやスタッフも変わっているので、現場に入ることで見えるもの・判ることが多い。現場百篇と言いますが、まさにそうだと感じています。僕が考えてなかったような工夫をスタッフみんながしているのを多々見つけています。いや、本当にありがたいです。
早くエース君が復帰してくれることを祈りつつ、久々のキッチンを楽しみながら、色々と学び直そうと思っています。無論、デリバリーに出て、お客様とお話をすることも継続しながら。熱い夏になりそうです。皆様、熱中症にきをつけて頑張りましょう!
追記:最近お届けに伺ったお客様です。
2023年06月18日
【6月は憂鬱な時期】売り上げが良くなればなるほど…
6月18日(日) 今日も元気に休日出勤中です。w
5月15日に弊社新ブランド「きんのとき」をローンチして、25日にデリバリーサイト「ごちクル」&「くるめし弁当」に出店している、横浜・うお時の人気商品群の値上げを敢行して、気がつけば6月も半ばになってしまいました。この1か月間は本当に慌ただしいというか、時間に追われっぱなしというべきか。
このローンチと価格改定、本当にタイミング悩みました。特に価格改定に関しては、デリバリーサイトでの販売価格が864円→900円(税込み)となることから、予算ありきでお弁当を探されているお客様にとっては、機会損失にしかならず、結果的に、売り上げダウンにつながってしまうのではないか?という危惧を持ちながらの判断でした。
ただ、事前データで、弊社をご利用(ご予約)のお客様のうち、約4割が外部流入、つまり検索サイトで「横浜うお時」を探し、そこに出てきた、デリバリーサイトのページ、及び自店ホームページにてご注文を頂いているというデータがあったので、問題はお客様のご予算、価格感なのかな?と思い決断した次第です。とはいえ、6割は、デリバリーサイト内での検索でご注文を頂いていたわけですから、正直、かなり不安材料でした。
それから約3週間が経ち・・・・現状を分析すると面白い結果が。
①25日~月末にかけて、一時的に注文件数・個数は減ったものの、6月に入り前月以上の注文数になってきている
②既存のお客様ではない企業様からのご注文が、デリバリーサイト経由で増えてきている
②価格を据え置いた自社HPへのご注文件数・数量が増えてきている
つまり、約4割のリピートのお客様のご注文はそのままで、且つ、デリバリーサイトではなく、自社への直接注文が増えてきている。
これは、中・長期的に見れば、デリバリーサイトへ弊社が支払う「外注費」が減り、収益改善に繋がる。
まぁ、その分、僕もデリバリーで走り回る事になりますが、これはこれでアリ、嬉しい結果です。
また、その他、残りの6割のお客様に関しては、弊社が元々得意としていたメディアやエンタメ系だけでなく、建築や通信、IT、サービス業など、多種多様な方々から、ご注文が入り、且つ拡大中。これは、正直、想像をしてなかった結果です。
その原因として考えたのは、価格を上げたことで、結果的に、今までお届けしていなかったお客様のご予算層にFITしたのだろう、と。
つまり、「捨てる神あれば、拾う神もあり」。価格を上げたことで、新たなるお客様層への露出・獲得が可能になったという事。
まだまだ続くと予想される、物価高騰の中で、より高価格でのお弁当を探していらっしゃるお客様層にキャッチ出来たのは、正直、かなり嬉しい状況です。
この新たなるお客様層にキャッチ出来たからか、「きんのとき」も販売2か月目にして、月産で1000食を優に超えそうです。今まで幾つかのブランドを開発し、ローンチしてきましたが、この短期間でこの数字は初めてです。秋頃までには、どれくらいまで伸びるのか、期待大です。
というわけで、弊社、物価高騰の余波を受けつつも、何とか。この波を越えられそうなんですが…
でも、経営者って、売上が上がったからと言って、単純に喜べないのが…なのです。
現状、僕の悩みは2つ。
1つは人財採用。いくら付加価値のあるお弁当を考えて、お届けするにしても、やはりある程度の生産能力の向上が必要。作業工数を見直し、改善をし続けていくにしても、やはり限度がある。お客様にご興味を持って頂き、ご予約をして頂ける段になって、製造数を大幅に超えてしまっていた場合、お断りをしなくてはいけなくなる。つまり、お客様のご期待に応えられない事になり、機会損失に繋がってしまう。
なので、スタッフの増員が必要なのだけど、これが今、本当に難しい。
もう1つは、キャッシュフロー。お勤めの方にはピンと来ないかもしれませんが、弊社は企業様をメインに商売を行っているので、基本、売掛、つまり請求書を送付して、お客様にお振り込んで頂く。大体、月末締めで、翌月末にご入金をして頂くわけですが、当然、その間に、仕入れや、給与などの支払いがある、つまり、その分を立て替えなきゃいけない。その為には、ある程度、資金をプールしてなければいけないのですが、弊社も含め飲食関連の皆さんは、コロナ渦で赤字だったところが多く、この資金(貯金というべきか?)を減らしてしまっているところが大多数かと想像できます。毎月の売上がほぼ一定額であれば、出ていく支払いもほぼ一定になるのですが、きつかったところから急激に伸びてくると、この立て替え(支払い)の、売上に対して支払い同じ比率で合っても、額面が大きくなり、本当に厳しくなる。
最悪の場合、黒字だけど、お金が回らず、黒字破産なんてことだってあり得る。
売上が急激に伸びれば伸びるほど・・・・
人とお金の問題が出てくる。
心配性な僕にとっては、社長業というのは、本当にストレスフル、メンタルにきます。
今までだったら鬱病を再発しかねない状況かもです。でも、多分、弊社が物価高騰の波を越えられそうなように、僕も何とか乗り越えられそうな気がします。だって今までも、何とかなってきたし、その間にいろんな考え方や、専門知識を持った方に相談できるようになったから。
むしろ、人とお金の問題がある、という事は、それだけ伸びしろ、改善点があるって、そう考えるようにしないと、やってられない!
と自分に言い聞かせています。
これから予想される飲食の閉店・倒産ラッシュの中だからこそ、ピンチはチャンスと捉えられたら…と弱気な社長ですが思っています。
さて、今日、最後のデリバリーに行ってきます!
貧乏暇なし、忙しくて不安を忘れられれば良いのですが。w
写真はうお時初代、つまり僕のおじいちゃん、渡邉時太郎。撮影時期は昭和5~10年ぐらいとの事。
ちなみに、おばあちゃんと所帯を持って、独立・開店したのが昭和15年。
渡邉の血、どうやら「危機に際して、心が躍る」みたいです。
5月15日に弊社新ブランド「きんのとき」をローンチして、25日にデリバリーサイト「ごちクル」&「くるめし弁当」に出店している、横浜・うお時の人気商品群の値上げを敢行して、気がつけば6月も半ばになってしまいました。この1か月間は本当に慌ただしいというか、時間に追われっぱなしというべきか。
このローンチと価格改定、本当にタイミング悩みました。特に価格改定に関しては、デリバリーサイトでの販売価格が864円→900円(税込み)となることから、予算ありきでお弁当を探されているお客様にとっては、機会損失にしかならず、結果的に、売り上げダウンにつながってしまうのではないか?という危惧を持ちながらの判断でした。
ただ、事前データで、弊社をご利用(ご予約)のお客様のうち、約4割が外部流入、つまり検索サイトで「横浜うお時」を探し、そこに出てきた、デリバリーサイトのページ、及び自店ホームページにてご注文を頂いているというデータがあったので、問題はお客様のご予算、価格感なのかな?と思い決断した次第です。とはいえ、6割は、デリバリーサイト内での検索でご注文を頂いていたわけですから、正直、かなり不安材料でした。
それから約3週間が経ち・・・・現状を分析すると面白い結果が。
①25日~月末にかけて、一時的に注文件数・個数は減ったものの、6月に入り前月以上の注文数になってきている
②既存のお客様ではない企業様からのご注文が、デリバリーサイト経由で増えてきている
②価格を据え置いた自社HPへのご注文件数・数量が増えてきている
つまり、約4割のリピートのお客様のご注文はそのままで、且つ、デリバリーサイトではなく、自社への直接注文が増えてきている。
これは、中・長期的に見れば、デリバリーサイトへ弊社が支払う「外注費」が減り、収益改善に繋がる。
まぁ、その分、僕もデリバリーで走り回る事になりますが、これはこれでアリ、嬉しい結果です。
また、その他、残りの6割のお客様に関しては、弊社が元々得意としていたメディアやエンタメ系だけでなく、建築や通信、IT、サービス業など、多種多様な方々から、ご注文が入り、且つ拡大中。これは、正直、想像をしてなかった結果です。
その原因として考えたのは、価格を上げたことで、結果的に、今までお届けしていなかったお客様のご予算層にFITしたのだろう、と。
つまり、「捨てる神あれば、拾う神もあり」。価格を上げたことで、新たなるお客様層への露出・獲得が可能になったという事。
まだまだ続くと予想される、物価高騰の中で、より高価格でのお弁当を探していらっしゃるお客様層にキャッチ出来たのは、正直、かなり嬉しい状況です。
この新たなるお客様層にキャッチ出来たからか、「きんのとき」も販売2か月目にして、月産で1000食を優に超えそうです。今まで幾つかのブランドを開発し、ローンチしてきましたが、この短期間でこの数字は初めてです。秋頃までには、どれくらいまで伸びるのか、期待大です。
というわけで、弊社、物価高騰の余波を受けつつも、何とか。この波を越えられそうなんですが…
でも、経営者って、売上が上がったからと言って、単純に喜べないのが…なのです。
現状、僕の悩みは2つ。
1つは人財採用。いくら付加価値のあるお弁当を考えて、お届けするにしても、やはりある程度の生産能力の向上が必要。作業工数を見直し、改善をし続けていくにしても、やはり限度がある。お客様にご興味を持って頂き、ご予約をして頂ける段になって、製造数を大幅に超えてしまっていた場合、お断りをしなくてはいけなくなる。つまり、お客様のご期待に応えられない事になり、機会損失に繋がってしまう。
なので、スタッフの増員が必要なのだけど、これが今、本当に難しい。
もう1つは、キャッシュフロー。お勤めの方にはピンと来ないかもしれませんが、弊社は企業様をメインに商売を行っているので、基本、売掛、つまり請求書を送付して、お客様にお振り込んで頂く。大体、月末締めで、翌月末にご入金をして頂くわけですが、当然、その間に、仕入れや、給与などの支払いがある、つまり、その分を立て替えなきゃいけない。その為には、ある程度、資金をプールしてなければいけないのですが、弊社も含め飲食関連の皆さんは、コロナ渦で赤字だったところが多く、この資金(貯金というべきか?)を減らしてしまっているところが大多数かと想像できます。毎月の売上がほぼ一定額であれば、出ていく支払いもほぼ一定になるのですが、きつかったところから急激に伸びてくると、この立て替え(支払い)の、売上に対して支払い同じ比率で合っても、額面が大きくなり、本当に厳しくなる。
最悪の場合、黒字だけど、お金が回らず、黒字破産なんてことだってあり得る。
売上が急激に伸びれば伸びるほど・・・・
人とお金の問題が出てくる。
心配性な僕にとっては、社長業というのは、本当にストレスフル、メンタルにきます。
今までだったら鬱病を再発しかねない状況かもです。でも、多分、弊社が物価高騰の波を越えられそうなように、僕も何とか乗り越えられそうな気がします。だって今までも、何とかなってきたし、その間にいろんな考え方や、専門知識を持った方に相談できるようになったから。
むしろ、人とお金の問題がある、という事は、それだけ伸びしろ、改善点があるって、そう考えるようにしないと、やってられない!
と自分に言い聞かせています。
これから予想される飲食の閉店・倒産ラッシュの中だからこそ、ピンチはチャンスと捉えられたら…と弱気な社長ですが思っています。
さて、今日、最後のデリバリーに行ってきます!
貧乏暇なし、忙しくて不安を忘れられれば良いのですが。w
写真はうお時初代、つまり僕のおじいちゃん、渡邉時太郎。撮影時期は昭和5~10年ぐらいとの事。
ちなみに、おばあちゃんと所帯を持って、独立・開店したのが昭和15年。
渡邉の血、どうやら「危機に際して、心が躍る」みたいです。
2023年05月29日
【社長あるある】段々、数字が好きになって来ました…
5月29日
5月15日、ちょうど2週間前に新ブランド『きんのとき』をローンチしたわけですが、本当にあっという間で。各種メディアに取り上げて頂いたことで、自分でもびっくりするような現状になっています。改めて、『ブランドコンセプトと、そのストーリー』が本当に大事だな、と痛感しております。
この2週間の事は、こちらを
https://www.uotoki.com/e1603904.html
で、この驚きを、どうやったら客観的に見ることができるか?
辿り着いた答えが、やっぱり数字なんですよね。売上だけではなく、ホームページの反響、製造にかかった工数・時間、そういったものを説明しようとすると、どうしても主観が入ってしまう。その主観というのは、あくまで自分の感覚で事象を捉えて、考えて、発信するものだから、人によって、その差異が出てしまう。
でも、数字に置き換えると、かなり現実的、客観的に説明できる。
ただ、難しいのが、その数字が、何に比べて、どう違うのか?それがいいことなのか?悪いことなのか?という比較をしてあげないと、多くのスタッフは理解が出来ない。何故なら、スタッフみんなが数字を意識して、毎日仕事をしているわけではないですから。
弊社の場合だと、恐らく製造個数、売上くらいは日々意識していると思うけど、それが月単位、年単位なんて・・・。
というわけで、過去3年間の決算書と損益計算書を見直して、数値化、データ化してみました。
例えば・・・・
①自社に直接ご注文をくださるお客様の割合
②お客様の平均単価。(1個当たりの購買単価)
③ホームページビュー数から受注に至る割合
④物価上昇による仕入れ価格の高騰、それがいつ頃から顕著になってきたのか?
などなど、他にも色々ありますが、これらを数字に落とし込んでみました。
この作業、スタッフに現状把握をしてもらうために作ったのですが・・・・
細かい数字を纏めてみるだけで、全体像が見えてくる。
むしろ自分の頭の中がとてもクリアーになっていく。
そのクリアーになった状態で、「では、どう解決していくか?」、あるいは「伸ばしていくか?」の方法論を考えれば良いわけで、感覚だよりの判断より、より明確に、且つ、スピーディーに経営判断が出来るようになる。やっぱり「数字は嘘つかない」と同時に「数字管理が会社経営の基本」というのを改めて痛感している次第です。
でも、この基本の大切さを学んだのは、やっぱり、過去の失敗からです。
確かにサラリーマン時代から数字やデータの重要性は理解していた。(と思います)。でも、年商が小さく、自分も現場に入らなければならないようになると、本当に今日、明日の事しか考えられなくなる。そうなると、数字を段々意識していかなくなる。結果、勘だよりの経営になり、気がつくと大きな落とし穴にはまり…最悪、本当に改善点を見出すことが出来ず、結果、より大きな損害を生むことになる。下手したら破産や廃業だったかも。
無論、数字管理だけでは会社経営できません。数字はあくまでも実績の積み重ね、なのですから。
この数字を活かすも、殺すも、恐らく大切なのが経営者の「勘」。
でも、この「勘」は感覚ではなくて、例えば、「物価上昇はいつまで続くのだろう?」、「今、流行っているものって何だろう?」、「同業者の動向はどうだろう?」といった、情報を仕入れて、自分なりに導き出した、ある種の「思考」あるいは「方向性」。
経理や財務が苦手でした。本当に。でも、本当に現場だけで感じる勘、フィーリングだけの勘というべきか、そんな経営をした結果、気がつけば大変なことになっていました。そんな轍を踏まないように、問題点の抽出、スタッフへの共有、この2点を客観的に伝えるために、自分なりに数字を分析するようになったら…意外と数字を見るのが好きになってきた気がします。無論、胃が痛くなるような数字を見なきゃいけない時はありますが。
基本に忠実に。常に感覚ではなく数字を。そして、日々、情報を集め、「勘」を研ぎ澄ませていく事。
これが経営者の仕事の基本なんじゃないか、と思う今日、この頃です。
大分、高いお金を勉強代に費やしてしまいましたが。
今でも、経営や財務は苦手です。w
清高、まだまだです。
写真は、3月下旬に鉢を植え替えた我が家のガジュマル君。
色々調べて、根詰まりが原因と判明して、鉢を大きいのに移し替えたら、あっという間に元気になりました。
問題点に気づき、対応策を考え、実行する。「おそらく」とか「多分」って感じてることの中に、本当は問題点があるんじゃないか。
だからこそ、そういう事こそ、より確実に数値化していく必要があると思います、経営者って。
弊社もこのガジュマルみたいに、一気に成果が出ると良いのですが・・・・
(ガジュマルの移し替えはこちらから)
今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。ありがとうございます。
5月15日、ちょうど2週間前に新ブランド『きんのとき』をローンチしたわけですが、本当にあっという間で。各種メディアに取り上げて頂いたことで、自分でもびっくりするような現状になっています。改めて、『ブランドコンセプトと、そのストーリー』が本当に大事だな、と痛感しております。
この2週間の事は、こちらを
https://www.uotoki.com/e1603904.html
で、この驚きを、どうやったら客観的に見ることができるか?
辿り着いた答えが、やっぱり数字なんですよね。売上だけではなく、ホームページの反響、製造にかかった工数・時間、そういったものを説明しようとすると、どうしても主観が入ってしまう。その主観というのは、あくまで自分の感覚で事象を捉えて、考えて、発信するものだから、人によって、その差異が出てしまう。
でも、数字に置き換えると、かなり現実的、客観的に説明できる。
ただ、難しいのが、その数字が、何に比べて、どう違うのか?それがいいことなのか?悪いことなのか?という比較をしてあげないと、多くのスタッフは理解が出来ない。何故なら、スタッフみんなが数字を意識して、毎日仕事をしているわけではないですから。
弊社の場合だと、恐らく製造個数、売上くらいは日々意識していると思うけど、それが月単位、年単位なんて・・・。
というわけで、過去3年間の決算書と損益計算書を見直して、数値化、データ化してみました。
例えば・・・・
①自社に直接ご注文をくださるお客様の割合
②お客様の平均単価。(1個当たりの購買単価)
③ホームページビュー数から受注に至る割合
④物価上昇による仕入れ価格の高騰、それがいつ頃から顕著になってきたのか?
などなど、他にも色々ありますが、これらを数字に落とし込んでみました。
この作業、スタッフに現状把握をしてもらうために作ったのですが・・・・
細かい数字を纏めてみるだけで、全体像が見えてくる。
むしろ自分の頭の中がとてもクリアーになっていく。
そのクリアーになった状態で、「では、どう解決していくか?」、あるいは「伸ばしていくか?」の方法論を考えれば良いわけで、感覚だよりの判断より、より明確に、且つ、スピーディーに経営判断が出来るようになる。やっぱり「数字は嘘つかない」と同時に「数字管理が会社経営の基本」というのを改めて痛感している次第です。
でも、この基本の大切さを学んだのは、やっぱり、過去の失敗からです。
確かにサラリーマン時代から数字やデータの重要性は理解していた。(と思います)。でも、年商が小さく、自分も現場に入らなければならないようになると、本当に今日、明日の事しか考えられなくなる。そうなると、数字を段々意識していかなくなる。結果、勘だよりの経営になり、気がつくと大きな落とし穴にはまり…最悪、本当に改善点を見出すことが出来ず、結果、より大きな損害を生むことになる。下手したら破産や廃業だったかも。
無論、数字管理だけでは会社経営できません。数字はあくまでも実績の積み重ね、なのですから。
この数字を活かすも、殺すも、恐らく大切なのが経営者の「勘」。
でも、この「勘」は感覚ではなくて、例えば、「物価上昇はいつまで続くのだろう?」、「今、流行っているものって何だろう?」、「同業者の動向はどうだろう?」といった、情報を仕入れて、自分なりに導き出した、ある種の「思考」あるいは「方向性」。
経理や財務が苦手でした。本当に。でも、本当に現場だけで感じる勘、フィーリングだけの勘というべきか、そんな経営をした結果、気がつけば大変なことになっていました。そんな轍を踏まないように、問題点の抽出、スタッフへの共有、この2点を客観的に伝えるために、自分なりに数字を分析するようになったら…意外と数字を見るのが好きになってきた気がします。無論、胃が痛くなるような数字を見なきゃいけない時はありますが。
基本に忠実に。常に感覚ではなく数字を。そして、日々、情報を集め、「勘」を研ぎ澄ませていく事。
これが経営者の仕事の基本なんじゃないか、と思う今日、この頃です。
大分、高いお金を勉強代に費やしてしまいましたが。
今でも、経営や財務は苦手です。w
清高、まだまだです。
写真は、3月下旬に鉢を植え替えた我が家のガジュマル君。
色々調べて、根詰まりが原因と判明して、鉢を大きいのに移し替えたら、あっという間に元気になりました。
問題点に気づき、対応策を考え、実行する。「おそらく」とか「多分」って感じてることの中に、本当は問題点があるんじゃないか。
だからこそ、そういう事こそ、より確実に数値化していく必要があると思います、経営者って。
弊社もこのガジュマルみたいに、一気に成果が出ると良いのですが・・・・
(ガジュマルの移し替えはこちらから)
今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。ありがとうございます。