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2021年01月20日

【ご参考になれば幸です】コロナ鬱にならないために・・・・

こんにちは、うお時・清高です。
前回の投稿「告白・僕はコロナに羅患しました」に、多くのメッセージを頂き
ありがとうございました。

僕の経験が、コロナウィルス、療養に関して、
皆様の不安や疑問を少しでも軽減することが出来ていれば
とっても嬉しいです。

閑話休題、今回も意味深なタイトルですいません。
あくまでも、僕の視点で現状を見渡し、考えると
うつ病になる人が増えそうで、本当に心配なのです。

というのも・・・・
将来・現在への不安や、人と逢えず、コミュニケーションが取れなくなると
もの凄く、孤独、疎外感を感じるようになる。
そうすると、「どうしてこんな風になっちゃったんだろう?」
「何をしていいのかわからない?」みたいに思うようになり
結果、うつ病を患ってしまう。。
まさに、コロナ禍の今、そういう風に感じている人が多いのでは?

何故、そんな事が言えるのか?
そう、僕も数年前にうつ病になったことがあるからです。

今から5年ほど前になりますが、お弁当屋さんから
所謂「中食」にビジネスを移行しようと考え、
みなとみらい地区のマークイズみなとみらい、
相模大野のボーノショッピングデンターに出店しました。

当時、料理の味には自信、こだわりがありました。
でも開店したら、本当に全く売れない。
毎日、朝から晩までお店に立ち、商品の説明をしても
なかなか手に取っててもらえず、商品が売れ始めるのは
夕方18時を過ぎて、値引きしてから。
利益が出ず、資金は底をつき、支払いが滞りがちになり
督促の電話や手紙が来るようになると、
破産という言葉が頭の中に浮かびだし、
「これから、僕はどうなるんだろう?」
「破産したら、両親、妻の暮らしはどうなるんだろう?」
そんな事を考え続けているうちに、気がつけば、
僕はうつ病になってしまったんです。

今から振り返って思うと、うつ病に至るまで、こんな自覚症状がありました。
・睡眠がちゃんと取れない。(一晩で何回も起きてしまう、そもそも寝つけない)
・普通に生活しているのに息苦しく感じる
・体中がこわばってる感じがする
・常に頭痛
・食欲が全くなくなる
・酒量が増える
・人に逢いたい、と思えないようになってくる

それが続くと
・自分で物事が決められなくなる
・喜怒哀楽、その中で、怒と哀の感情表現が多くなる
・頭の中がぼーっとして、何も考えられなくなる
・仕事柄だと思うのですが、料理をすることが死ぬほど苦痛になる
・自殺したら、どうなるんだろう、と考えるようになってしまう
実際、帰宅後、自宅でテレビを観ている時に、
無意識に、風呂上り、首に巻いてたタオルをネジネジしてて・・・
あの時、携帯が鳴ってなかったら、
僕は今、この世にいなかったかもしれません。

でも、なぜ、僕が今、うつ病を克服し、普通に生活出来てるのか、と言えば
はっきり言って、幸運だったから、それだけです。

心の中で、「あぁ、僕一人じゃ、もうこれ以上どうにもならないや」って思い
誰かに相談、あるいは愚痴れる人に話を聞いて貰わなきゃ、
僕、多分、死んじゃう。
そう思えたからです。
今から思えば、それが克服への第1歩だったと思います。

そこから、弁護士や、経営に詳しい方、あるいは同業者で
同じような立場、悩みを持っている人、お医者さんに素直に、その時の
自分の現状や体調を話したら、各々の皆さんが、それぞれの知識や経験で
解決策や、方法論を一緒に考えてくださり、
店舗を閉鎖し、それに付随した問題を解決しながら、本業の弁当屋を続け、
結果、約2~3年くらいかけて病を克服することが出来ました。
休まずに働きながら治すのは、正直、しんどかったです。

こういう方々が周囲にいるから、僕は今、生きてると実感してます。
だから幸運だったと、本当に思っています。
今でも、心から感謝しています。

コロナ禍で世の中、本当に変わってしまいました。
飲食業者だけでなく、企業で働く人にとっても
今まで普通だと思っていたことが、普通じゃない時代になってしまいました。
つまり、今迄通りじゃ、うまくいかない。
そう感じている人は、かなり多いのではないでしょうか?
不安な上に、人とコミュニケーションしづらい環境。
気持ちを発散できず、どんどん内向きになってしまって、
結果、心も体もクタクタになって、うつになってしまう。

コロナの脅威が去り、以前のように、誰もが自由に飲食や会話を
リアルの世界で出来るようになるのが一番ですが、
それさえも先が見えない現状。

だから、不安や過剰なストレスを感じてる人が、このブログを
読んで頂いていたとしたら、一言だけ。
「あなたが頑張ってうまくいかないんだったら、世の中、みんなうまくいかないよ」、と。
その上で、友達や専門家に、愚痴で良いんです、話をしてみてください。
メールやラインじゃなくて、口に出して伝える事。
そしたら、気持ちが少しは軽くなる筈。
話す事って、とっても大切なことだと思います。
そして話を続けているうちに、「こうすればひょっとしたらうまくいくかも・・・」とか
「この人に手伝ってもらえば、何とかなるかも」とか、
少しづつ、気持ちが前向きになっていきます。

愚痴ることは恰好が悪い、全ては自己責任、他人なんて信用できないって思ってる人ほど
ストレス溜めてうつ病になりやすい、と個人的には思います。
だって、以前の僕がそうだったから。

人に甘える、借りを作りたくない、と思ってるかもしれません。
でも、それはお互い様です。
自分が元気になったら、元気じゃない人を励まし、出来るレベルでサポートすれば良いと思います。
それが恩返しじゃないかと。

それと、うつ病はある意味、コロナより面倒な病気かもしれません。
だって、症状は心・気持ちという、他人から見えない部分に原因が
ある訳ですから。無論、病気になって苦しむのは自分です。
でも、それを理解してもらいにくい、そんな病気でもある訳です。
つまり、無症状のコロナ陽性者が、感染拡大をしてしまうように、
うつ病患者本人は、そんな気がなくても、周囲の人々を傷つけてしまう。
病気とは言え、本当にひどかったなぁ、と今でも悔やんでます。
だから、コロナ以上に、この病気への理解が必要な気がします。
本人にとっても、家族や周囲の人にとっても。

なんか長文になってすいません。
でも、うつ病はだれにでも起こり得る病気。
一生懸命、真面目だからこそなり得る病気。
だから、少し、肩の力を抜いて、「あぁ僕だけじゃないんだ」と思う事が大切かと。
「まぁ、なんとかなるさ」って。

ただ、これはあくまでも僕の経験なので、人によって症状や環境は違うと思うので
まぁ、こんな感じなのかな、ぐらいに読んで頂ければ幸いです。

尚、最近、ドラマ化されたこの本がおススメです。
患者、ご家族、周囲にとっても、うつ病って何?が判り易く描かれています。

【ご参考になれば幸です】コロナ鬱にならないために・・・・
元うつ病患者としては、あぁ、俺、こんなだったなぁ~と思える内容です。
是非、お試しを!

あー緊急事態宣言があけて、みんなが自由に逢えて、話して、飲んで
そんな日が早く来ることを切に願います。
皆さん、辛くなったら、まわりに愚痴っちゃいましょう!w










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Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 15:48│Comments(0)うお時関係生存報告
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